#Web小説サイトの歩き方
ブックマーク、みたいな
WEB小説サイトには、読んでいる小説あるいはエピソードの場所を記録する、いわゆる「ブックマーク」機能があります。
そもそも「ブックマーク」とは、「ここまで読んだ」という目印、日本語で言うところの「栞」です。「ドッグイアー《dog ear》」も同じ意味合いですね。ネット上では、インターネット黎明期のブラウザ「Netscape」がURLを記録する機能を「bookmark」と言ったのが最初じゃないかなぁ? 以来、ブックマークと言う言葉が定着した感があります。Microsoftでは「お気に入り」と言ってますが。
要するに、インターネット上でもブックマークは目印の意味なのです。ネット上では目印を付けてアクセスしやすくすることは重要で、小説投稿サイトでもブックマーク機能がなければ使い勝手はとても悪くなることでしょう。
ただ、以前にも書きましたが、本来同じ意味であるブックマークとしおりが同時に使われていることに、個人的には少し違和感を覚えないでもないです。
では、各WEB小説サイトにおけるブックマーク機能を見て見ましょう。
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・なろう
作品の目次ページおよび閲覧ページの上部に表示される[ブックマークに追加]ボタンをクリックすると、ブックマークに登録されます。同時に設定画面が表示されます。「更新通知」にチェックマークを付けると、作品に新しいエピソードが追加されるたびにホーム画面に通知されます。「公開/非公開」はトグルスイッチになっていて、公開を選べば他のユーザーにブックマークしていることが公開されます。知られたくない時には非公開を選択します。
「なろう」のブックマークはカテゴリに分類する機能があって、1から10までのカテゴリを「カテゴリ」ドロップダウンリストから選択できます。ジャンル別にしたいなら、「異世界はカテゴリ1、エッセイはカテゴリ2」という風に使えます。設定が終わったら[設定を保存する]をクリックします。更新通知をONにしておくと、ホーム画面の浸りカラム「更新チェック中の作品」欄に作品名と更新日時、最新話数が表示されます。
ホーム画面右カラムにある「ブックマーク」をクリックすると、ブックマークに登録した作品の一覧が表示され、更新通知のON/OFFなどの設定を変更できます。
ブックマークした作品に対しては、「しおり」を設定できます。ブックマークが作品全体(目次ページ)へのリンクなら、しおりはエピソードへのリンクです。どのエピソードにしおりを設定するのかは自由ですが、読み終わったエピソードに設定することが通常でしょう。
しおりを設定するには、エピソードの閲覧ページを開き、ページトップのメニューにある「しおりを挿む」をクリックするだけです。ホーム画面の左カラムに表示される「更新チェック中の作品」欄には、しおりを挿んだエピソード番号(部分)が表示されます。
「ブックマーク」「しおり」以外に、「お気に入り」登録機能がありますが、これは小説ではなく、ユーザーに対する目印なので、今回は割愛します。
「なろう」で悩ましいのは、ブックマークの数が評価に直結していることですね。ブックマークが多ければランキングが高くなります。完結するとブックマークを外す人もいるので、長期連載が多くなり、そのうち公開する間隔が長くなる、という図式がエタる作品増加の理由なんじゃないかと思います。
・カクヨム
「カクヨム」では、ブックマーク同様の機能を「フォロー」と言っています。ただし、「ユーザーに対するフォロー」と「作品に対するフォロー」があるので、少し紛らわしいですね。前者は、「なろう」で言うところの「お気に入りユーザー」ですね。
作品をフォローするには、作品の目次ページあるいはエピソードの閲覧ページ右フレームにある[フォロー]ボタンをクリックします。これでフォローした小説が更新されると通知が来るようになりますが、注意しなければならないのは、通知は「最新話まで読んだフォロー作品」という点です。フォローしていても、途中までしか読んでいない作品が更新されても通知されません。
また、「カクヨム」には、他サイトの「しおり」に相当する機能はありません。自動的にどこまで読んだかが記録されるからです。便利である反面、落とし穴もあります。たとえば、最新話を読んだ後に第一話を読むと、既読のポイントは第一話に戻ってしまいます。順番に最初から最後まで読んで、ということかも知れません。
・マグネット!
