子猫ちゃんの異世界珍道中
第71話、新しい仲間
僕の秘密を打ち明け、軽めの朝食を食べていると、主さんからこんな提案がありました。
『我の子を1匹そなた達に預けたいが、構わぬか?』
僕は何故親から子供を引き裂かないと行けないのか?
理由を尋ねてみます。
『丁度、そちらの娘も我が子を気に入ってくれている様だ。それとお主に預ければきっと我が子は逞しく成長出来るであろう――』
主さんは、自分が昔に迷い人と共に旅をして、強くなった事から僕と一緒に旅をさせれば将来有望だと本音を漏らします。
僕には親と子を引き離すのは、疑問が残りますが……。
「みゃぁ~?」
ミカちゃんの意見も聞いてみます。
「私は楽しくなるのは嬉しいにゃ。でも子狐さんが寂しく思うんじゃないかにゃ?」
やはり僕とミカちゃんの意見は同じ様です。
すると――。
「私が大事に育ててみせますわ!」
エリッサちゃんは、僕とミカちゃんを側で見てきて、憧れて居たようで、
ミカちゃんと僕の会話を耳にして懇願する様に言い寄ります。
それでも僕達が難色を示していると……。
『ならば我が子に決めさせればいいだろう』
こんな小さな子に、理解できるのでしょうか?
「くぉ~ん!」
主さんが子狐に語りかけると、7匹の中から1匹の子狐が飛び出してきます。
その子狐は、他の子達とは違い、全身金色では無く、尻尾の先と片方の耳が真っ白です。
その模様が関係しているのでしょうか?
『この子は生まれつき他の子とは違って、自分が醜い子だと思っている所があるのだ。実際はそんな事は無いのだがな……』
主さんは愛情の篭った熱い視線を、その子狐に向け話します。
他の子狐も名残惜しそうに、1匹の子狐に、アーン、アーンと声を掛けています。
それを振り切るように、子狐は座っているエリッサちゃんの目の前にきて、ペコリとお辞儀をしました。
エリッサちゃんは、他の子と主さんを見渡し、申し訳無さそうな表情で話し出します。
「親狐さん。子狐のみんな。この子は私が責任を持って育てて見せますわ!」
力の篭った声音でエリッサちゃんが宣告します。
すると――。
『うむ。頼むぞ』
主さんは、エリッサちゃんに顔を向けそう言いながらお辞儀をします。
このお辞儀も迷い人から教わったのでしょうか?
主さんがお辞儀をすると、エリッサちゃんは腕を伸ばし、僕がミカちゃんにされる様に――胸の前で子狐を抱き締めていました。
「新しい仲間が増えたな!」
いつの間にか正気に戻っていたフローゼ姫が、祝福をしてくれます。
4人でこの場所に飛ばされた僕達は、1人増えて5人になりました。
ある程度の場所の情報は、もう主さんから聞いています。
朝食を食べ終わり、少しだけ凍らせた肉をミカちゃんが若葉で包みバッグに入れます。
残りは主さん達へのプレゼントにします。
こうして僕達5人は、泉で見送ってくれる主さんと子狐達の場所を立ち去り、北へと進路を取り歩き出します。
背後では、僕達の姿が見えなくなるまで、アーン、アーンというお別れの言葉と、くぉ~んと鳴く主さんの声が轟いていました。
エリッサちゃんに抱きかかえられている子狐は、それを振り返る事なく、僕達が向かう先を見つめていました。
主さんから聞いた話では、このお花畑を北に向かうと、西から北東に向かう道があるそうです。
その道に出るまでは、ずっと真っ直ぐ進みます。
もう冬も近いのに、ここの花はむせ返るような匂いで一杯です。
これも主さんからの受けうりですが、ここは大陸でも南部で気温が年中暑いと聞きました。
だからフローゼ姫の格好だと大汗を掻いていたのですね。
涼しい季節なら鎧姿でも、まだここまで厳しくは無いのでしょう。
道の近くには川も流れているらしいので、そこで水分補給をする予定です。
5人で固まって歩いていると、目の前から蜂が飛んできます。
僕は視認するや否や、5匹の蜂に爪を飛ばし退治しました。
「妾にはまだ見えて居なかったぞ?」
フローゼ姫の様な普通の人には、まだ視認は出来なかった様です。
どうりで僕が立ち止まり、掌を前方に向けた時に呆気に取られていた訳ですね。
倒れて絶命している蜂の所まで着くと、僕は魔石を回収します。
これも食糧の代わりになりますからね。
すると――。
「子猫ちゃんはこんな魔物でも魔石を取るのか?」
そういえば、フローゼ姫にはまだ魔法取得の方法を教えていませんでしたね。
僕がお金の為に魔石を拾っていると勘違いしている様です。
「みゃぁ~!」
僕がこれは食べる物ですよ!
