アチオ伝説
第16話
それは約8年前
オート「………」
道を歩いていると一人の少女に出会う
夏祀「………」
彼女はボロボロの首輪を付けられており、手枷も付けられていた
だけど、違和感があった
どこかで見たことある……
そこで気づく
自分にそっくりなんだと
彼女の目に光はうつっていなかった
絶望という膜に瞳が被われているかのようだった
傷だらけの彼女の前に立ち、僕はこう言った
オート「……ねぇ、少し顔を上げて」
夏祀「……あなたは……?」
僕は折りたたみナイフを取り出し、ボロボロの首輪を切った
次に僕は服を脱ぎ、彼女に渡した
そしてこう言った
オート「……服を、貸して」
夏祀「……!」
?「……あ?…お前、ナイフなんか持ってたのか」
オート「……」
?「手枷はどうしたぁ?はは……」
?「逃げようとしても無駄だぞ!新しい首輪と手枷付けてやるよ!」
オート「……」
?「次はキツく締めような!!」
オート「うっ………」
彼女は泣きそうな顔で、街角から顔を少し覗かせてこっちを見ていた
…
…
…
コチル「ある事情って……そんなことが……」
にちは「…………」
ゴピン「で、でもよ、なんで元奴隷のあんたが今や裏社会のトップなんだよ」
コマチ「………それは私が知っているわ」
夏祀「………」
コマチ「夏祀家、強大な魔力を持つ代償に夏の間、眠りにつく歴史の闇に消えたと思われた、「禁魔術」を扱える数少ない一族の一つ…」
にちは「き、禁魔術って……」
コマチ「かつて、魔法が当たり前に存在していた時代、その時は魔法にも掟、今で言う法律みたいなのがあったの」
コマチ「禁魔術は魔術の中でもあまりにもその影響力、破壊力が強すぎて使用をするのを禁じられた魔術のことをさすわ」
夏祀「……そう、私はあのあと、その魔力が覚醒して、この強大な力で裏社会の全てを支配した……」
夏祀「手枷は切れなかったからしばらく付けっぱなしだったけど…」
夏祀「魔力に目覚めたあとは簡単に砕けたわ」
夏祀「……私、夏祀凛は、世界を救おうとするあなた達を全力で援護します」
夏祀「よろしくね、私の可愛い旦那さん♡」
オート「あ、ありがとう……」
カラメル「か、感動の再会……ウルウル」
ゴピン「……どうやら俺はとんでもない物語に飛び込んでしまったのかもしれないな…」
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オート「………」
道を歩いていると一人の少女に出会う
夏祀「………」
彼女はボロボロの首輪を付けられており、手枷も付けられていた
だけど、違和感があった
どこかで見たことある……
そこで気づく
自分にそっくりなんだと
彼女の目に光はうつっていなかった
絶望という膜に瞳が被われているかのようだった
傷だらけの彼女の前に立ち、僕はこう言った
オート「……ねぇ、少し顔を上げて」
夏祀「……あなたは……?」
僕は折りたたみナイフを取り出し、ボロボロの首輪を切った
次に僕は服を脱ぎ、彼女に渡した
そしてこう言った
オート「……服を、貸して」
夏祀「……!」
?「……あ?…お前、ナイフなんか持ってたのか」
オート「……」
?「手枷はどうしたぁ?はは……」
?「逃げようとしても無駄だぞ!新しい首輪と手枷付けてやるよ!」
オート「……」
?「次はキツく締めような!!」
オート「うっ………」
彼女は泣きそうな顔で、街角から顔を少し覗かせてこっちを見ていた
…
…
…
コチル「ある事情って……そんなことが……」
にちは「…………」
ゴピン「で、でもよ、なんで元奴隷のあんたが今や裏社会のトップなんだよ」
コマチ「………それは私が知っているわ」
夏祀「………」
コマチ「夏祀家、強大な魔力を持つ代償に夏の間、眠りにつく歴史の闇に消えたと思われた、「禁魔術」を扱える数少ない一族の一つ…」
にちは「き、禁魔術って……」
コマチ「かつて、魔法が当たり前に存在していた時代、その時は魔法にも掟、今で言う法律みたいなのがあったの」
コマチ「禁魔術は魔術の中でもあまりにもその影響力、破壊力が強すぎて使用をするのを禁じられた魔術のことをさすわ」
夏祀「……そう、私はあのあと、その魔力が覚醒して、この強大な力で裏社会の全てを支配した……」
夏祀「手枷は切れなかったからしばらく付けっぱなしだったけど…」
夏祀「魔力に目覚めたあとは簡単に砕けたわ」
夏祀「……私、夏祀凛は、世界を救おうとするあなた達を全力で援護します」
夏祀「よろしくね、私の可愛い旦那さん♡」
オート「あ、ありがとう……」
カラメル「か、感動の再会……ウルウル」
ゴピン「……どうやら俺はとんでもない物語に飛び込んでしまったのかもしれないな…」
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