#Web小説サイトの歩き方
ノベルバ、みたいな
これまで「なろう」「カクヨム」「マグネット!」の比較をしてきましたが、他の小説投稿サイトも気になって、とりあえず「ノベルバ」を使って見ることにしました。
第一印象としては、他小説サイトのバックアップ中心に思えました。トップページに表示されている作品が、他投稿サイトで見た作品が多い。「ノベルバ」は「マグネット!」同様、表紙を設定できるのですが、多くの小説が書籍化された作品の表紙なんですね。
サイトデザインは、あまりごちゃごちゃはしていないのですが、ランキングがうざいwジャンルのランキングは、非表示にできるので、興味あるジャンルだけに絞ることができます。
それと、デザイン全体が細い線で構成されているので、老眼にはつらいです。アクセスビリティはあまり考えられていないかなぁ。
ユーザー登録してトップページを開くと、上部には「最近チェックした小説」と「あなたへのおすすめ小説」が表示されています。おすすめ小説は、おそらく読書履歴と年齢から判断して表示されるのだと思いますが、最初はとりあえず人気作が表示されるようです。アプリ版の説明を読むと、AIが判断する、と書いてありますが、判断するためにはサンプルデータが必要で、ちょっと見るだけではおすすめは出てこないようです。
というか、ちゃんとおすすめする作品の中を見て判断しているのか、怪しいと感じました。というのも、「SF」を好きなジャンルとして選んでも、おすすめされる作品が異世界ものがほとんど。VRMMOもまぁ、SFっちゃーSFだけど、私の読みたいSFではないです。
ページ最上段の[投稿管理]ボタンをクリックするか、プロフィールアイコンをクリック→[投稿管理]で作品の投稿や管理ができます。
作品を投稿する際、選択できるジャンルは。「文学」「恋愛」「歴史」「推理」「ファンタジー」「SF」「ホラー」「コメディー」「冒険」「学園」「戦記」「童話」「詩」「エッセイ」「リプレイ」「その他」「現代アクション」「現代ドラマ」の18個。新興サイトにしては、ジャンルが多いですね。特にファンタジーと冒険、学園、戦記が分けられていると、作者はジャンル選択に迷うのではないでしょうか。
キーワードは、個数制限ではなく文字数制限。キーワード毎に空白で区切って50文字までとなっています。入力蘭の下に「人気のキーワード」が表示されていますが、「キーワードをもっと見る」をクリックしても何も変化しないのはご愛敬。今後、追加されていくのでしょう。
「ノベルバ」の特徴のひとつに、他サイトからの作品取り込み機能があります。取り込めるサイトは、「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」です。取り込みたいサイトのユーザーIDを入力し、本人確認が済めば取り込みが行われます。本人確認は、ユーザープロフィール欄に、生成した文字列を追加することで行います。あとは、取り込み終わるのを待つだけです。
と、手順はそれほど難しくないのですが、いくつか問題があります。
・全作品が取り込まれ公開されてしまう
自動で指定したIDで登録している作品が取り込まれ、ただちに公開されてしまいます。作品の情報編集で非公開にできるのですが、作品が多いと面倒です。取り込んだら、最初は非公開設定にすべきでしょう。
・必ずしも全部取り込まれるとは限らない
非公開にすべき理由のひとつです。私の場合、なぜか「プロローグ」だけ取り込まれていなかったという現象がおきました。また、キャッチフレーズとあらすじの切り分けができず、途中に変なタグが表示されます。
・段落頭の空白が無視される
カクヨムから取り込んだのですが、段落の頭にある空白が無視されて、字下げがなくなっていました。これも直すのは手間ですね。
・傍点に対応していない
傍点は無視されます。その代わり、罫線タグが使用できます。パラメーターは使えませんが。
ルビは、読み込まれますが、一部に認識されないところも見られます。ノベルバの標準ルビタグは、半角のパイプ記号に括弧()のようです。後から修正しようとしても、ちょっと使いにくい仕様になっています。
以上のことから、取り込み機能は使わない方がいいでしょう。バックアップの意味でも、却って手間が掛かります。
もうひとつ、「ノベルバ」の特徴である「報酬プログラム」についても。これはPVに応じて報酬が支払われる精度です。参加するには申請が必要です。ただ、1PV=0.1円、支払は3000円からなので、3万PV以上なければ意味がありません。読者にはPVが非表示になっているので、どのくらいの作品が3万PVを越えているのかはわかりませんが、★の数などを見ても、そんなに多くないでしょうね。「なろう」くらいユーザーがいれば上手く回るシステムかも知れませんが……。
PVを稼ぐなら、ページ当たりの文字数を減らして輪数を増やせばいいわけで、報酬が欲しい作者は細切れで毎日更新、みたいなことになるでしょう。もしかしたら運営もそれを狙っているのかも知れません。毎日読んでもらえるコンテンツがあるから、毎日アクセスする、みたいな。うがちすぎでしょうかねぇ。
