パーティー追放されたのでパーティー結成してみたら
光と闇の世界
一撃魔法が、効かない相手にどう戦えばいいかわからない俺達は距離をとり防衛に徹していた。
「我が主よ。あいつを相手にするには色々と新魔法がいるようだねー。今から考えに行かないかい?」
「それはいいな!カイン!我らは消える!アハハハハハ!」
「おい!ユミソファ待てって……消えた」
ユミソファの防衛魔法で壁をつくって防衛線をしていた俺達にとってユミソファが消えたことはだいぶといたい。
「カイン!魔法使いがタイアードレイブを連れて消えていったね?ね?ね?!どうだい?仲間が逃げるように消える気分は!」
「お前声がでかくて耳痛いわ!その薄っぺらい防衛魔法の壁を壊してやるよ!うぉぉおお!」
俺はユミソファが逃げたなんて思っていない。ユミソファは、考えがあってタイアードレイブと少し離れていっただけわかっている。
俺は剣を強く持ち、また防衛魔法の壁に剣をぶつける。
今度はしっかりと防衛魔法を吹き飛ばす。
壁が破壊され、勢いをつけた剣は防衛魔法に守られていたヴァンパイアバードに向かって振り下ろされる。
不死身で再生しようとも一発は攻撃をあたえておきたいと俺は思い、剣にアカムバルム力を引き出して黒炎を巻きつかせる。
ヴァンパイアバードは俺の振り下ろした剣を、小指の伸びた爪先のでうけとめる。
「なんだよそれ!」
「うーん、なんか弱いね。はい、でなおしてきてねー!」
ヴァンパイアバードは背中に生えた大翼を使って強風を巻き起こし、俺を吹き飛ばす。
「カイ兄!大丈夫ですの?!」
「あいつ、俺の大太刀を爪先のみで止めやがった。しかも、アカムバルムの黒炎を強風のみで消し去りやがった」
「化物ですですね。ただ、私のこの魔法技なら内から傷をつけることはよゆうですですよ!「死の郭炎(デスバーニング)」!!」
ナズナちゃんの「死の郭炎」が炸裂し、青く燃える亡霊がヴァンパイアバードを襲い魔力を盗み出す。
盗んだ魔力は全てナズナちゃんへと吸い込まれ、さらに強力な魔法技を使う。
「我の黒き瞳は希望の種、世の全をもち勇気の花をここに咲かせようぞ!「嶺上開花・希望人花(リンシャンカイホウ・ヒューマノイドエルトルフラワー)」!!咲き乱れよ!希望花共よ!」
長い呪文をあっという間に言い終えると、ヴァンパイアバードの立つ岩のに嶺上に花が咲き乱れる。
そして咲いた花が光輝くと、暗かった森に太陽が指す。
ヴァンパイアバードは急に身を隠すように岩の影へと入る。
「ヴァンパイアバード、反応が早いですですね。そのまま岩の上で燃え尽きて死ねばよかったですですのに」
「嶺上開花、麻雀の役の名前かー、面白いね!アハハハハハ!やられるところだったよ。けどその希望の光は、今すぐ消灯だ!「暗黒世界(ダークネスワールド)」。さぁ、また夜に帰ろうか」
岩に咲く希望人花が全て枯れていく。
出ていた太陽は爆発して消え去り、空を漆黒の雲が埋め尽くす。
「フィルテンプ……手を出してくれ」
「あ、うんですわ」
フィルテンプは俺の言うままに手を出した。
俺はその手を握り、フィルテンプから信頼の情によって作られる感情魔法を吸収した。
俺の剣が感情魔法を察知して、すぐにネメシスの使う水魔法を思わせる薄青色に光る。
そして俺は薄青色に光る剣先を天に向かって伸ばし唱えた。
「黒き闇は死の世界、光る世界は生の世界。生きる者にて闇は不とのものにて光をここに!「光る世界(ライトワールド)」!!」
俺の魔法ではない、フィルテンプ、いや、ネメシスの魔法技だ。
俺はネメシスの魔法技を使い暗黒世界をなぎ払った。
それでもやはりヴァンパイアバードの放つ幻術までは消すことができず、暗黒世界から夜へと変えるのが限界だった。
「ネメシスか……。まためんどくさい神の力を使うねー!そのうちはロキとかベルゼブブとかかな?!生きてたらの話だけどね!アハハハハハ!」
「あぁ、そうだな。ロキの力で腐れきったお前らのような違法魔法使いまとめて敵にしてラグナロクでも起こすのもいいかもな!でも先に殺すのお前だ!」
