ワルフラーン ~廃れし神話

氷雨ユータ

登場人物まとめ1 

 
ネタばれは基本的にないけど、ある事もある。えらく簡潔な説明は只出てないから書かないだけです。


アルド/ウルグナ
 年齢 不明
 身長 一九五
 武器 剣
 種族 半人
 魔人達を率いる存在、所謂魔王である。その強さは自他共に認める地上最強であるものの、万能と言う訳ではない。魔術には耐性が無いし、その魔術ですら碌に扱う事が出来ない。それどころか、自分からはその異常な量の魔力を引き出せないなど、圧倒的欠陥を持っている。一方で、剣術の方は極限レベルであり、あまりに強すぎる故に、魔術最高レベルの終位を超える被害を、『軽く振る』だけで与える事が可能。
 以前は人類最強の男として、祭り上げられていたが、人類勝利後に、彼を疎ましく思った王によって、火炙りの刑に処される。が、最強と言われるだけは生命力も持っていて、死ぬことは無かった。(しかし、全身に酷い火傷の痕が残っている)そんな彼を化け物と呼んだ王の一言で、自分の在り方への矛盾を抱き、人間を信じる事が出来なくなったので、リスド大陸に逃亡。そこで、『皇』(名前不明)と出会い、『魔王』を頼まれ、現在に至る。
 基本的に冷静で、感情が現われる事は稀である。(身内はかなりの頻度で現れるが、それでも僅かな変化である)殺害、死体、レイプ、食人に見慣れていて、大抵の出来事は、予想通り、普通の一言で済ます。しかし、身内からの誘惑、例えばフェリーテが裸を見せつけようとした時は、即座に目を瞑り、無念無想の境地へと至るなど、らしくない行動を取る
 恋愛的好意については、ありがたく思っており、それが冗談でないのなら、彼自身も相応の態度、行動で示してくる。(押しに弱い )一人称は私。浅い付き合いの者とは、基本的に敬語で接する。邂逅の森で、存在を維持する事に必要な要素を捨てているため、彼の存在維持には別の物が使われている。それを利用して、自分の特性を反転させることが可能であり、(影人)前述したように彼自身の魔力は異常であるので、その時には、剣術の才能を代償に、この世界に存在するあらゆる魔術を行使可能。


本作の主人公。


王剣ジルクリース あらゆる束縛を解放させる事が可能。なお束縛か否かには若干の主観が入る。






 フェリーテ
 年齢 千三百六十五歳
 身長 百六十一 
 武器 鉄扇 
 種族 妖
 どこか大人びていている所がある美人。ファーカと違い、どちらかというと頭脳派な性格。『皇』を除けば、アルドと最も長い付き合いの魔人。黒い着物なり浴衣なりを基本的に着ていて、その姿はどこに行こうと目立つ。その美しい黒髪は艶やかさすら感じる程だが、アルドはあえて何も言わない。
 覚によって、基本的にアルドの考えは全て筒抜けだが、それ故に誰よりもアルドを理解している存在。その存在はアルドにも有難いもので、ずっと前から、他の女性ナイツとは違い、好意は受け入れられている。
 魔力ではなく、妖気というモノを使う事で、妖術なる術を使う。(ちなみにアルドは、魔力を引き出せない為、同様の方法で、唯一行使できる妖術、『偽者』を使う事が出来る)鉄扇は、優雅さと武器としての性能を考えたからである。


鉄扇 詳細不明


『覚』 考えが読める。 個人。
『探考法』 思考から思考を遡る。ゲームで言えば会話ログ参照のようなもの。思考に部分的にでも情報が入っていれば、その人の思考に移る事が可能。思考から思考へ移っていく為、実質全ての人物を詳細に知る事が可能。尚魔術での対処は不可能である。
『深淵』 物体を収納する事が可能である。ドラえもんの四次元ポケットみたいなもので、収納できる限界というモノは存在しない。


