異世界チートで友達づくり(仮)

川添 マカ

事情②

 俺は<神眼>を発動させてダルのステータスをみた。


 名前:ダル・バックル  種族:混魔族ディーマン 性別:男
 レベル:73
 職業:魔術師
 称号:魔の子/マナの恩恵者/半魔/魔に愛されし者
 攻撃:9480  防御:9050  魔力:━━━
 魔攻撃:56540  魔防御:━━━
 敏捷:9190  力:7680  魅力:2300
 運:850
 状態:なし
 流派:なし
 スキル:みきり/瞑想
 固有スキル:超自然回復
 耐性スキル:衝撃耐性/魔術反動耐性
 魔法:魔属性魔法«超級»/闇属性魔法«超級»/火属性魔法«超級»/水属性魔法«上級»
 装備:暗黒のマント/飛翔の靴/制裁の杖
 所持金:12570z


 思った以上にステ値が高いな…。
 てか、こいつの魔力…いや、今はそんな事はいい。
 さっきの傷の治りが以上に早かったのはこの<超自然回復>の効果か。

 スキル<超自然回復>…生命が活動をしている間いくらでも傷を癒す。負傷時自動発動。

 このスキル欲しいんだけど俺の<神眼>じゃ固有スキルは習得できないんだよなぁ。
 『スキル<瞑想>を習得しました』
 いつも聞いていたけどどこか懐かしい声が頭の中に響いて俺は<迷走>を習得した。

 スキル<瞑想>…魔法使用後のインターバルを短縮。魔法の精密度及び威力向上。魔法使用時自動発動。

 魔法を打つと次の魔法までにインターバルを置く必要があるのは知っていた。このスキルはthe魔法使いに結構有利なスキルのようだ。

 ひと通り効果等を確認してからダルにお礼を言って<神眼>を解いた。
 俺の確認が終わったという知らせを聞きダルが驚いたように聞いてきた。
 「え、もう終わったのか…?」
 「おう、終わったぜ」
 「<みきり>になんの反応もないなんて、どんなスキル使ったんだよ…」
 「……まぁ気にすんな」
 確か<みきり>だと固有スキルは反応しなかったよな?
 「気になるわ!教えてくれ!」
 そう言って俺に前のめりに問いただしてくるダルを押さえて仕方がないから教える事にした。

 「そんな固有スキルがあったなんてな、初めて聞いたぜ…」
 「それはこっちのセリフだ。<超自然回復>とか羨ましすぎるわ」
 俺の固有スキル<神眼>をふむふむと納得しているダルにツッコミを入れてから話を戻す事にした。
 「それで?なんの話してたっけ?」
 俺がそうみんなに聞くとベルとスサラが同時に声をあげた。
 「「アオイ(さん)と結婚するのは私です!」」
 「お前ら本当は仲いいんだろ!」
 あまりに息がぴったりに主張してきたから思わずそうツッコんでしまった。
 「言っておくけど、俺はまだ誰とも結婚するつもりはないぞ」
 この世界に来てからまだ日が浅すぎる。
 まだまだ分からない事も多いしそれに今はベルをエルフの国におくるのが目的だ。
 俺の気持ちでベルをこれ以上このままにしておく訳にはいかない。
 俺の言葉を聞くと2人ともしゅんとした顔になり落ち着いた。

 「スサラ、まず俺と結婚しないといけない理由を教えてくれ」
 いくら強いと言ってもただ強い事だけを知っている見ず知らずの俺に結婚を申し込むのはありえない。
 結婚しないといけないまた違う理由があるはずだ。
 俺の質問を聞いたスサラは先程まででは考えられない程真剣な顔になって話し始めた。
 「はい、単刀直入に申しますと━━」
 「「「………(ゴクリ)」」」
 全員が息を呑んだ後スサラが深々と頭を下げて言った。
 「━━この国を、救って下さい…」

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