「殺せるわけないじゃん?!僕は不死身だ……グハッ!誰だ!」
ヴァンパイアバードは急に血を吐き、後ろを振り返る。
するとそこにはユミソファがヴァンパイアバード左脇腹に剣を刺していた。
「カイン!こいつの弱点見つけてやったわ!左脇腹と額と右肩だったけど、この3つを同時に攻撃して当てればこいつは再生不可能なほどにぶち飛ぶみたいよ!やっていいよね!?」
「クハハハハハ!主は性格が変わるから面白い、さてと、動けないこの化物の額にグサリと!」
「グハッ!がぁぁぁああ!てめぇら!離しやがれ!」
「最後は二人でせーの……」
『ぐさりとね!』
その光景は残酷を通り越していた。
ヴァンパイアに刺さった四本の剣から血が垂れ落ち、ヴァンパイアバードは痛みを叫ぶことなく一気に脱力した。
まるでその姿は、神話に登場する神に逆らった者だけが受ける処刑法「はりぼて」。脇腹と額と肩にシリウスの槍を打ち、岩に張り付け人間界で晒すという神の悪戯。
ユミソファとタイアードレイブが今したことはそれに近く、神話以上の生々しさだった。
だがヴァンパイアバードの体はまだ動いた。
「痛いねー。痛い痛い、でも死ぬとは限らないよ?」
「なにっ!」
「最後の審判(ジャッジメント)」
脱力し、死んでように思えたヴァンパイアバードは、ユミソファとタイアードレイブの方を見るなり呪文を唱えた。
すると、ユミソファの肩から血が吹き出した。
タイアードレイブが慌ててユミソファを掴みこちらに飛んでくる。
「ユミソファ!大丈夫か!」
「ハァ……ハァ……。クソッ……!あいつ、あの技を習得しているとは……!ハァ……、やばいなこの血の量は……」
「主のためといえ仕方ないな。ホイミラーべ」
タイアードレイブは、回復魔法を使いユミソファの肩を治していく。
「カイ兄……」
「カイン、やばいですですよ……」
「あぁ……」
俺達はまた、絶望の剛壁を前にして、体が硬直する。
それもそうだ、今の俺達に勝ち目は…… 、───ないのだから。
「我が主よ。あいつを相手にするには色々と新魔法がいるようだねー。今から考えに行かないかい?」
「それはいいな!カイン!我らは消える!アハハハハハ!」
「おい!ユミソファ待てって……消えた」
ユミソファの防衛魔法で壁をつくって防衛線をしていた俺達にとってユミソファが消えたことはだいぶといたい。
「カイン!魔法使いがタイアードレイブを連れて消えていったね?ね?ね?!どうだい?仲間が逃げるように消える気分は!」
「お前声がでかくて耳痛いわ!その薄っぺらい防衛魔法の壁を壊してやるよ!うぉぉおお!」
俺はユミソファが逃げたなんて思っていない。ユミソファは、考えがあってタイアードレイブと少し離れていっただけわかっている。
俺は剣を強く持ち、また防衛魔法の壁に剣をぶつける。
今度はしっかりと防衛魔法を吹き飛ばす。
壁が破壊され、勢いをつけた剣は防衛魔法に守られていたヴァンパイアバードに向かって振り下ろされる。
不死身で再生しようとも一発は攻撃をあたえておきたいと俺は思い、剣にアカムバルム力を引き出して黒炎を巻きつかせる。
ヴァンパイアバードは俺の振り下ろした剣を、小指の伸びた爪先のでうけとめる。
「なんだよそれ!」
「うーん、なんか弱いね。はい、でなおしてきてねー!」
ヴァンパイアバードは背中に生えた大翼を使って強風を巻き起こし、俺を吹き飛ばす。
「カイ兄!大丈夫ですの?!」
「あいつ、俺の大太刀を爪先のみで止めやがった。しかも、アカムバルムの黒炎を強風のみで消し去りやがった」
「化物ですですね。ただ、私のこの魔法技なら内から傷をつけることはよゆうですですよ!「死の郭炎(デスバーニング)」!!」
ナズナちゃんの「死の郭炎」が炸裂し、青く燃える亡霊がヴァンパイアバードを襲い魔力を盗み出す。
盗んだ魔力は全てナズナちゃんへと吸い込まれ、さらに強力な魔法技を使う。
「我の黒き瞳は希望の種、世の全をもち勇気の花をここに咲かせようぞ!「嶺上開花・希望人花(リンシャンカイホウ・ヒューマノイドエルトルフラワー)」!!咲き乱れよ!希望花共よ!」
