詩を 詠む 夜に

ツ白マ ユウコ

求めていても、過ぎ去るのが思い

求めていても過ぎ去るのが思い
思いとは愛で、相手に至っては重いと嘆いてやはりわたしの天秤はその重さで千切れるのだ逆もまた然り

それでも君の言うことは分かっていた
もちろん今も
これからの事なんか少しも分からない
いいことがこれから続くなんて分からない
けれど、前を見るしかなくなった
信じるしかなくなった それでいい
そんなの自分次第だった
大切なものは時間の流れを気にせず自然についてくる思い出す
それでいいんだと気付く
なにも不安がらなくていいんだと気付く。

遠いあの日を思い出したよ。
遡った記憶に君がいて、森があって、歌があって、暖かい人がいた。
全てが純粋の中で、わたしたちを受け入れてくれた。
都会に生きている人たちには理解し難い事も沢山考えた。
けれどぶつかって頭抱えて、頭が可笑しいと吐き捨てられて、誰が可笑しいんだと壁に吐き捨てて、はたまたSNSに訴えかけ、誰にも当てにされない、使い捨ての小さい社会の歯車となった。
ただプライドだけが闇の中、光で生き存えた時もあった。
こうなりゃ死にたいなんて間違っても思わねぇよ。
悔しさで終わらせたくない。

大切を探して歩いて歩いて歩いて転んで、擦り傷できて、なかなか治らない毎日だけど、僕らは生きる意味を探して毎日新しいものに出会う。
とても素敵だ。

遠いあの日を思い出したよ。
遡った記憶に確かに私がいて、学校サボって、川があって、気にせず岸に寝転んで、土に寝転んで、夜まで抱き合って身を寄せたあの日々。
蛍の大群が星となる。
ああ、なんて望ましい毎日だったろうと。
それだけで幸せで、他に何もいらなかったんだと布団の中、ひとり走馬した。

確かに帰りたい、帰りたいと苦し紛れ願っても帰れない。
確かに幸せだった時が誰しも一瞬あり、それを感じれたら儲けもので。
結局生きていて、幸せだ。

「詩を 詠む 夜に」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「詩」の人気作品

コメント

コメントを書く