作品ページの[ブックマーク]ボタン、あるいはエピソード閲覧ページの左上にある[ブックマーク]アイコンをクリックすると登録が行われ、ユーザーの「本棚」に表示されるようになります。しおりは、閲覧ページ左上の[しおり]アイコンをクリックすれば記録されます。しおりを設定しておくと、作品ページの[続きから読む]ボタンのクリックでしおりを設定したエピソードが表示されるようになります。
「ブックマーク」「しおり」を登録しておくと、閲覧ページにあるそれぞれのアイコンの色が青色に変化します。なお、ブックマーク登録をしなくてもしおりを設定することは可能ですが、その場合は「本棚」には表示されません。
・ノベルバ
「ノベルバ」では、ブックマークは「お気に入り」となっています。作品ページの「お気に入り」をクリック、あるいは閲覧ページの★アイコンボタンをクリックすればお気に入りに登録され、PC(ブラウザ)ではページトップの「お気に入り」リンク先のページに一覧表示されます。専用アプリでは「本棚」>「お気に入り」に表示されるようになります。
しおり機能はなく、作品ページに表示される目次で、既読のエピソードがグレーの背景色で表示されるようになります。たとえば、七話を読まずに八話を読んだ状態で目次ページに戻ると、七話の背景は白、八話の背景はグレーになっています。。
・LINEノベル
「LINEノベル」はアプリからしか閲覧できないしくみなので、ブックマークの機能もアプリにしかありません。
目次やレビューが掲載されている作品ページに表示される[お気に入り登録]をタップ、あるいは閲覧ページ下部にある[お気に入り]アイコンをタップすると、「本棚」>「お気に入り」に表示されるようになります。
しおりのような機能はなく、最後に読んだエピソードが自動的に記録されます。ただ、目次の右下部分が折った(ドッグイアーの)ように表示されるだけなので、視認性は良くありません。また、作品ページに表示されるエピソードは最初から三話分だけなので、それ以上呼んでいる場合は、ぱっと見どこまで読んだかわかりません。目次部分の「>」をタップすれば、目次一覧が表示されるのでわかりますが。
・ノベルアップ
作品の目次ページ、およびエピソードの閲覧ページ上部にある[ブックマーク]アイコンをクリックすると、その作品がブックマークに登録されます。ページ最上部のメニューにある「マイページ」をクリックし、表示されたマイページの「ブックマーク」をクリックすると、それまでにブックマークした作品が一覧表示されます。このページで「通知ON」にしておくと、作品が更新されたときに通知が表示されます。また、デフォルトでは「投稿日が新しい順」に一覧表示されていますが、「投稿日が古い順」に並べ変えることもできます。
しおりを設定するには、エピソード閲覧ページ上部にある[しおり]アイコンをクリックします。
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ブックマークやしおりは、小説を読むために欠かせない機能であると同時に、作者にとっては「読んでもらっている」という証明のようなものと言えます。特にブックマークが評価に直結する「なろう」では。たとえ数多くのブックマークを登録しても、ユーザーにとってはデメリットはほとんどないはずなので、気軽にブックマークしてもらえるとうれしいなぁと思います。たくさん使われる機能であれば、運営側も機能強化や機能追加をしようと思うかもしれませんし。
そもそも「ブックマーク」とは、「ここまで読んだ」という目印、日本語で言うところの「栞」です。「ドッグイアー《dog ear》」も同じ意味合いですね。ネット上では、インターネット黎明期のブラウザ「Netscape」がURLを記録する機能を「bookmark」と言ったのが最初じゃないかなぁ? 以来、ブックマークと言う言葉が定着した感があります。Microsoftでは「お気に入り」と言ってますが。
要するに、インターネット上でもブックマークは目印の意味なのです。ネット上では目印を付けてアクセスしやすくすることは重要で、小説投稿サイトでもブックマーク機能がなければ使い勝手はとても悪くなることでしょう。
ただ、以前にも書きましたが、本来同じ意味であるブックマークとしおりが同時に使われていることに、個人的には少し違和感を覚えないでもないです。
では、各WEB小説サイトにおけるブックマーク機能を見て見ましょう。
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・なろう
作品の目次ページおよび閲覧ページの上部に表示される[ブックマークに追加]ボタンをクリックすると、ブックマークに登録されます。同時に設定画面が表示されます。「更新通知」にチェックマークを付けると、作品に新しいエピソードが追加されるたびにホーム画面に通知されます。「公開/非公開」はトグルスイッチになっていて、公開を選べば他のユーザーにブックマークしていることが公開されます。知られたくない時には非公開を選択します。
「なろう」のブックマークはカテゴリに分類する機能があって、1から10までのカテゴリを「カテゴリ」ドロップダウンリストから選択できます。ジャンル別にしたいなら、「異世界はカテゴリ1、エッセイはカテゴリ2」という風に使えます。設定が終わったら[設定を保存する]をクリックします。更新通知をONにしておくと、ホーム画面の浸りカラム「更新チェック中の作品」欄に作品名と更新日時、最新話数が表示されます。
ホーム画面右カラムにある「ブックマーク」をクリックすると、ブックマークに登録した作品の一覧が表示され、更新通知のON/OFFなどの設定を変更できます。
