#Web小説サイトの歩き方

水乃流

トップページ比較【なろう編】、みたいな

 サイトにアクセスすると最初に表示されるトップページは、そのサイトの顔です。そのサイトのポリシーや傾向が、トップページから伝わってくると思っています。今回は、各サイトのPC版トップページについて、です。
 なお、トップページを「ホームページ」と表記する場合もありますが、本来、ホームページはブラウザを立ち上げた時、最初に表示されるページを指すことばなので、ここではトップページに統一します。「なろう」では、「インデックスページ」と呼んでいるようですね。index.html から来ているんでしょうが、そもそもインデックスって目次の意味で……って、止めておきましょう。いろいろ呼び方はありますが、脳内で補正してください。



 さて、最初は「なろう」。「なろう」のトップページは、三カラム構成で、左カラムにはランキング、右カラムにはコラボ企画のバナーなどが表示されています。ランキングは総合累積のトップテンなので、ほぼ固定状態といっていいでしょう。「なろう」に参加したばかりの人には役に立つと思いますが……。個人的には、他のランキングをランダム表示したり、ユーザーがカスタマイズできるようにした方がいいかなと思います。……なんて書いていたら、7/20に累計から年間ランキングに変更されたみたいですね。やはり、変動がないことは、みんな引っかかっていたようです。

小説家になろうインデックスページのランキング内容変更のお知らせ
https://blog.syosetu.com/?itemid=3608

 中央カラムには「今日の一冊」「新着の短編小説」「完結済みの連載小説」そして「更新された連載中小説」と並んで居ます。「今日の一冊」は、二~三週間ごとに特定層が興味を持った小説をピックアップして紹介するコーナーで、博報堂が絡んでいます。
 「なろう」は小説の登録数も多いので、トップページに載りたいと思ってもなかなか思い通りには行きません。特に連載中の小説は、ページ下部の「更新された~」しかありません。しかも、予約投稿だと同時に更新する作品も多いので、どうしても埋もれてしまいます。載ったらラッキーくらいの気持ちが必要でしょうね。
 「なろう」の魅力は登録数の多さにありますが、それは諸刃の剣であって、新しい小説が目立たない、読まれないという弊害にも繋がっているように思えます。トップページは、そうした弊害を解消するような工夫が必要かなと思います。


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