ディナント
 年齢 不明
 身長 二九五
 武器 太刀
 種族 鬼
 フェリーテと幼馴染の魔人。
 メタ的な事を言うならば、江戸時代の兜や鎧のようなものを着ている大男。基本的に寡黙。喋るときも、やたらペースが遅い。しかし、これは元々ではなく、とある理由がある故。
 基本的に礼儀正しい。不意打ちなどは絶対にしない性格。残忍性も特になく、無益な殺生はしないが、フェリーテに触れようとする者が居た場合その限りではない。彼は実はフェリーテが好きだったりするが、フェリーテはアルドが好きなのでその想いが叶う事は無いだろう。
 それを彼も知っているので、せめてフェリーテが幸せになれるようにと、必死にバックアップしている。
 アルドと二番目に付き合いが長い魔人である。彼とフェリーテとアルドの話は、その内出てくるかもしれない。


神尽 ディナントの武器。詳細は不明である。






ファーカ
 年齢不明
 身長百四十八
 武器 不明
 種族 雀
 白と黒のコントラストが特徴のドレスを着ている少女。アルドに振り向いて欲しくて仕方がない魔人。アルドに対する口調は大分礼儀がなっている方だが、チロチン(同郷)と話す時はかなり普通に戻っている。チロチン曰く、妹みたいな奴。
 ナイツ一危険な存在として知られる彼女。リスド城で凄惨な光景が広がっていたのは、全部彼女の仕業である。
 アルドの好きな事ならばどんな過激な事だろうとこなしてみせるというのは本人の意見。恐らくアルドに好意を受け入れてもらう為ならば本当にするだろう。
 停滞昇華帝国編では大分上機嫌である。


 チロチン
 身長百六十八
 武器 笛
 種族 烏
 ファーカの事を大事に思っている故に振り回される苦労人。真黒な肌と腕の羽根。襤褸切れのようなマントが特徴的な魔人。ナイツの情報係である。武器の見た目から戦闘には特化していないかと思いきや―——
 飛行距離には限界が無いらしい。烏なので基本黒い故、暗闇に隠れると異常な隠密性を発揮する。彼がつくる襤褸切れは、色々な効果を持つ。
 アルドには全幅の信頼を置いている。停滞昇華帝国編では―——










メグナ
身長百八十三
武器 槍
種族 おろち
 ナイツの誰よりも狂気的な愛を持つ魔人。好意を有難いとおもうアルドでさえ若干引いている程。『骸』とは仲がとても悪く、放っておけば殺し合いが始まるらしい。基本的に仲が良いナイツだが、ほかの女性がアルドといちゃついていると、本気の殺意を放ってくる。
 意外な事にアルドの事を殆ど何も知れていないので、情報をちらつかせれば大体従順になる。
 停滞昇華帝国編ではレギへと向かった。




ヴァジュラ
 身長百七十一
 武器 篭手、???
 種族 狼
 綺麗という印象を持たせる魔人。一人称は僕だが、性別は女である。獣の特性が半分出ている為、服も特殊な構造で、尻尾が出るモノと出ないモノがある。
 常に自分には自信なさげであり、「えっと」やら「……」などが前に来る事が多い。アルドの事は勿論好きだが、最近はどうすればアルドに振り向いてもらえるか考えている。
 姿なきルセルドラグを捕らえる時に彼女は重宝している。停滞昇華帝国編ではアルドに同行している。


魂魄縛 生物であれば拘束可能。動いてさえいれば生物とみなされる。一定猶予の間に条件をのまないと、彼女への隷属効果を受ける。


飢狼化 詳細は不明。


ユーヴァン
 身長百九十
 武器 爪っぽい何か、???
 種族 竜
 最高にハイな魔人。常に興奮状態であり、敬語も怪しいレベルであるが、アルドには忠誠を誓っている。実はヴァジュラの事を大切に思っていて、彼女に傷を付けようものなら彼が許さない。
 メグナやヴァジュラもそうだが、彼もまた一部分が違う魔人。常にフェリーテの妖術に頼っていて、侵攻時でなければ、殆ど妖術を被っている。その事で恩があるので、基本的にこの三人はフェリーテには頭が上がらない。






