パーティー追放されたのでパーティー結成してみたら
漆黒の竜巻
ヴァンパイアバードと俺らは戦うことを決意し、剣を抜いた。
神の域を超えた神……序盤でこんな化物と出会うことになるとは思いにもよらなかった俺はカッコよく殺すなんて言ったものの普通にヒビっている。
「カイ兄……なんで震えてるのですの?」
「いや、ビビってねーよ!」
「何も言ってないですわよ?」
「自ら踏み抜いてしまったじゃねーか!」
こんな時に自分にどうこう言ってる暇はないが結構気楽になって良かった。
そこに追い打ちをかけるかのようにヴァンパイアバードにまで聞かれる。
「カイン、君。僕を見てビビってるのかい?」
「敵のお前が聞くんじゃねーよ!」
「そうそう、そのツッコミ好きだよ?カインは音速を超えてツッコミを入れるからね!楽しかったよそれ!」
「音速超えたら人間じゃねーわ!お前みたいな化物だ!」
なんか色々と気が散ってしまう。
フィルテンプからはまだしも、ヴァンパイアバードにまで言われると敵にバカにされたようでめげる。
「って!敵のお前はいらんこと聞くなよ!雰囲気壊れたわ!」
「いや、カイ兄が震えてる時点で雰囲気台無しですわよ」
「カイン、ビビリ乙なのですです」
「ナズナちゃーん、そこはフォローしようよ……ね?」
ナズナちゃんに乙と言われた俺はなんとも残念なやつだが、いらん力が抜けて戦いやすい。
ユミソファの魔力が回復してきたところで、ユミソファに俺の持つ誰にも見せていない剣を異空間から呼び寄せてもらう。
「カイ兄!そんなの持っているなんて聞いてないですわよ?!」
「それは見たことないな!カイン、僕達とパーティー組んでるときも異空間にしまってたのかい?」
「そうだぜ……。初お披露目だ。あの時の裏ステータスを使えきれない俺はこの剣を持っていても代わり映えしない雑魚だったが、今は仲間の支援のもとに使えこなせるようになった裏ステータスをこの剣で最大まで引き出し俺をフル強化する!俺の神器だ!」
「カイン様は私に頼んで異空間と通信(コネクト)し、この剣をいつでも私が引き出せるようにしてあります」
「ありがとうな、ユミソファ!一日かけて俺のちっさな異空間の流れを探してくれて!」
ユミソファは、隊長の頼みですので、と微笑んでいる。
そう、俺の神器は大太刀。しかもこの大太刀はアカムバルムと呼ばれるホルス神の使い魔として生きてきた魔獣の死体から造り上げられた魔剣。
これは俺の最強裏ステータスを限界突破してフル活動させる強化魔法の約1400倍もの力を引き出す強化魔法をまとっている。
これだけを聞けばただのズルと言うか、チートだと思われるだろう。
ただ、俺はこの剣を孤児院に入れられる二日前に死んだ親父が死ぬ直前に俺に渡したものだ。
『お前なら使いこなせる!この剣はいつか、お前が勇者となり、本当の仲間と巡り合えた時に力を発揮する!強く生きろ、カイン……』
頭に残っている俺の宝の言葉……。
この剣は一回も抜くことは無かった、だけど仲間がいる、自分の命より大切な仲間が……、だから俺は剣を抜いた。
剣を握り、天に向けて人間の3.9倍もの高さのある刃を向ける。
暗く漆黒に空が染まっていき、辺りには大きな黒風をまとった竜巻が吹き荒れて森の木々をすべてなぎ払い静まる。
そして刃先に見けて天から真っ白に光る一本の雷が落ちると、剣は先程と違う紫色のオーラをまとって話し出す。
「我が主カイン・アルタード・ホルス。我をこの世に転生させし今宵をもって、主カイン・アルタード・ホルス七世を、永遠の神話の主人公(アルタード)に命名する権をここに執行する!汝の名はアカムバルム、主の名はカイン・アルタード・ホルス!神界レグラオス88神柱全てを統合しここに新の神を!」
「なるほど……。世界でホルス神の末裔が見つからないと政府が騒ぎ立てていたのはカイン、君だったからなんだね!アハハハハハ!君を殺して喰えば僕は神なんじゃ収まらない、この世の全てになれるわけだ!さぁ、僕と戦えカイン!いや、ホルス!」
ホルス神、それは神界レグラオス88神柱と呼ばれる神様のみで形成された全ての神をまとめたものの中に名前を連ねない神。
なぜなら、ホルス神は神界レグラオス88神柱を作り上げた神の中で最強で最高の神だからだ。
そのホルスは自身の力を何一つもたない無能の神、それは認められたものに全ての力を宿すからだ。
ホルスと付く名前はを持つものは世界に500人いて、その中の一人が選ばれる。ただし、毎世代ではなく、どこの世代でその力をもらうかわからないところが神のイタズラに近いものがあった。
そして俺は選ばれた者だったが、裏ステータスのみが最強だなんて、ホルスの力だとはわからず、俺は剣を抜かなかった。
ただ、一人の女の子が気づかせてくれた……、それはフィルテンプだった。
「なぁ、フィルテンプ!一発剣をぶつけ合おうぜ!」
「いいですわよ!そのままの勢いで死なないようにきをつけなさいな!」
キンッッッ!!
その時、俺とフィルテンプのぶつけた剣と剣の隙間から火花が大きく上がった。
フィルテンプはただの摩擦で起きた火花だと思っていたようだが、俺はユミソファに聞いてみた。
「それはカイン様、ホルス神の使い魔、魔獣アカムバルムのものによるものです。あなたの名前にホルスがついているのはたまたまではなかったということですよ」
そして気づいた力を俺は今仲間のために開放する!!
