アチオ伝説

ふみゅうひぅ

第28話

ピッ

ゴピン「……何とか侵入できたか………」

ゴピン「だか……にちはがああなっているということは他の皆も…」

ゴピン「…いや、とりあえず開こう、考えててもしょうがない…」


ピッ

ピッ


ゴピン「よし……これで……ん?」

ゴピン「これは……実験体の記録……」

ゴピン「にちは……モレチャヘまで…」

ゴピン「……!ティラミス・オイシス…………やっぱりか………」


ティラミス「……ゴピン、久しぶりね」

ゴピン「!……ティラミス…」


ゴピン「最強の情報屋のあんたが何故…」

ティラミス「……ねぇ、ゴピン」

ゴピン「なんだ」

ティラミス「………昔みたいに先輩って呼んでよ」

ゴピン「………あんたにはまだ…」

ティラミス「?」

ゴピン「あんたにはまだ愛があるな……!」

ティラミス「………」

ゴピン「ティラミス……、もう戻れないと思い、名前で呼び合わず普通の関係として終わらせるつもりなんだな……、俺を思って……」

ティラミス「ふっ、何を言ってるのかしら?寝言は寝て言いなさい…」

ゴピン「ならその手の震えはなんだ?」

ティラミス「っ……!」

ゴピン「あんたはかつて何かの情報を探り失踪した……知りすぎたってことだよな」

ゴピン「それがまさかラグナロクに纏わることだとはな……」

ティラミス「………何も知らないのね」

ゴピン「…………?」

ティラミス「纏わっているのはラグナロクよ」

ティラミス「あれは……副産物に過ぎないのよ…!」


バンッ

キィン


同時に発射された弾丸は二人の間で弾け飛ぶ


ティラミス「…まだまだね」


バンッ


弾け飛んで鉄の塊と化した2つの鉛玉にティラミスは弾丸を撃ち込む
それはこちらに向かって来る


ゴピン「っ………!」


バンッ


カンッ


ティラミス「跳弾……、狙った場所………ま、まさか…」


ゴピン「そうだよ……乗せたんだよ…俺の最後の気持ちをな…!!」










ティラミス「し……て」

ゴピン「ん……」


ティラミス「しっかりして!」

ゴピン「ティラミス………」

ティラミス「……よかった……本当に……」



彼女の薬指には指輪がはまっている
よかった、上手くいったんだな、俺のプロポーズ……



ティラミス「ゴピン…あなたって人は……」

ゴピン「なんだよ……この指輪、別の女とのかと思ったのか?」


彼女は泣きながら頷く

ゴピン「だから最初先輩って呼べって、昔の関係に……」

ゴピン「……ふっ、全く、そんな怒らないでくださいよ、先輩…」
 
ティラミス「もう…!バカ!」





第29話へ

「冒険」の人気作品

コメント

コメントを書く