詩を 詠む 夜に

ツ白マ ユウコ

過去がひかり

軽い気持ちでついて出た言葉が重い言葉だったりするように
僕らはあやふやな境界線上で生きている
もちろんその境界線を裕に越える人もいるけれど
大抵そんな人たちのために切羽詰まって心臓をすり減らしてる人の方が多い
そんな気がする そんな事を早朝に想う

「革命家だ」そんなことを音楽家が言う
「なにを変えたんですか?」その返答は未だ無し
みんな大口を叩かなきゃ自分を保てない 分かってる 僕もだ
白い靄が眼鏡に反射する煙草か はたまた壊れた心臓の煙か

結局どれでもなく適当に妄想し
カップ麺を掲げて成分表を薄ら笑いに見ている

こんなにちっぽけな自分に呆れる始末
かと言って、この尻ぬぐいをしたいとは思わない
こんなんでいいの?って自分に言い聞かせ
多分それが正解なんだとまた言い聞かせ
未だその渦から動けない
いや、この部屋から動かず何年経つ?

それから月日が経ちこんな調子でも大人になれたんだ
大丈夫だったんだって思った
今では数さえ少ないが心で語り合える友達も居て
見返そうなんて 復讐なんて思わないそんな醜いガソリン私は要らない
あの日の自分でよかったんだって、心から思えた

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