神の域を超えた神……序盤でこんな化物と出会うことになるとは思いにもよらなかった俺はカッコよく殺すなんて言ったものの普通にヒビっている。
「カイ兄……なんで震えてるのですの?」
「いや、ビビってねーよ!」
「何も言ってないですわよ?」
「自ら踏み抜いてしまったじゃねーか!」
こんな時に自分にどうこう言ってる暇はないが結構気楽になって良かった。
そこに追い打ちをかけるかのようにヴァンパイアバードにまで聞かれる。
「カイン、君。僕を見てビビってるのかい?」
「敵のお前が聞くんじゃねーよ!」
「そうそう、そのツッコミ好きだよ?カインは音速を超えてツッコミを入れるからね!楽しかったよそれ!」
「音速超えたら人間じゃねーわ!お前みたいな化物だ!」
なんか色々と気が散ってしまう。
フィルテンプからはまだしも、ヴァンパイアバードにまで言われると敵にバカにされたようでめげる。
「って!敵のお前はいらんこと聞くなよ!雰囲気壊れたわ!」
「いや、カイ兄が震えてる時点で雰囲気台無しですわよ」
「カイン、ビビリ乙なのですです」
「ナズナちゃーん、そこはフォローしようよ……ね?」
ナズナちゃんに乙と言われた俺はなんとも残念なやつだが、いらん力が抜けて戦いやすい。
ユミソファの魔力が回復してきたところで、ユミソファに俺の持つ誰にも見せていない剣を異空間から呼び寄せてもらう。
「カイ兄!そんなの持っているなんて聞いてないですわよ?!」
「それは見たことないな!カイン、僕達とパーティー組んでるときも異空間にしまってたのかい?」
「そうだぜ……。初お披露目だ。あの時の裏ステータスを使えきれない俺はこの剣を持っていても代わり映えしない雑魚だったが、今は仲間の支援のもとに使えこなせるようになった裏ステータスをこの剣で最大まで引き出し俺をフル強化する!俺の神器だ!」
「カイン様は私に頼んで異空間と通信(コネクト)し、この剣をいつでも私が引き出せるようにしてあります」
「ありがとうな、ユミソファ!一日かけて俺のちっさな異空間の流れを探してくれて!」
ユミソファは、隊長の頼みですので、と微笑んでいる。
そう、俺の神器は大太刀。しかもこの大太刀はアカムバルムと呼ばれるホルス神の使い魔として生きてきた魔獣の死体から造り上げられた魔剣。
これは俺の最強裏ステータスを限界突破してフル活動させる強化魔法の約1400倍もの力を引き出す強化魔法をまとっている。
これだけを聞けばただのズルと言うか、チートだと思われるだろう。
ただ、俺はこの剣を孤児院に入れられる二日前に死んだ親父が死ぬ直前に俺に渡したものだ。
『お前なら使いこなせる!この剣はいつか、お前が勇者となり、本当の仲間と巡り合えた時に力を発揮する!強く生きろ、カイン……』
頭に残っている俺の宝の言葉……。
この剣は一回も抜くことは無かった、だけど仲間がいる、自分の命より大切な仲間が……、だから俺は剣を抜いた。
剣を握り、天に向けて人間の3.9倍もの高さのある刃を向ける。
暗く漆黒に空が染まっていき、辺りには大きな黒風をまとった竜巻が吹き荒れて森の木々をすべてなぎ払い静まる。
そして刃先に見けて天から真っ白に光る一本の雷が落ちると、剣は先程と違う紫色のオーラをまとって話し出す。
「我が主カイン・アルタード・ホルス。我をこの世に転生させし今宵をもって、主カイン・アルタード・ホルス七世を、永遠の神話の主人公(アルタード)に命名する権をここに執行する!汝の名はアカムバルム、主の名はカイン・アルタード・ホルス!神界レグラオス88神柱全てを統合しここに新の神を!」
「なるほど……。世界でホルス神の末裔が見つからないと政府が騒ぎ立てていたのはカイン、君だったからなんだね!アハハハハハ!君を殺して喰えば僕は神なんじゃ収まらない、この世の全てになれるわけだ!さぁ、僕と戦えカイン!いや、ホルス!」
ホルス神、それは神界レグラオス88神柱と呼ばれる神様のみで形成された全ての神をまとめたものの中に名前を連ねない神。
なぜなら、ホルス神は神界レグラオス88神柱を作り上げた神の中で最強で最高の神だからだ。
そのホルスは自身の力を何一つもたない無能の神、それは認められたものに全ての力を宿すからだ。
ホルスと付く名前はを持つものは世界に500人いて、その中の一人が選ばれる。ただし、毎世代ではなく、どこの世代でその力をもらうかわからないところが神のイタズラに近いものがあった。
そして俺は選ばれた者だったが、裏ステータスのみが最強だなんて、ホルスの力だとはわからず、俺は剣を抜かなかった。
ただ、一人の女の子が気づかせてくれた……、それはフィルテンプだった。
「なぁ、フィルテンプ!一発剣をぶつけ合おうぜ!」
「いいですわよ!そのままの勢いで死なないようにきをつけなさいな!」
キンッッッ!!
その時、俺とフィルテンプのぶつけた剣と剣の隙間から火花が大きく上がった。
フィルテンプはただの摩擦で起きた火花だと思っていたようだが、俺はユミソファに聞いてみた。
「それはカイン様、ホルス神の使い魔、魔獣アカムバルムのものによるものです。あなたの名前にホルスがついているのはたまたまではなかったということですよ」
そして気づいた力を俺は今仲間のために開放する!!
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