アトランダワールド

りゅう

アグリスの現状









「それにしても面倒な事になったな…」

一人でイーニスの隣国であるアグリスにやって来た僕は現在アグリスの留置所に閉じ込められている。理由は簡単、ただの濡れ衣だ。

「お前が先日麻薬の持ち込みで捕まった者か?麻薬の持ち込みは重罪だ。奴隷の身分に落とされることは覚悟しておけよ」

僕が閉じ込められていた檻の前にやって来た男がニヤニヤと笑いながら僕に言う。

「これがこの国のやり方か?」

アグリスには奴隷と呼ばれる身分の者が存在する。だが近年、奴隷を解放すべきと言う意見が上がり罪人以外の者を奴隷とすることができなくなっていた。そのため奴隷という身分の人々が支えていたこの国のシステムは崩壊した。この現状を打破するためにこの国は意図的に罪人を作り出しているのだった。

「罪人は黙ってろ。明日には貴様の罪が問われる裁判が開かれるから覚悟しておくんだな」

男は僕にそう告げて牢の前から立ち去った。

「さて、どうしたものか…」

僕が調べた限りこの国が奴隷を意図的に生産しているのは国民全員が知っている状態だった。この国の方針に不満を抱き反乱を起こそうとした者も数多くいる。そういった者は真っ先に冤罪をかけられ奴隷にされている。僕が色々と考えた結論は革命という形でこの国は落とせる。

「下調べも済んだし抜け出すとするか…」

僕は自身を縛っていた拘束を解き檻を破壊する。

「な…脱走だ!捕らえろ」

僕に気づいた警備兵が大きな声で他の警備兵を呼び出す。僕の目の前にはあっという間に大勢の兵が集まっていた。

「ここで反乱の種をまいておくか…」

僕は隠し持っていたスマホを取り出してアイテムを開き武器を取り出す。

「さあ、全員まとめてかかってこい」

僕の挑発に乗り襲って来た兵士たちを一瞬で返り討ちにする。

「4人か。どうやら全員冤罪のようだな…」

僕はここに捕らえられている人々を確認し4人全員を解放し僕の城に送った。

「さて、遊びはこれくらいにして終わりにしよう」

僕はそう呟き魔法を発動した。僕が発動した魔法は容赦無く留置所を破壊した。留置所が完全に破壊されたのを確認し僕は城に戻った。







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