セブンスファンタジー SEVENTH FANTASY
プロローグ
新羅株式会社の悪事を暴くのを協力してほしい。
現在フリーランスで活躍中のオレにそんな依頼が舞い込んだ。
新羅株式会社の元幹部であったオレは内部情報に詳しい。
それを買われての依頼、というのが多少面白くないが、仕事は仕事だ。
金になるんだったらなんでもやってやる。
プライドでメシは食えないからな。
依頼主は新羅株式会社の数あるライバル会社の一つ「有限会社雪崩」の社員らしい。
新羅株式会社は相当にあくどいことをやっている。
あちらこちらで恨みを買っても決して不思議ではない。
むしろ、当たり前と言っていい。
それがオレのメシの種になってくれるのだから、いくらでもやってくれ。
今回の依頼に対するオレの気構えはそんなものだった。
指定された時間と場所。
一秒たりとも遅れることなく、オレは足を運んでいた。
そこにはいかにもうだつが上がらなさそうな、しけた男二人と一人だけ場違いな妙にガタイのいい威圧的な雰囲気をまとった浅黒い肌をした男がいた。
しけた男の一人が声をかけてくる。
「はじめまして。あなたが新羅株式会社の元幹部の……」
「シュセンドだ。シュセンド=ストライキ」
こうして世界で七番目くらいにはランキングされるであろうオレの幻想譚が幕を開けた。
現在フリーランスで活躍中のオレにそんな依頼が舞い込んだ。
新羅株式会社の元幹部であったオレは内部情報に詳しい。
それを買われての依頼、というのが多少面白くないが、仕事は仕事だ。
金になるんだったらなんでもやってやる。
プライドでメシは食えないからな。
依頼主は新羅株式会社の数あるライバル会社の一つ「有限会社雪崩」の社員らしい。
新羅株式会社は相当にあくどいことをやっている。
あちらこちらで恨みを買っても決して不思議ではない。
むしろ、当たり前と言っていい。
それがオレのメシの種になってくれるのだから、いくらでもやってくれ。
今回の依頼に対するオレの気構えはそんなものだった。
指定された時間と場所。
一秒たりとも遅れることなく、オレは足を運んでいた。
そこにはいかにもうだつが上がらなさそうな、しけた男二人と一人だけ場違いな妙にガタイのいい威圧的な雰囲気をまとった浅黒い肌をした男がいた。
しけた男の一人が声をかけてくる。
「はじめまして。あなたが新羅株式会社の元幹部の……」
「シュセンドだ。シュセンド=ストライキ」
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