長い呪文をあっという間に言い終えると、ヴァンパイアバードの立つ岩のに嶺上に花が咲き乱れる。
そして咲いた花が光輝くと、暗かった森に太陽が指す。
ヴァンパイアバードは急に身を隠すように岩の影へと入る。
「ヴァンパイアバード、反応が早いですですね。そのまま岩の上で燃え尽きて死ねばよかったですですのに」
「嶺上開花、麻雀の役の名前かー、面白いね!アハハハハハ!やられるところだったよ。けどその希望の光は、今すぐ消灯だ!「暗黒世界(ダークネスワールド)」。さぁ、また夜に帰ろうか」
岩に咲く希望人花が全て枯れていく。
出ていた太陽は爆発して消え去り、空を漆黒の雲が埋め尽くす。
「フィルテンプ……手を出してくれ」
「あ、うんですわ」
フィルテンプは俺の言うままに手を出した。
俺はその手を握り、フィルテンプから信頼の情によって作られる感情魔法を吸収した。
俺の剣が感情魔法を察知して、すぐにネメシスの使う水魔法を思わせる薄青色に光る。
そして俺は薄青色に光る剣先を天に向かって伸ばし唱えた。
「黒き闇は死の世界、光る世界は生の世界。生きる者にて闇は不とのものにて光をここに!「光る世界(ライトワールド)」!!」
俺の魔法ではない、フィルテンプ、いや、ネメシスの魔法技だ。
俺はネメシスの魔法技を使い暗黒世界をなぎ払った。
それでもやはりヴァンパイアバードの放つ幻術までは消すことができず、暗黒世界から夜へと変えるのが限界だった。
「ネメシスか……。まためんどくさい神の力を使うねー!そのうちはロキとかベルゼブブとかかな?!生きてたらの話だけどね!アハハハハハ!」
「あぁ、そうだな。ロキの力で腐れきったお前らのような違法魔法使いまとめて敵にしてラグナロクでも起こすのもいいかもな!でも先に殺すのお前だ!」
「殺せるわけないじゃん?!僕は不死身だ……グハッ!誰だ!」
ヴァンパイアバードは急に血を吐き、後ろを振り返る。
するとそこにはユミソファがヴァンパイアバード左脇腹に剣を刺していた。
「カイン!こいつの弱点見つけてやったわ!左脇腹と額と右肩だったけど、この3つを同時に攻撃して当てればこいつは再生不可能なほどにぶち飛ぶみたいよ!やっていいよね!?」
「クハハハハハ!主は性格が変わるから面白い、さてと、動けないこの化物の額にグサリと!」
「グハッ!がぁぁぁああ!てめぇら!離しやがれ!」
「最後は二人でせーの……」
『ぐさりとね!』
その光景は残酷を通り越していた。
ヴァンパイアに刺さった四本の剣から血が垂れ落ち、ヴァンパイアバードは痛みを叫ぶことなく一気に脱力した。
まるでその姿は、神話に登場する神に逆らった者だけが受ける処刑法「はりぼて」。脇腹と額と肩にシリウスの槍を打ち、岩に張り付け人間界で晒すという神の悪戯。
ユミソファとタイアードレイブが今したことはそれに近く、神話以上の生々しさだった。
だがヴァンパイアバードの体はまだ動いた。
「痛いねー。痛い痛い、でも死ぬとは限らないよ?」
「なにっ!」
「最後の審判(ジャッジメント)」
脱力し、死んでように思えたヴァンパイアバードは、ユミソファとタイアードレイブの方を見るなり呪文を唱えた。
すると、ユミソファの肩から血が吹き出した。
タイアードレイブが慌ててユミソファを掴みこちらに飛んでくる。
「ユミソファ!大丈夫か!」
「ハァ……ハァ……。クソッ……!あいつ、あの技を習得しているとは……!ハァ……、やばいなこの血の量は……」
「主のためといえ仕方ないな。ホイミラーべ」
タイアードレイブは、回復魔法を使いユミソファの肩を治していく。
「カイ兄……」
「カイン、やばいですですよ……」
「あぁ……」
俺達はまた、絶望の剛壁を前にして、体が硬直する。
それもそうだ、今の俺達に勝ち目は…… 、───ないのだから。
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