終わる世界の召喚者
プロローグ
ーー世界が闇に包まれていた。右も左も上も下も自分がどこに立っているのかすら分からない暗闇で少女の声がする。
「ねえ、聞こえているんでしょうーー」
  どこかで聞いたことのある声だ。懐かしく、そして何故か愛おしい。
  少女の問いかけに答える事ができない。答えを発するための喉が凍りついたように動かないのだ。
「この世界を救ってーー」
   尚も懇願するように少女の声が響く。
「完全に闇に呑み込まれる前にーー」
  少女の掌だろうか。闇の中にあった体が引っ張りあげられる。
ーーそして意識は暗闇の中から覚醒した。
「ねえ、聞こえているんでしょうーー」
  どこかで聞いたことのある声だ。懐かしく、そして何故か愛おしい。
  少女の問いかけに答える事ができない。答えを発するための喉が凍りついたように動かないのだ。
「この世界を救ってーー」
   尚も懇願するように少女の声が響く。
「完全に闇に呑み込まれる前にーー」
  少女の掌だろうか。闇の中にあった体が引っ張りあげられる。
ーーそして意識は暗闇の中から覚醒した。
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