そう告げますが、まだ僕の言葉を理解するまでには至っていません。
ミカちゃんが、苦笑いを浮かべながら、
「子猫ちゃん、流石にまだ会話は難しいにゃ。フローゼ姫、これは魔法を取得する為に必要なんですにゃ」
ミカちゃんが、僕とフローゼ姫に会話を振ります。
エリッサちゃんは、僕が魔石を集める理由を知っています。訳知り顔で微笑んでいます。
「ほぉ? これが子猫ちゃん達の秘密に繋がるのだな!」
方法は分らずとも、魔石を使うのは分ってもらえたようです。
川まで半日も歩けば着くと聞いていたので、川まで辿り着いたら子狐さんとフローゼ姫に食べてもらいましょう。
しばらく歩くと、急にお花畑が途切れ、道が見えてきました。
道の奥には、大きな川も見えます。
丁度みんなも喉が渇いていた頃です。間に合いましたね。
道を超え、川縁で食事の準備をします。
以前は小川だったので魚を取れましたが、ここは難しそうです。
川の太さは50mはあり、深さも底が見えない位あります。
魚は諦めて、僕達は凍らせたミノタウロスの肉と魔石を取り出します。
フローゼ姫だけ、お食事に何故魔石が……と困惑顔ですが、ちょっと待って下さいね。
まずは水分補給からです。
川縁にしゃがみ込み、皆で並んで水を掬って飲みます。
僕は首のポーチから魔石を出して1個ずつ洗います。
その様子をジッと食い入るようにフローゼ姫が見つめています。
フローゼ姫に見つめられても、僕の心はミカちゃんだけですからね!
拾った魔石を全て綺麗に洗った後でそれは起きます。
僕がフローゼ姫に5個手渡すと――。
何故渡されたのか分らずに、ポカンと口を開けて固まります。
そんな事だから残念姫と僕に言われるのに……。
見兼ねてミカちゃんが教えてあげます。
「それは食べる物にゃ!」
ミカちゃんが説明しても、まだ理解が追い付いていないようです。
エリッサちゃんは、隣でクスクス笑い声を漏らしています。
エリッサちゃんの声を聞き、冗談とでも思ったのか――。
「エリッサ譲が笑っているではないか! 妾をからかっているのか!」
少し怒気を含む声音で言い掛けます。
でも僕達の様子を見つめていた子狐にエリッサちゃんが魔石を差し出すと、カリカリ音を立てて食べ始めました。
次の瞬間に――。
子狐の体がぽわんと光り、何かしらの魔法を覚えた様です。
それを隣で見ていたフローゼ姫が、恐る恐る声に出します。
「ま、まさか魔法取得とは――魔石を食べる事なのか?」
「みゃぁ~!」
僕が正解!
と告げると、ミカちゃんが通訳してくれます。
「子猫ちゃんの能力の1つにゃ。魔石を仲間が食べれば魔法を覚えるにゃ! でも仲間以外が食べたらお腹を壊すにゃ!」
普通に聞けば、お腹を壊す事を重視するでしょうけれど、僕の仲間なら前者ですからね。
大きく見開いた瞳で、フローゼ姫がエリッサちゃん、ミカちゃん、僕、子狐さんを見回します。
何故か、子狐さんも首肯しています。
会話の内容を理解出来ているのでしょうか?