ルセルドラグ


身長百九十くらい
武器 不明 
種族 骸
 骸骨の魔人。姿は見えぬが確かに在る魔人。描写する事は生涯無いので言うが、赤外線にも反応しない。ナイツ最強であり、アルドの寝室の門番である。メグナとは阿呆のように仲が悪く、殺し合いが始まる程。彼を見つける方法だが、ヴァジュラの魂魄縛を使うか、フェリーテの覚を使って思考越しに見る他方法はない。アルドは彼に認められているため、アルドだけは肉眼で視認出来るそうだ。
 この世界の上位者は存在さえあれば察知が可能なため、あまりありがたい特性ではない。


















クリヌス・トナティウ
 年齢 二十六歳
 身長 一七九
 武器 剣
 現地上最強の男であり、アルドの後継者。後継というだけあって、アルドの異名、『勝利』も、しっかりと継いでいる。皆がその強さを評価するなか、クリヌスはアルドを斃すまで自分を認める事が出来ないと思っていて、今日の今日まで、アルドとの再会は予想していなかった。人間絶対至上主義であり、真面目。黒い噂は少したりとも存在しない。
 アルドと違って、彼は魔術と剣術に天才的な素養がある。八歳の時、フルシュガイドに存在するすべての魔術を行使可能になった。








デューク・ファドク
 年齢 五二
 身長一六四
 アルドとデューク、そしてフィネアを誘った人物で、奴隷商人にならざるを得なかった人。基本的に自慢したがりで、少しでも功績を上げると、皆に吹聴する。一方で面倒くさがりやな面もあり、説明など意味のない行動は他人に任せがち。
 フォーミュルゼンの玩具であり、たとえそれが彼にとってどれだけ苦痛だろうと、家族を人質に取られているため、行わなければならない。不思議な性質を持つ邂逅の森を使い、不可能犯罪を行ってきたが、ワドフを攫ったことで、アルドに看破され、やむなく戦闘。覚醒するも、一太刀浴びせた所でアルドの力が垣間見え、敢え無く死亡したが、彼からすれば、満足の結果だった。


















皇 
 詳細不明。人間に手を差し伸べた事で、裏切られて死亡。






キリーヤ
年齢 一四
身長 一四八
種族 人狼→人間
 魔人と人間のハーフ。平和に暮らしていたのに、アスリエルの攻撃を受け、母を失った。不幸な少女。しかし、そんな貴重な体験もあってか、魔人を捨て、人類最強となり、魔人との共存を実現しようと考えるようになった。彼女の家族の話はいつか描かれるだろう。
基本的に恥ずかしがりや。一方で責任感、義務感、使命感に強い面もあり、彼女が人になる事を決心したのも、これが関わっている。








ワドフ・グリィーダ
 年齢十七歳
 身長 百六十三
 武器 剣、盾、短剣
 冒険者暦一年の新米。とても明るく、活発な性格。彼女が居るだけで雰囲気が和んだりするなど、もはや癒しキャラのような立ち位置にもいる。美人ではないが、可愛い類ではある。よくからかわれるのが悩みではあるが、それも可愛さを引き立てているのかもしれない。かなりのお人好という事もあって、デュークを欺くとき、アルドは、ワドフを参加させないつもりだった。
 アルドの事を想っていた事を(本人は気づいていない)デュークに悟られ、『命刻』を交わされる事となる。












アスリエル・クレイツ
 年齢 二四
 身長 一八一
 武器 剣
 リタルア村を襲ったフルシュガイドの兵。軍団長とも呼ばれている。屍術を使う事が出来、それによって、一人でありながら群を造る事が可能。切り札である終位の魔術を使うも、フェリーテにあっさりと跳ね返され、死亡。






オールワーク。
 年齢 ?
 武器 細剣?
 身長 百六十五
 種族 鳳
 アルドが最も信頼するメイド。その実力はナイツにも認められているため、ナイツとは対等の関係となっている。『皇』とは主従関係だった。また、アルドの寝室に入る事が認められている唯一の者である。アルドの事は好きというより愛しているという方が正しいが、飽くまでも侍女であるので、一歩引いたような位置に立つ事を望んでいる。忠誠心はナイツ以上である。
 停滞昇華帝国では魔人の育成をしている。







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