命の物語

ふみゅうひぅ

回想「ファイブ」

ファイブ「お父様ー、これは何ですか?」

?「バカ者!それに触れてはならん!」

………猫……ちゃん…

ファイブ「…!?今の……」

あの日はこっぴどく叱られました

私は元々神主の息子でした
ただ私にはそういう仕事は向いてませんでした
自分の酒場を持ちたいなんて言った日には「お前は跡を継ぐんだ!」なんて怒られました

…でも、本当は怖かっただけなのかも知れませんね

 あの神社は人里を離れ、お参りする人なんて誰もいません
半ば個人的な物でした、潰れることも考えられました
そんな恐怖と

…「あれ」の恐怖……


私は神社を飛び出し、それからは過酷ではありましたが何とか夢のバーテンダーになれました…
しかし……



?「…でさぁ…そいつが………ん?マスター?おい、大丈夫か!?」



持病でした
折角夢を掴んだのに、人間とは儚いものですねぇ……




回想「ファイブ」
END

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