皆が首肯した事で、冗談では無いと知った、いや気づいたフローゼ姫は目を瞑り、僕が手渡した魔石を口の中に入れ噛みます。
カリッと音がした後で、何度も咀嚼します。
でも中々飲み込もうとはしない様です。
「その噛み応えが角砂糖の様ですわよね」
エリッサちゃんの言葉がまさに、フローゼ姫の意を付いたのでしょう。
フローゼ姫は視線をエリッサちゃんに向けると首肯します。
そして……意を決したように飲み込みました。
流石にこの中で、一番鍛えてきたフローゼ姫では1個では何も覚えなかった様です。
覚えるまで食べてもらいましょう。
次々と渡された魔石を嫌々ながらも食べていきます。
4個目を食べた時、それはきました。
フローゼ姫の体がパッと輝き出します。
フローゼ姫も半信半疑だったのでしょうか?
驚いて自分の両手を翳し見つめています。
皆でその様子を静観していると――音が聞こえる程、大きく息を飲み込んだフローゼ姫が喋ります。
「王都で魔法適正が皆無と言われた妾が……魔法を覚えたぞ!」
魔法適正が皆無とは初めて聞きました。
でも覚えられて良かったですね!
一体、何を覚えたのか、興味はありますが、僕はミノタウロスの魔石をミカちゃんに手渡します。
「にゃ! これはどうしたにゃ?」
「みゃぁ~!」
僕がミノタウロスの魔石だよと告げると、
「ありがとうにゃ! 私も何か覚えるかにゃ?」
そう言って、食べてくれました。
食べた瞬間にミカちゃんの体も光り輝きました。
ミカちゃんも何か覚えた様です。
覚えた魔法のお披露目は後回しにして、食事を取る事にします。
やっぱりデザートは後ですよね?
『我の子を1匹そなた達に預けたいが、構わぬか?』
僕は何故親から子供を引き裂かないと行けないのか?
理由を尋ねてみます。
『丁度、そちらの娘も我が子を気に入ってくれている様だ。それとお主に預ければきっと我が子は逞しく成長出来るであろう――』
主さんは、自分が昔に迷い人と共に旅をして、強くなった事から僕と一緒に旅をさせれば将来有望だと本音を漏らします。
僕には親と子を引き離すのは、疑問が残りますが……。
「みゃぁ~?」
ミカちゃんの意見も聞いてみます。
「私は楽しくなるのは嬉しいにゃ。でも子狐さんが寂しく思うんじゃないかにゃ?」
やはり僕とミカちゃんの意見は同じ様です。
すると――。
「私が大事に育ててみせますわ!」
エリッサちゃんは、僕とミカちゃんを側で見てきて、憧れて居たようで、
ミカちゃんと僕の会話を耳にして懇願する様に言い寄ります。
それでも僕達が難色を示していると……。
『ならば我が子に決めさせればいいだろう』
こんな小さな子に、理解できるのでしょうか?
「くぉ~ん!」
主さんが子狐に語りかけると、7匹の中から1匹の子狐が飛び出してきます。
その子狐は、他の子達とは違い、全身金色では無く、尻尾の先と片方の耳が真っ白です。
その模様が関係しているのでしょうか?
『この子は生まれつき他の子とは違って、自分が醜い子だと思っている所があるのだ。実際はそんな事は無いのだがな……』
主さんは愛情の篭った熱い視線を、その子狐に向け話します。
他の子狐も名残惜しそうに、1匹の子狐に、アーン、アーンと声を掛けています。
それを振り切るように、子狐は座っているエリッサちゃんの目の前にきて、ペコリとお辞儀をしました。
エリッサちゃんは、他の子と主さんを見渡し、申し訳無さそうな表情で話し出します。
「親狐さん。子狐のみんな。この子は私が責任を持って育てて見せますわ!」
力の篭った声音でエリッサちゃんが宣告します。
すると――。
『うむ。頼むぞ』
主さんは、エリッサちゃんに顔を向けそう言いながらお辞儀をします。
このお辞儀も迷い人から教わったのでしょうか?
