第7話

コチル「それで、次はどこに向かえばいいんですか？」

ゴピン「すぐに奴らと戦うなんて無理さ。君が倒したのは下級のラグナロクだ」

ゴピン「まずは仲間を集めよう。俺の知り合いに強い奴がいる」

ゴピン「……あまり関わりたくねぇがな……」

コチル「……？」

ゴピン「特に育ち盛りのコチルみたいなのとは合わせたくない人物だ」

にちは「そ、その人ってまさか……！」

ゴピン「流石に知ってたか……」

にちは「ええ……、あの強さは認めるわ…」

にちは「でも女としてはとても認められないわよ………」

コチル「え？え？誰なんです？その人……」

ゴピン「………淫戦士モレチャヘ」

ゴピン「とにかく強いんだが……とてつもなく変態でな………」

にちは「なんて言うんだろ……オブラートに包んでも「女の恥」としか言えないような性格と戦闘法なの………」

コチル「ええ…」

ゴピン「だがな、コチル。奴もまたアチオの使い手と聞く」

コチル「！！」

ゴピン「そもそもアチオとは、殴ったり蹴ったりと言った武術そのものではなく、術に近い。剣術や射撃、魔術にも使えると言った、強化術のことをアチオという」

ゴピン「奴は独自の武術を編み出し、アチオで強化した可能性が高い」

コチル「僕以外にも………アチオを使える人間が…！？」

ゴピン「だが、アチオの血を強く引くコチルの方がポテンシャルは高いはずだ」

ゴピン「コチル、君が今回の作戦の要なんだ……！」

コチル「…！」

にちは「……なるほど、そういう事だったのね…」

にちは「分かったわ、前向きに協力するわ」

コチル「にちは姉ちゃん…！ありがとう！」

俺たちは淫戦士モレチャヘがいると言われる場所へ向かった

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