ブックマークした作品に対しては、「しおり」を設定できます。ブックマークが作品全体(目次ページ)へのリンクなら、しおりはエピソードへのリンクです。どのエピソードにしおりを設定するのかは自由ですが、読み終わったエピソードに設定することが通常でしょう。
しおりを設定するには、エピソードの閲覧ページを開き、ページトップのメニューにある「しおりを挿む」をクリックするだけです。ホーム画面の左カラムに表示される「更新チェック中の作品」欄には、しおりを挿んだエピソード番号(部分)が表示されます。
「ブックマーク」「しおり」以外に、「お気に入り」登録機能がありますが、これは小説ではなく、ユーザーに対する目印なので、今回は割愛します。
「なろう」で悩ましいのは、ブックマークの数が評価に直結していることですね。ブックマークが多ければランキングが高くなります。完結するとブックマークを外す人もいるので、長期連載が多くなり、そのうち公開する間隔が長くなる、という図式がエタる作品増加の理由なんじゃないかと思います。
・カクヨム
「カクヨム」では、ブックマーク同様の機能を「フォロー」と言っています。ただし、「ユーザーに対するフォロー」と「作品に対するフォロー」があるので、少し紛らわしいですね。前者は、「なろう」で言うところの「お気に入りユーザー」ですね。
作品をフォローするには、作品の目次ページあるいはエピソードの閲覧ページ右フレームにある[フォロー]ボタンをクリックします。これでフォローした小説が更新されると通知が来るようになりますが、注意しなければならないのは、通知は「最新話まで読んだフォロー作品」という点です。フォローしていても、途中までしか読んでいない作品が更新されても通知されません。
また、「カクヨム」には、他サイトの「しおり」に相当する機能はありません。自動的にどこまで読んだかが記録されるからです。便利である反面、落とし穴もあります。たとえば、最新話を読んだ後に第一話を読むと、既読のポイントは第一話に戻ってしまいます。順番に最初から最後まで読んで、ということかも知れません。
・マグネット!
作品ページの[ブックマーク]ボタン、あるいはエピソード閲覧ページの左上にある[ブックマーク]アイコンをクリックすると登録が行われ、ユーザーの「本棚」に表示されるようになります。しおりは、閲覧ページ左上の[しおり]アイコンをクリックすれば記録されます。しおりを設定しておくと、作品ページの[続きから読む]ボタンのクリックでしおりを設定したエピソードが表示されるようになります。
「ブックマーク」「しおり」を登録しておくと、閲覧ページにあるそれぞれのアイコンの色が青色に変化します。なお、ブックマーク登録をしなくてもしおりを設定することは可能ですが、その場合は「本棚」には表示されません。
・ノベルバ
「ノベルバ」では、ブックマークは「お気に入り」となっています。作品ページの「お気に入り」をクリック、あるいは閲覧ページの★アイコンボタンをクリックすればお気に入りに登録され、PC(ブラウザ)ではページトップの「お気に入り」リンク先のページに一覧表示されます。専用アプリでは「本棚」>「お気に入り」に表示されるようになります。
しおり機能はなく、作品ページに表示される目次で、既読のエピソードがグレーの背景色で表示されるようになります。たとえば、七話を読まずに八話を読んだ状態で目次ページに戻ると、七話の背景は白、八話の背景はグレーになっています。。
・LINEノベル
「LINEノベル」はアプリからしか閲覧できないしくみなので、ブックマークの機能もアプリにしかありません。
目次やレビューが掲載されている作品ページに表示される[お気に入り登録]をタップ、あるいは閲覧ページ下部にある[お気に入り]アイコンをタップすると、「本棚」>「お気に入り」に表示されるようになります。
しおりのような機能はなく、最後に読んだエピソードが自動的に記録されます。ただ、目次の右下部分が折った(ドッグイアーの)ように表示されるだけなので、視認性は良くありません。また、作品ページに表示されるエピソードは最初から三話分だけなので、それ以上呼んでいる場合は、ぱっと見どこまで読んだかわかりません。目次部分の「>」をタップすれば、目次一覧が表示されるのでわかりますが。
・ノベルアップ
作品の目次ページ、およびエピソードの閲覧ページ上部にある[ブックマーク]アイコンをクリックすると、その作品がブックマークに登録されます。ページ最上部のメニューにある「マイページ」をクリックし、表示されたマイページの「ブックマーク」をクリックすると、それまでにブックマークした作品が一覧表示されます。このページで「通知ON」にしておくと、作品が更新されたときに通知が表示されます。また、デフォルトでは「投稿日が新しい順」に一覧表示されていますが、「投稿日が古い順」に並べ変えることもできます。
しおりを設定するには、エピソード閲覧ページ上部にある[しおり]アイコンをクリックします。
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ブックマークやしおりは、小説を読むために欠かせない機能であると同時に、作者にとっては「読んでもらっている」という証明のようなものと言えます。特にブックマークが評価に直結する「なろう」では。たとえ数多くのブックマークを登録しても、ユーザーにとってはデメリットはほとんどないはずなので、気軽にブックマークしてもらえるとうれしいなぁと思います。たくさん使われる機能であれば、運営側も機能強化や機能追加をしようと思うかもしれませんし。
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