命の物語

ふみゅうひぅ

第86話 闇

ツー「……」

闇「やはり強いな、お前」

ツー「……あんたもな。あんたのおかげでコツをつかめてきたぜ」

ツー「黯で刀身を伸ばす時間を極限まで少なくして、全体的なエネルギー量を節約する、それがこいつの基本的な操り方らしい」

闇「……そうか」


虎丸「…俺も練習したい技があるんだが、いいか?」

ツー「……なんだ?」


その瞬間、目の前に黄金に輝く虎が現れる


ツー「お、お前……」

虎丸「……お前と共に戦っている間に編み出した技だ。…ありがとう」

闇「……なるほどな」


真横を闇の剣がすり抜ける
おかしい、ガードしたと思ったのに

…そこで気づく


ツー「刀身が…ない…!?」

闇「……これが最終試練というわけだな」

虎丸「俺は体を慣らしてくる」

ツー「……ああ…」


ちっとばかしお前に頼り過ぎてたみてぇだな……
お前を実体化させている間は、…黯、お前が刀身になれ……

刀身そのものに出来るようなものを瞬間発生で刀身を伸ばしたら、かなり使えるようになる……


闇「……行くぞ」




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