マウンドで勝利を叫べ!〜勝ち続ける難しさ〜
中1ー1 片目の見えない投手のレギュラー獲得試験
月美中学
中体連まで後一ヶ月を過ぎようとしていた。外は少しずつ暑くなっていく日になっていた。
俺、球唔才気は転校生の扱いで、中体連一ヶ月前に入学し、学校での自己紹介を終え放課後になり。俺はは広いグランドが二つある野球部にいく。
俺がついた時点で部員が全員それっていた。俺は監督の指示で自己紹介を始めた。
「球唔才気です。この一ヶ月でエースになれるように頑張ります!」
俺は自己紹介でこう言った。周りは俺に驚いた目を向けていた、その中の投手陣は俺に殺意の目を向けていた。
え……怖!
俺の自己紹介が終わると、チームの監督が俺のもとにやってきた。
「では、球唔くんの実力と言う名の試験をやる! 場合によってはレギュラーを考えてもいいぞ?」
「はい! 頑張ります。それでどのようにやるんですか?」
どうやら今から実力を見るらしい。
「ウチのキャッチャー以外のレギュラー全員抑えれたら……レギュラーにしてやる」
「わかりました」
監督から出された条件はキャッチャー以外のレギュラーを全員抑える事だった。球唔はその条件い即答し、駆け足で正捕手の元に駆け寄る。
正捕手の人はとても真面目そうな顔つきに丸坊主、体格はそれほどでかく無いが、しっかりと筋肉が発達しているのがわかるくらいに服がパツパツの人だ。
このキャッチャー……どっかで見たことが。
「よろしくお願いします!」
「ああ、よろしく。球唔君の持ち球はもうこっちで把握してる、でもクイックカーブは聴いたことが無いな……オリジナルかい?」
「はい。でもこの試験で投げなくても良いと思います」
「んーー。そうだね、君がエースになったら投げてもらうよ」
球唔はアメリカで身に付けた『クイックカーブ』、正捕手の人はそれを指摘してきたが俺の答えに、それ以上追求しずにマウンドに向かった。
球唔もマウンドに駆け足でいく。そしてウォーミングアップ程度に何球か投げた後。
「大丈夫です! 試験お願いします!」
大きな声でオーケーサインを出す。すると九番バッターから打席に入り……
「よし! プレイボール!」
監督の合図で試験が始まる。
球唔はサインを見る。高めのストレート。球唔は頷きかまえる。そして小さく振りかぶりステップを大きく踏み込み投げる。
以前と違うのは球唔の手が上から出てくるのではなく、サイドつまり横から出ていたことだった。
「ん!」
球唔の球は小学生時代よりもノビ、キレ、回転量が明らかに上まっていた。
「ストライク!」
「し!」
片目が見えない投手の投球とは思えない良い球。これが球がアメリカで鍛えた技術の一端だった。
九番バッターはバットを振るも、虚しく空を切り空振り。
「なんだアイツ……バケモノじみたストレートじゃねぇか」
「ウチのエースよりも上手い……」
「嘘だろ」
「す……すげぇ」
ベンチから驚きの声が漏れる。球唔の今の一球で完全に萎縮してしまう選手が大半だった。
だがその中で唯一冷静で見ていた選手が複数いた。
「あれが片目の見えない投手の投球か……これは使える」ボソッ
監督は目を見開き、ニヤリと笑った
「うん。良い球だ……ウチのエースよりも使える。俺のリードで更に高みまで上げてやる」
正捕手の選手がボソッと呟く。
その後の九番バッターは二球を空振りし、アウト。
「次、お願いします!」
球唔は順調にバッターを抑えていった。だが球唔は、五番を抑えた後に待っていたクリーンナップの選手を見て一瞬寒気を感じ、更に集中力を高めていく。
マウンドとベンチ、グランド全体がここからが本番といわんばかりに、周りが静寂に包まれる。
「ふーー、後三人、必ず抑えて……エースになる」
美咲、田中と全国で投げ合うために!
中体連まで後一ヶ月を過ぎようとしていた。外は少しずつ暑くなっていく日になっていた。
俺、球唔才気は転校生の扱いで、中体連一ヶ月前に入学し、学校での自己紹介を終え放課後になり。俺はは広いグランドが二つある野球部にいく。
俺がついた時点で部員が全員それっていた。俺は監督の指示で自己紹介を始めた。
「球唔才気です。この一ヶ月でエースになれるように頑張ります!」
俺は自己紹介でこう言った。周りは俺に驚いた目を向けていた、その中の投手陣は俺に殺意の目を向けていた。
え……怖!
俺の自己紹介が終わると、チームの監督が俺のもとにやってきた。
「では、球唔くんの実力と言う名の試験をやる! 場合によってはレギュラーを考えてもいいぞ?」
「はい! 頑張ります。それでどのようにやるんですか?」
どうやら今から実力を見るらしい。
「ウチのキャッチャー以外のレギュラー全員抑えれたら……レギュラーにしてやる」
「わかりました」
監督から出された条件はキャッチャー以外のレギュラーを全員抑える事だった。球唔はその条件い即答し、駆け足で正捕手の元に駆け寄る。
正捕手の人はとても真面目そうな顔つきに丸坊主、体格はそれほどでかく無いが、しっかりと筋肉が発達しているのがわかるくらいに服がパツパツの人だ。
このキャッチャー……どっかで見たことが。
「よろしくお願いします!」
「ああ、よろしく。球唔君の持ち球はもうこっちで把握してる、でもクイックカーブは聴いたことが無いな……オリジナルかい?」
「はい。でもこの試験で投げなくても良いと思います」
「んーー。そうだね、君がエースになったら投げてもらうよ」
球唔はアメリカで身に付けた『クイックカーブ』、正捕手の人はそれを指摘してきたが俺の答えに、それ以上追求しずにマウンドに向かった。
球唔もマウンドに駆け足でいく。そしてウォーミングアップ程度に何球か投げた後。
「大丈夫です! 試験お願いします!」
大きな声でオーケーサインを出す。すると九番バッターから打席に入り……
「よし! プレイボール!」
監督の合図で試験が始まる。
球唔はサインを見る。高めのストレート。球唔は頷きかまえる。そして小さく振りかぶりステップを大きく踏み込み投げる。
以前と違うのは球唔の手が上から出てくるのではなく、サイドつまり横から出ていたことだった。
「ん!」
球唔の球は小学生時代よりもノビ、キレ、回転量が明らかに上まっていた。
「ストライク!」
「し!」
片目が見えない投手の投球とは思えない良い球。これが球がアメリカで鍛えた技術の一端だった。
九番バッターはバットを振るも、虚しく空を切り空振り。
「なんだアイツ……バケモノじみたストレートじゃねぇか」
「ウチのエースよりも上手い……」
「嘘だろ」
「す……すげぇ」
ベンチから驚きの声が漏れる。球唔の今の一球で完全に萎縮してしまう選手が大半だった。
だがその中で唯一冷静で見ていた選手が複数いた。
「あれが片目の見えない投手の投球か……これは使える」ボソッ
監督は目を見開き、ニヤリと笑った
「うん。良い球だ……ウチのエースよりも使える。俺のリードで更に高みまで上げてやる」
正捕手の選手がボソッと呟く。
その後の九番バッターは二球を空振りし、アウト。
「次、お願いします!」
球唔は順調にバッターを抑えていった。だが球唔は、五番を抑えた後に待っていたクリーンナップの選手を見て一瞬寒気を感じ、更に集中力を高めていく。
マウンドとベンチ、グランド全体がここからが本番といわんばかりに、周りが静寂に包まれる。
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