ニートでコミュ障でひきこもりのお前らが異世界でイケメンに転生したら、チート能力で無双できるとか夢見すぎ、童貞こじらせすぎ、妄想乙。~現実という名のRPG~

芽中要

第一話「現実という名の」

 世間は物語であふれてる。
 主にニートでコミュ障でひきこもりのブサメン、またはキモメンが異世界で何故かイケメンに転生できて、何故かチート能力を与えられて俺TUEEEEする、という物語が。
 そりゃ、何の努力もせずに結果を出せて周りからはマンセーされまくる。
 脳内麻薬であるドーパミンがガンガン垂れ流されて承認欲求満たされまくりだろう。
 しかし、そんなのはあくまでも作りごと、フィクションの中だけでの成功体験にすぎない。
 俺に言わせれば夢見すぎ、童貞こじらせすぎだ。
 十代ならいい。
 中二病、あるいは高二病の一言で片づけられるだろう。
 だが二十代、テメーはダメだ。
 二十代は人生で最も貴重な時期だ。
 それをインドアで消費してしまうなんてもったいない。
 価値観は個人によって違う。
 それを全否定するつもりはない。
 ゲームやラノベから何かを得るきっかけをつかめるかもしれない。
 自転車漫画を読んで自転車競技にハマり、わずか数年で日本一までになった、なんて人もいる。
 「好き」ということがとてつもない原動力になることは疑いようもない。
 だが、世の中にはゲームやラノベなんかよりも楽しいことがたくさんある。
 それに気づくべきだ。
 手遅れになる前に。
 三十代以上はもう無理だ。
 俺はサジを投げる。
 今まで努力してこなかったヤツが明日からいきなりやろうとしても無理な話だ。
 「明日からがんばる」なんてたわけたことを言ってるヤツは一生努力なんてできない。
 たとえ始められたとしても三日坊主が関の山だろう。
 現実は厳しい。
 その上タイムリミットつきで更には選択肢まで狭めてくる。
 ゲームで言えば難易度煉獄インフェルノのクソゲー、加えてマゾゲーだ。
 それでもお前らは戦わなければならない。
 現実という名のモンスターと。
 それでもお前らは冒険に出なければならない。
 現実という名のRPGへ。

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