主さんがお辞儀をすると、エリッサちゃんは腕を伸ばし、僕がミカちゃんにされる様に――胸の前で子狐を抱き締めていました。
「新しい仲間が増えたな!」
いつの間にか正気に戻っていたフローゼ姫が、祝福をしてくれます。
4人でこの場所に飛ばされた僕達は、1人増えて5人になりました。
ある程度の場所の情報は、もう主さんから聞いています。
朝食を食べ終わり、少しだけ凍らせた肉をミカちゃんが若葉で包みバッグに入れます。
残りは主さん達へのプレゼントにします。
こうして僕達5人は、泉で見送ってくれる主さんと子狐達の場所を立ち去り、北へと進路を取り歩き出します。
背後では、僕達の姿が見えなくなるまで、アーン、アーンというお別れの言葉と、くぉ~んと鳴く主さんの声が轟いていました。
エリッサちゃんに抱きかかえられている子狐は、それを振り返る事なく、僕達が向かう先を見つめていました。
主さんから聞いた話では、このお花畑を北に向かうと、西から北東に向かう道があるそうです。
その道に出るまでは、ずっと真っ直ぐ進みます。
もう冬も近いのに、ここの花はむせ返るような匂いで一杯です。
これも主さんからの受けうりですが、ここは大陸でも南部で気温が年中暑いと聞きました。
だからフローゼ姫の格好だと大汗を掻いていたのですね。
涼しい季節なら鎧姿でも、まだここまで厳しくは無いのでしょう。
道の近くには川も流れているらしいので、そこで水分補給をする予定です。
5人で固まって歩いていると、目の前から蜂が飛んできます。
僕は視認するや否や、5匹の蜂に爪を飛ばし退治しました。
「妾にはまだ見えて居なかったぞ?」
フローゼ姫の様な普通の人には、まだ視認は出来なかった様です。
どうりで僕が立ち止まり、掌を前方に向けた時に呆気に取られていた訳ですね。
倒れて絶命している蜂の所まで着くと、僕は魔石を回収します。
これも食糧の代わりになりますからね。
すると――。
「子猫ちゃんはこんな魔物でも魔石を取るのか?」
そういえば、フローゼ姫にはまだ魔法取得の方法を教えていませんでしたね。
僕がお金の為に魔石を拾っていると勘違いしている様です。
「みゃぁ~!」
僕がこれは食べる物ですよ!
そう告げますが、まだ僕の言葉を理解するまでには至っていません。
ミカちゃんが、苦笑いを浮かべながら、
「子猫ちゃん、流石にまだ会話は難しいにゃ。フローゼ姫、これは魔法を取得する為に必要なんですにゃ」
ミカちゃんが、僕とフローゼ姫に会話を振ります。
エリッサちゃんは、僕が魔石を集める理由を知っています。訳知り顔で微笑んでいます。
「ほぉ? これが子猫ちゃん達の秘密に繋がるのだな!」
方法は分らずとも、魔石を使うのは分ってもらえたようです。
川まで半日も歩けば着くと聞いていたので、川まで辿り着いたら子狐さんとフローゼ姫に食べてもらいましょう。
しばらく歩くと、急にお花畑が途切れ、道が見えてきました。
道の奥には、大きな川も見えます。
丁度みんなも喉が渇いていた頃です。間に合いましたね。
道を超え、川縁で食事の準備をします。
以前は小川だったので魚を取れましたが、ここは難しそうです。
川の太さは50mはあり、深さも底が見えない位あります。
魚は諦めて、僕達は凍らせたミノタウロスの肉と魔石を取り出します。
フローゼ姫だけ、お食事に何故魔石が……と困惑顔ですが、ちょっと待って下さいね。
まずは水分補給からです。
川縁にしゃがみ込み、皆で並んで水を掬って飲みます。
僕は首のポーチから魔石を出して1個ずつ洗います。
その様子をジッと食い入るようにフローゼ姫が見つめています。
フローゼ姫に見つめられても、僕の心はミカちゃんだけですからね!
