戦力より戦略。
レベルアップの全回復って重要だよね
「……またかい?」
コクリ。
「まただな」
「レイン君から君はとにかく爆発が好きだからやばそうなことしようとしたら止めてって言われてたんだけど……。僕のいないところでやられたら無理だね」
いや、俺は別に爆発が好きなわけではないからな?
なんか大規模な戦闘しかないせいで効率を求めていくと爆発が手っ取り早いってだけで。
「それが問題なんだよ……」
「リブレ、お主なにをしよった!?」
「え、ひどいなー。国のために頑張ったのに」
「無論、そこは評価しておる! しかし、あんな爆発が起こるとは聞いておらんぞ! ルーリアの魔法まではなくとも、あのような規模の爆発など……。わしが水の壁作っておらんかったら危うかったんじゃないかの!?」
ルーリアのよりましならいいだろ……。
てかあれより上かよ。
やばいなルーリア。
俺がルーリアに指示した内容はごくごく単純。
すなわち、霧の中に小さな火を出してくれ。
それだけ。
ルーリアは広範囲に拡がってしまう魔法を凝縮して一点に留めている。
よってただの火を出すだけでもあり得ないレベルの高温のものが出る。
まぁ、熱って何度かを超えるとそれ以上上がらなくなるらしいけど、たぶんそこまではいってないだろ。
今回爆発を引き起こしたのは、水蒸気爆発。
原理は簡単。
ある程度大きな水の塊、今回は霧を使ったわけだが、それを超高温で熱する。
すると、一気に気化し、膨張する。
その膨張がすごい早さで起こることによってあたかも爆発のような現象となるのだ。
いやまぁようなっていうか爆発そのものなんだけども。
「そこは結果オーライだって王様。キラ、今からあれが収まったらむこうの親玉みたいなのにこれ渡してきてくれるか? お前なら万が一攻撃されても逃げてこれるだろ。ただし、攻撃されてもやり返すなよ? むしろあたかも普通なように避けろ」
その方が{恐怖}{不安}が伝わりやすい。
「了解。これを持っていけばいいんだね?」
俺はキラに手紙を渡す。
「そういえば、文字とかって共通か?普通に書いちゃったけど」
「そうなるな。協会で定められておるからの」
協会?
なんだそれ。
「おい、それなに……」
「じゃ、行ってくるよ」
「あ、うん。行ってらっしゃい」
キラが出ていくと同時に俺にレベルアップ表示が出る。
え?
なにもしてないのになんでレベルアップしたんだ?
訝しみながらもとりあえずステータス画面を広げる。
「はああぁぁぁぁぁーーーー!!!???」
なんと俺はレベル17まで上がっていた。
なんじゃそりゃ!
HP:336/336  MP:453/453
だいぶ上がったな!
むしろ怖いぞ。
「リブレさーん!」
レインが駆け込んできた。
「お、もう大丈夫なのか?」
「はい! なんかわからないですけどレベルアップしたときに枯渇してたMPが回復されたみたいで、もうすっかり元気です!」
レインもレベルアップしたのか……。
ん?
待てよ?
「ちなみにレベルなにになったんだ?」
「えっと、レベル36です!」
ちくしょー!!
レベルって上にいけばいくほど上がりにくいんじゃないのか?
差が開く一方なんだが!?
「ちょ、ちょっとステータスも見せてくれ」
「あ、はい」
HP:1112/1112  MP:1039/1039
4桁……。
コクリ。
「まただな」
「レイン君から君はとにかく爆発が好きだからやばそうなことしようとしたら止めてって言われてたんだけど……。僕のいないところでやられたら無理だね」
いや、俺は別に爆発が好きなわけではないからな?
なんか大規模な戦闘しかないせいで効率を求めていくと爆発が手っ取り早いってだけで。
「それが問題なんだよ……」
「リブレ、お主なにをしよった!?」
「え、ひどいなー。国のために頑張ったのに」
「無論、そこは評価しておる! しかし、あんな爆発が起こるとは聞いておらんぞ! ルーリアの魔法まではなくとも、あのような規模の爆発など……。わしが水の壁作っておらんかったら危うかったんじゃないかの!?」
ルーリアのよりましならいいだろ……。
てかあれより上かよ。
やばいなルーリア。
俺がルーリアに指示した内容はごくごく単純。
すなわち、霧の中に小さな火を出してくれ。
それだけ。
ルーリアは広範囲に拡がってしまう魔法を凝縮して一点に留めている。
よってただの火を出すだけでもあり得ないレベルの高温のものが出る。
まぁ、熱って何度かを超えるとそれ以上上がらなくなるらしいけど、たぶんそこまではいってないだろ。
今回爆発を引き起こしたのは、水蒸気爆発。
原理は簡単。
ある程度大きな水の塊、今回は霧を使ったわけだが、それを超高温で熱する。
すると、一気に気化し、膨張する。
その膨張がすごい早さで起こることによってあたかも爆発のような現象となるのだ。
いやまぁようなっていうか爆発そのものなんだけども。
「そこは結果オーライだって王様。キラ、今からあれが収まったらむこうの親玉みたいなのにこれ渡してきてくれるか? お前なら万が一攻撃されても逃げてこれるだろ。ただし、攻撃されてもやり返すなよ? むしろあたかも普通なように避けろ」
その方が{恐怖}{不安}が伝わりやすい。
「了解。これを持っていけばいいんだね?」
俺はキラに手紙を渡す。
「そういえば、文字とかって共通か?普通に書いちゃったけど」
「そうなるな。協会で定められておるからの」
協会?
なんだそれ。
「おい、それなに……」
「じゃ、行ってくるよ」
「あ、うん。行ってらっしゃい」
キラが出ていくと同時に俺にレベルアップ表示が出る。
え?
なにもしてないのになんでレベルアップしたんだ?
訝しみながらもとりあえずステータス画面を広げる。
「はああぁぁぁぁぁーーーー!!!???」
なんと俺はレベル17まで上がっていた。
なんじゃそりゃ!
HP:336/336  MP:453/453
だいぶ上がったな!
むしろ怖いぞ。
「リブレさーん!」
レインが駆け込んできた。
「お、もう大丈夫なのか?」
「はい! なんかわからないですけどレベルアップしたときに枯渇してたMPが回復されたみたいで、もうすっかり元気です!」
レインもレベルアップしたのか……。
ん?
待てよ?
「ちなみにレベルなにになったんだ?」
「えっと、レベル36です!」
ちくしょー!!
レベルって上にいけばいくほど上がりにくいんじゃないのか?
差が開く一方なんだが!?
「ちょ、ちょっとステータスも見せてくれ」
「あ、はい」
HP:1112/1112  MP:1039/1039
4桁……。
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