パーティー追放されたのでパーティー結成してみたら
反撃スキルの脅威再び
ダンジョンに挑戦している俺達はあと三階層おりればダンジョンボスと戦えるところまで来ていた。
「カインどうする?このまま進む?」
「いや待て!動くな……!モンスターの声、しかも数匹なんて数じゃないぞ」
「カイン様の耳の良さもステータスのおかげですね」
「カイン耳よすぎ、うちは鼻だから匂いでわかったけど」
のんきに会話をしているがこの時点で俺達四人はモンスターに囲まれていた。
それどころか、数も強さも尋常ではない。
「ユミソファ!後ろからくるぞ!」
「わかってますよ?……えい!はい、倒しました!」
「強いなやっぱり!て、また数が増えた」
「ここは提案なのですが、カイン様眠ってください!そして、眠ったカインのみを置いて私達は隠れればあら不思議!モンスターたちの総攻撃です!」
「確かにそれいい考えですわね……。カイン、あなた眠りなさいな」
「カイン、眠ってみるのいいとおもう、グッ!」
「いいわけないわ!よくないわ!グッ!じゃないわーー!」
だめだ……この三人は冗談でも飛んでもないことを言い出すからな……。
いや、だが待てよ?寝ている事に意味がある、俺が……。
裏ステータス!
「よしわかった!ユミソファ!俺を眠られせろ!裏ステータスだろ?それを利用して倒せばいいと」
「はい。ご正解です」
「じゃあ、早く眠らせてくれ」
「じゃあいきますよ?……えい!」
この言葉を最後に俺は意識が完全に飛んだ。
起きたときにはもうダンジョン内は薄暗くなり他のパーティーの声すら聞こえない、夜になっていた。
そして、俺は結局ものすごい数のモンスターを倒せたのか、聞いても教えてもらえなかった。
※※シー・フィルテンプ・ネメシス視点※※
いつもなら、いや待て!とかおかしいだろ?!とツッコミをいれまくってくるカインがあっさりユミソファの言うことを聞きましたわ。
それにしても、100%確実にカインの反撃スキルが出るとは確証のないなか、ユミソファもよくあんなことを言い出しましたわ。
私も確かにノリノリで賛成はいたしましたが……。
「では、カイン様は寝たので私達はあそこに隠れましょう」
「ユミソファ、これ勝率いくつあるのですの?万一、カインがただのバカで反撃しなかったらやばいですわよ?」
「フィルテンプ、心配しすぎ。大丈夫、カインは強いから」
「ナズナまでなんの確証もなしに言いますわね……」
ですが、確かに前回もカインは寝ている状態での反撃を行っていましたわ、意識を他のところに集中させることで起きていても反撃スキルを使えるようですし……。
本当に、私達のような表のステータスでのみ結果を出している有者とは別で選ばれた者にしかわからない未知の領域にいる者の力は底知れないですわ。
「でてきました、モンスター達ですね。あれは……パッサーパンダの群れだったのですね」
「パッサーパンダって昼過ぎから夜にかけて活動するS級モンスターじゃないですの?!しかし、ココらへんにはいないはずのモンスターですわよね?なぜいるのかしら……」
「カインがまえに話してた。最近、モンスター達に強化魔法をかけて旅をする魔法使いのみのパーティーが存在すると言っていた。そやつらのせいでいないはずのモンスターが山を渡ってきたりして問題になってるって」
「なるほどです。だから、あのパッサーパンダからは強化魔法の魔力反応があるのですね、ということは美味しいのでしょうねお肉」
「確かにそれは気になりますけど……て!あ!カインに襲いかかったですわ!あれじゃもう逃げ場もないですわ!」
パタッ……パタパタパタパタパタ……
私の目の前で起きたこと。それは、
「三十匹はいたパッサーパンダをカイン一人が全て倒したのですの?」
「やはり、反撃スキル強いのですね。簡単にパッサーパンダが倒れました」
私ほどのSSランク勇者になればパッサーパンダの群れなんて余裕で消し飛ばせるほどの力はありますわ。
ですが、カインは表ステータスはほぼ無能状態と何ら変わりなく、飾りの状態。そんなカインは裏ステータスのたった一つのステータスのみで、しかも寝ながらですわ!パッサーパンダの群れを……倒してしまったですって?