拾った魔石を全て綺麗に洗った後でそれは起きます。
僕がフローゼ姫に5個手渡すと――。
何故渡されたのか分らずに、ポカンと口を開けて固まります。
そんな事だから残念姫と僕に言われるのに……。
見兼ねてミカちゃんが教えてあげます。
「それは食べる物にゃ!」
ミカちゃんが説明しても、まだ理解が追い付いていないようです。
エリッサちゃんは、隣でクスクス笑い声を漏らしています。
エリッサちゃんの声を聞き、冗談とでも思ったのか――。
「エリッサ譲が笑っているではないか! 妾をからかっているのか!」
少し怒気を含む声音で言い掛けます。
でも僕達の様子を見つめていた子狐にエリッサちゃんが魔石を差し出すと、カリカリ音を立てて食べ始めました。
次の瞬間に――。
子狐の体がぽわんと光り、何かしらの魔法を覚えた様です。
それを隣で見ていたフローゼ姫が、恐る恐る声に出します。
「ま、まさか魔法取得とは――魔石を食べる事なのか?」
「みゃぁ~!」
僕が正解!
と告げると、ミカちゃんが通訳してくれます。
「子猫ちゃんの能力の1つにゃ。魔石を仲間が食べれば魔法を覚えるにゃ! でも仲間以外が食べたらお腹を壊すにゃ!」
普通に聞けば、お腹を壊す事を重視するでしょうけれど、僕の仲間なら前者ですからね。
大きく見開いた瞳で、フローゼ姫がエリッサちゃん、ミカちゃん、僕、子狐さんを見回します。
何故か、子狐さんも首肯しています。
会話の内容を理解出来ているのでしょうか?
皆が首肯した事で、冗談では無いと知った、いや気づいたフローゼ姫は目を瞑り、僕が手渡した魔石を口の中に入れ噛みます。
カリッと音がした後で、何度も咀嚼します。
でも中々飲み込もうとはしない様です。
「その噛み応えが角砂糖の様ですわよね」
エリッサちゃんの言葉がまさに、フローゼ姫の意を付いたのでしょう。
フローゼ姫は視線をエリッサちゃんに向けると首肯します。
そして……意を決したように飲み込みました。
流石にこの中で、一番鍛えてきたフローゼ姫では1個では何も覚えなかった様です。
覚えるまで食べてもらいましょう。
次々と渡された魔石を嫌々ながらも食べていきます。
4個目を食べた時、それはきました。
フローゼ姫の体がパッと輝き出します。
フローゼ姫も半信半疑だったのでしょうか?
驚いて自分の両手を翳し見つめています。
皆でその様子を静観していると――音が聞こえる程、大きく息を飲み込んだフローゼ姫が喋ります。
「王都で魔法適正が皆無と言われた妾が……魔法を覚えたぞ!」
魔法適正が皆無とは初めて聞きました。
でも覚えられて良かったですね!
一体、何を覚えたのか、興味はありますが、僕はミノタウロスの魔石をミカちゃんに手渡します。
「にゃ! これはどうしたにゃ?」
「みゃぁ~!」
僕がミノタウロスの魔石だよと告げると、
「ありがとうにゃ! 私も何か覚えるかにゃ?」
そう言って、食べてくれました。
食べた瞬間にミカちゃんの体も光り輝きました。
ミカちゃんも何か覚えた様です。
覚えた魔法のお披露目は後回しにして、食事を取る事にします。
やっぱりデザートは後ですよね?
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