命の物語

ふみゅうひぅ

回想「犬丸」

?「……猫丸、あれは妖刀じゃ…」

?「やはり、やつを使うしか……」

?「な、ならぬ!あやつを使うということは……!」


そこで1人の男が立ち上がる


?「わしが何とかするぜお!任すぜお!」

?「おお、強居蔵!そうもうしてくれるか!」

彼の名は強居蔵、刀を使わせたら右に出る者はいないと噂される男

?「……お主に、出来るのか……、「やつ」を扱うことが……」

強居蔵「…確かに、犬は好きぜお……。しかし、やつ人斬りのようにはならんぜお!」

?「……かけてみるかのう……!皆の衆、あれの封印を解け!!」



犬丸「私を呼ぶのは……誰だ…」

?「やつ……猫丸を止められるのはお主しかおらぬ!」

犬丸「……猫丸……、久しいのう………」

……



ツー「俺とやり合おうって言うのかい?」

わおおおおおおん!





?「これより、封印の儀を執り行う…!」


……私は何も悪さをしておらぬ……
それなのに、どうして……
物が悪いのではない、使う人間が悪いのだ……







少年「おかーさーん!」

母親「こら!そっちに行っちゃダメよ」

少年「どうしてダメなのー?」

母親「その部屋にはこわーいお犬様がいるの」

少年「わんちゃん?見たーい!」

……微笑ましいのう…

この笑顔が見れるならば、悪くないかもな……









……起きなくては
あやつワンが……危ない…!

もう、1人になるのは嫌じゃ…!

犬丸「……はああああ…!」

パリィィィンッ

犬丸「……待っておるのじゃぞ……!」




回想「犬丸」
END

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く