第一印象としては、他小説サイトのバックアップ中心に思えました。トップページに表示されている作品が、他投稿サイトで見た作品が多い。「ノベルバ」は「マグネット!」同様、表紙を設定できるのですが、多くの小説が書籍化された作品の表紙なんですね。
サイトデザインは、あまりごちゃごちゃはしていないのですが、ランキングがうざいwジャンルのランキングは、非表示にできるので、興味あるジャンルだけに絞ることができます。
それと、デザイン全体が細い線で構成されているので、老眼にはつらいです。アクセスビリティはあまり考えられていないかなぁ。
ユーザー登録してトップページを開くと、上部には「最近チェックした小説」と「あなたへのおすすめ小説」が表示されています。おすすめ小説は、おそらく読書履歴と年齢から判断して表示されるのだと思いますが、最初はとりあえず人気作が表示されるようです。アプリ版の説明を読むと、AIが判断する、と書いてありますが、判断するためにはサンプルデータが必要で、ちょっと見るだけではおすすめは出てこないようです。
というか、ちゃんとおすすめする作品の中を見て判断しているのか、怪しいと感じました。というのも、「SF」を好きなジャンルとして選んでも、おすすめされる作品が異世界ものがほとんど。VRMMOもまぁ、SFっちゃーSFだけど、私の読みたいSFではないです。
ページ最上段の[投稿管理]ボタンをクリックするか、プロフィールアイコンをクリック→[投稿管理]で作品の投稿や管理ができます。
作品を投稿する際、選択できるジャンルは。「文学」「恋愛」「歴史」「推理」「ファンタジー」「SF」「ホラー」「コメディー」「冒険」「学園」「戦記」「童話」「詩」「エッセイ」「リプレイ」「その他」「現代アクション」「現代ドラマ」の18個。新興サイトにしては、ジャンルが多いですね。特にファンタジーと冒険、学園、戦記が分けられていると、作者はジャンル選択に迷うのではないでしょうか。
キーワードは、個数制限ではなく文字数制限。キーワード毎に空白で区切って50文字までとなっています。入力蘭の下に「人気のキーワード」が表示されていますが、「キーワードをもっと見る」をクリックしても何も変化しないのはご愛敬。今後、追加されていくのでしょう。
「ノベルバ」の特徴のひとつに、他サイトからの作品取り込み機能があります。取り込めるサイトは、「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」です。取り込みたいサイトのユーザーIDを入力し、本人確認が済めば取り込みが行われます。本人確認は、ユーザープロフィール欄に、生成した文字列を追加することで行います。あとは、取り込み終わるのを待つだけです。
と、手順はそれほど難しくないのですが、いくつか問題があります。
・全作品が取り込まれ公開されてしまう
自動で指定したIDで登録している作品が取り込まれ、ただちに公開されてしまいます。作品の情報編集で非公開にできるのですが、作品が多いと面倒です。取り込んだら、最初は非公開設定にすべきでしょう。
・必ずしも全部取り込まれるとは限らない
非公開にすべき理由のひとつです。私の場合、なぜか「プロローグ」だけ取り込まれていなかったという現象がおきました。また、キャッチフレーズとあらすじの切り分けができず、途中に変なタグが表示されます。
・段落頭の空白が無視される
カクヨムから取り込んだのですが、段落の頭にある空白が無視されて、字下げがなくなっていました。これも直すのは手間ですね。
・傍点に対応していない
傍点は無視されます。その代わり、罫線タグが使用できます。パラメーターは使えませんが。
ルビは、読み込まれますが、一部に認識されないところも見られます。ノベルバの標準ルビタグは、半角のパイプ記号に括弧()のようです。後から修正しようとしても、ちょっと使いにくい仕様になっています。
以上のことから、取り込み機能は使わない方がいいでしょう。バックアップの意味でも、却って手間が掛かります。
もうひとつ、「ノベルバ」の特徴である「報酬プログラム」についても。これはPVに応じて報酬が支払われる精度です。参加するには申請が必要です。ただ、1PV=0.1円、支払は3000円からなので、3万PV以上なければ意味がありません。読者にはPVが非表示になっているので、どのくらいの作品が3万PVを越えているのかはわかりませんが、★の数などを見ても、そんなに多くないでしょうね。「なろう」くらいユーザーがいれば上手く回るシステムかも知れませんが……。
PVを稼ぐなら、ページ当たりの文字数を減らして輪数を増やせばいいわけで、報酬が欲しい作者は細切れで毎日更新、みたいなことになるでしょう。もしかしたら運営もそれを狙っているのかも知れません。毎日読んでもらえるコンテンツがあるから、毎日アクセスする、みたいな。うがちすぎでしょうかねぇ。
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