毎年、新しい有望な勇者や魔法使いは現れるがそれと反対に落ちこぼれは毎年そうはでない。
むしろ、カインのようなEランク勇者なんて五人いたら多い方ですわ、それなのに……裏ステータスの反撃ステータスのみでモンスターを一網打尽。
これは、SSランク勇者やLランク勇者以上の力にひってきいたしますわ。
特にカインのように、裏ステータス全てが最大値だなんて、力を使いこなせれば神をも超える存在になりかねないですわ……。
私はカインの裏ステータスの凄さに見せられた。
自分には絶対になくてカインにあるもの、そしてそれは生まれた時に決まっていて一生変動することはない力。
「カイン……、あなたとなら邪神をも倒せるかもしれないですわね……」
「カインどうする?このまま進む?」
「いや待て!動くな……!モンスターの声、しかも数匹なんて数じゃないぞ」
「カイン様の耳の良さもステータスのおかげですね」
「カイン耳よすぎ、うちは鼻だから匂いでわかったけど」
のんきに会話をしているがこの時点で俺達四人はモンスターに囲まれていた。
それどころか、数も強さも尋常ではない。
「ユミソファ!後ろからくるぞ!」
「わかってますよ?……えい!はい、倒しました!」
「強いなやっぱり!て、また数が増えた」
「ここは提案なのですが、カイン様眠ってください!そして、眠ったカインのみを置いて私達は隠れればあら不思議!モンスターたちの総攻撃です!」
「確かにそれいい考えですわね……。カイン、あなた眠りなさいな」
「カイン、眠ってみるのいいとおもう、グッ!」
「いいわけないわ!よくないわ!グッ!じゃないわーー!」
だめだ……この三人は冗談でも飛んでもないことを言い出すからな……。
いや、だが待てよ?寝ている事に意味がある、俺が……。
裏ステータス!
「よしわかった!ユミソファ!俺を眠られせろ!裏ステータスだろ?それを利用して倒せばいいと」
「はい。ご正解です」
「じゃあ、早く眠らせてくれ」
「じゃあいきますよ?……えい!」
この言葉を最後に俺は意識が完全に飛んだ。
起きたときにはもうダンジョン内は薄暗くなり他のパーティーの声すら聞こえない、夜になっていた。
そして、俺は結局ものすごい数のモンスターを倒せたのか、聞いても教えてもらえなかった。
※※シー・フィルテンプ・ネメシス視点※※
いつもなら、いや待て!とかおかしいだろ?!とツッコミをいれまくってくるカインがあっさりユミソファの言うことを聞きましたわ。
それにしても、100%確実にカインの反撃スキルが出るとは確証のないなか、ユミソファもよくあんなことを言い出しましたわ。
私も確かにノリノリで賛成はいたしましたが……。
「では、カイン様は寝たので私達はあそこに隠れましょう」
「ユミソファ、これ勝率いくつあるのですの?万一、カインがただのバカで反撃しなかったらやばいですわよ?」
「フィルテンプ、心配しすぎ。大丈夫、カインは強いから」
「ナズナまでなんの確証もなしに言いますわね……」
ですが、確かに前回もカインは寝ている状態での反撃を行っていましたわ、意識を他のところに集中させることで起きていても反撃スキルを使えるようですし……。
本当に、私達のような表のステータスでのみ結果を出している有者とは別で選ばれた者にしかわからない未知の領域にいる者の力は底知れないですわ。
「でてきました、モンスター達ですね。あれは……パッサーパンダの群れだったのですね」
「パッサーパンダって昼過ぎから夜にかけて活動するS級モンスターじゃないですの?!しかし、ココらへんにはいないはずのモンスターですわよね?なぜいるのかしら……」
「カインがまえに話してた。最近、モンスター達に強化魔法をかけて旅をする魔法使いのみのパーティーが存在すると言っていた。そやつらのせいでいないはずのモンスターが山を渡ってきたりして問題になってるって」
「なるほどです。だから、あのパッサーパンダからは強化魔法の魔力反応があるのですね、ということは美味しいのでしょうねお肉」
「確かにそれは気になりますけど……て!あ!カインに襲いかかったですわ!あれじゃもう逃げ場もないですわ!」
パタッ……パタパタパタパタパタ……
私の目の前で起きたこと。それは、
「三十匹はいたパッサーパンダをカイン一人が全て倒したのですの?」
「やはり、反撃スキル強いのですね。簡単にパッサーパンダが倒れました」
私ほどのSSランク勇者になればパッサーパンダの群れなんて余裕で消し飛ばせるほどの力はありますわ。
ですが、カインは表ステータスはほぼ無能状態と何ら変わりなく、飾りの状態。そんなカインは裏ステータスのたった一つのステータスのみで、しかも寝ながらですわ!パッサーパンダの群れを……倒してしまったですって?
毎年、新しい有望な勇者や魔法使いは現れるがそれと反対に落ちこぼれは毎年そうはでない。
むしろ、カインのようなEランク勇者なんて五人いたら多い方ですわ、それなのに……裏ステータスの反撃ステータスのみでモンスターを一網打尽。
これは、SSランク勇者やLランク勇者以上の力にひってきいたしますわ。
特にカインのように、裏ステータス全てが最大値だなんて、力を使いこなせれば神をも超える存在になりかねないですわ……。
私はカインの裏ステータスの凄さに見せられた。
自分には絶対になくてカインにあるもの、そしてそれは生まれた時に決まっていて一生変動することはない力。
「カイン……、あなたとなら邪神をも倒せるかもしれないですわね……」
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