最弱が世界を救う。
秘密。
旅立ったエクスとレイン。
国として最大級を誇る、エインガルドを目指した。
エインガルドを目指す道中エクスはずっと深く考え込んでいた。どうすれば強くなるのか、と。
すると暗い顔をするエクスにレインは痺れを切らし
「ねぇねぇエクスくん。何をそんなに考えんでいるんだい?悩みなら私が聞くよ?」
と、優しく声をかけてきた。
「あ、いや特に悩み事は…ないよ…」
「まぁ、無理して言わなくていいよ。誰にだって隠したいことだってあるだろうしね!」
「そうしてくれると助かる」
エインガルドまでの道のりを知らないレインは案内の元目指していた。
エクスが通っている道はある程度整地され、悪魔が出てこないルートを選んでいた。
だが、そんなにうまくは行かなかった。
目の前にゴブリンが3体。おそらく何か木の実を探していたのだろう。
偶然はち合わせてしまった。
「ちっ!やばい、逃げるぞレイン!!」
「え?えぇ!?逃げちゃうの!?相手は魔物の中で最弱とまで呼ばれた雑魚だよ?」
「事情は後で話す!今は逃げるぞ!」
「私は逃げないよ!もしかしたらこいつらが人間を襲うかもしれない。そうなれば沢山の悲しむ人たちがいる。第一君は逃げるなら死んだがましと言ったんでしょ!」
「あぁ……くそっ。そんな事言ってたな……仕方ない」
エクスは腰につけていた片手剣を取り出し一か八かで戦うつもりだ。
ゴブリン達はこちらへ走ってきた。
ゴブリンの持つ武器は鈍器だ。
リーチはこちらの方が長い。
これなら行ける!そう思っていた矢先、すれ違いざまにエクスは鈍器で腕を殴られ剣を地面に落とす。
「ぐぁっ!!くそっやっぱ無理だ……」
エクス対ゴブリンは誰がどう見ても雑魚のゴブリンの勝ちである。それほどまでにエクスは弱い。
「まさかエクスくん弱いの!?えぇ!?」
「悪いかよ……そうだよ俺は村一番の雑魚だ」
「先に言ってよね、仕方ないな……私が倒しちゃうからね?」
半ば呆れた口調でエクスの目の前に立った。
「炎の精霊よ。我が身に力を宿さん!」
「まさかお前魔法が使えると言うのか…?」
レインは詠唱を唱えはじめた。皮膚が焼けるように周囲が熱くなる。
「ファイアースペル!!!!」
手のひらから放たれた炎はゴブリンを包み込む。
「まぁ、こんなものかな。」
ゴブリンを圧倒した魔法。
本来、魔法が使える者は高位な者のみと言われている。レインも何か隠していることがあるようだ。
「なぁ、レイン?お前は一体何者なんだ?」
「だから、前から言ってるように私は記憶がないんだよ?説明しろと言われても少し難し────ッ!そこに隠れている奴は誰だ!出てこい!」
レインは何者かの気配を感じとり、後ろを振り返る。
すると、木の影から現れた人物を見てエクスは目を見開きこう叫ぶ。
「バカ、レイン頭を下げろ!!あの紋章が見えないのか!?あれは皇族の証だぞ!」
現れたのは女性だった。
胸には皇族のみ付けるのを許されたバッジ。
真ん中に剣がありそれに巻き付くようにドラゴンがいる。
すると皇族の女性が護衛を後ろに下げ前へ出る。
「まずは驚かせた事をお詫びするわ。私は現国王のアーネスト・シャルテ。エインガルドへ向かっている途中、偶然貴方達が戦っている音が聞こえ様子を見に来たの」
凛とした表情のままエクスたちに説明した。
「それよりも貴方達は何故この森に?」
「俺……いや、私たちはとある夢のためにエインガルドに向かっております」
「夢?まぁいいわ。目的地が同じなら付いてきてもらうわ。貴方達には色々と聞きたいことがあるの」
レインは困惑したようだったが、恐らくは魔法を使ったレインのことが気になるのだろう。
「了解いたしました」
(とりあえずは無事にエインガルドに行けそうだ。)
エクスは安心したのかその場に倒れてしまった。
国として最大級を誇る、エインガルドを目指した。
エインガルドを目指す道中エクスはずっと深く考え込んでいた。どうすれば強くなるのか、と。
すると暗い顔をするエクスにレインは痺れを切らし
「ねぇねぇエクスくん。何をそんなに考えんでいるんだい?悩みなら私が聞くよ?」
と、優しく声をかけてきた。
「あ、いや特に悩み事は…ないよ…」
「まぁ、無理して言わなくていいよ。誰にだって隠したいことだってあるだろうしね!」
「そうしてくれると助かる」
エインガルドまでの道のりを知らないレインは案内の元目指していた。
エクスが通っている道はある程度整地され、悪魔が出てこないルートを選んでいた。
だが、そんなにうまくは行かなかった。
目の前にゴブリンが3体。おそらく何か木の実を探していたのだろう。
偶然はち合わせてしまった。
「ちっ!やばい、逃げるぞレイン!!」
「え?えぇ!?逃げちゃうの!?相手は魔物の中で最弱とまで呼ばれた雑魚だよ?」
「事情は後で話す!今は逃げるぞ!」
「私は逃げないよ!もしかしたらこいつらが人間を襲うかもしれない。そうなれば沢山の悲しむ人たちがいる。第一君は逃げるなら死んだがましと言ったんでしょ!」
「あぁ……くそっ。そんな事言ってたな……仕方ない」
エクスは腰につけていた片手剣を取り出し一か八かで戦うつもりだ。
ゴブリン達はこちらへ走ってきた。
ゴブリンの持つ武器は鈍器だ。
リーチはこちらの方が長い。
これなら行ける!そう思っていた矢先、すれ違いざまにエクスは鈍器で腕を殴られ剣を地面に落とす。
「ぐぁっ!!くそっやっぱ無理だ……」
エクス対ゴブリンは誰がどう見ても雑魚のゴブリンの勝ちである。それほどまでにエクスは弱い。
「まさかエクスくん弱いの!?えぇ!?」
「悪いかよ……そうだよ俺は村一番の雑魚だ」
「先に言ってよね、仕方ないな……私が倒しちゃうからね?」
半ば呆れた口調でエクスの目の前に立った。
「炎の精霊よ。我が身に力を宿さん!」
「まさかお前魔法が使えると言うのか…?」
レインは詠唱を唱えはじめた。皮膚が焼けるように周囲が熱くなる。
「ファイアースペル!!!!」
手のひらから放たれた炎はゴブリンを包み込む。
「まぁ、こんなものかな。」
ゴブリンを圧倒した魔法。
本来、魔法が使える者は高位な者のみと言われている。レインも何か隠していることがあるようだ。
「なぁ、レイン?お前は一体何者なんだ?」
「だから、前から言ってるように私は記憶がないんだよ?説明しろと言われても少し難し────ッ!そこに隠れている奴は誰だ!出てこい!」
レインは何者かの気配を感じとり、後ろを振り返る。
すると、木の影から現れた人物を見てエクスは目を見開きこう叫ぶ。
「バカ、レイン頭を下げろ!!あの紋章が見えないのか!?あれは皇族の証だぞ!」
現れたのは女性だった。
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真ん中に剣がありそれに巻き付くようにドラゴンがいる。
すると皇族の女性が護衛を後ろに下げ前へ出る。
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