詩を 詠む 夜に

ツ白マ ユウコ

あかるいみらいは白に変わる

東西南北 歩き続けて いまここにいる
暗い暗い どん詰まりだったけれど
視界はドブ色から徐々にグレー、光が視えて
それを 確かめたくなった それだけだった

「人を愛したい」って思った気がした
「人に愛されたい」と思ってしまって
人に尽くして 報われる きがした
こんなんじゃ こんなんじゃ こんなんじゃ
この月にもあいてにされずに
きっと神さまにだってあいてにされない
なんとなくわかったふりして いた
きみの頸動脈に刃を当てるのといっしょだ

いたい いたい いたい いたい
きみの心臓はゼリーといっしょ
ふるふる ふるえて それを食べちゃいたい
ごめん ごめん ごめん なんて思っちゃいないよ
そのゼリーにスプーンの刃を いれた
さあ わたしの心臓もどうぞ
カラのお皿は白く 白く 交わった

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