コンピ二から始まるTS生活

おっぽん。

コンピ二来店

私、山田やまだ   花子はなこ

今年高一になった、ピチピチのJKなんだ!















いやいやいやいやいや… 待って待って待って!?


なに呑気に脳内自己紹介してるの!?!?



この! 山田! しっかりと現実を見ろ!

さぁ、考えるんだ…… 今の状況を!



今日で高校を入学してから、えーと 、 うーん 。 もう4ヶ月になるのに…


お、おかしいな〜。


今私がいる所って、トイレで?

その便座の上に座ってしてることは…… お弁当を食べてる… んだよね。








いや、便所飯やないかーい!

お友達なんて椅子に座ってれば、前の席の子が振り向いて


「ねね! 君どこ中出身なの〜? 」


とか聞いてきて、そこから


「ふっ …… おっぽん中出身さ。貴方はどうだい?」


みたいに会話が流れてって……


4ヶ月後には、クラス中お友達だらけ。 が普通じゃないの!?

もう、どうしたらいいの。何よ!この私の前髪がいけないの?

したまつ毛のしたぐらいだけど…… でもでもでも! 前髪を伸ばすのが、大人っぽいって 雑誌 おんおん に載っていんだもん。


「はぁ……来世は女… だと苦労しそうだから。男で、完璧イケメンでお友達が沢山の生活を送ってみた───── ふぇ?」




「いらっしゃーせ! 次の方どうぞ!」




…… …… …… ???


いや、あの。此処は何処? コンビニ?

なんか、沢山人が並んでるレジ?? の前に行けと? え?


あとね、なんでトイレに座ったまま此処に来たんだろ


えぇ、もうわっかんない!



「へい!お客さん! 此方にお並びくだせぇ!」



ん〜熱い。

松岡〇造みたいのいるよ


でも並んでみますか〜 、 仕方がない。 他にすることないから



お。自分の番


「はい!お客さんはっと…… おおおおおお!? 貴方は特例さんですねぇ! びっくりびっくり」


「特例?」


「そうっす!此処は来世へお客さんを飛ばすコンピ二なんで─「えっ!? コンビニでなくコンピ二!? 」お、驚くとこそこっすか」


おい、レジ店員苦笑すんな。


「普通なら地球に何らかの生物として来世へGO! とするのですが、お客さんみたいのはほんと希で」


「希? どんぐらいの確率で特例でるんですか、」


「え? お客さんが初です」


ほうほう。…… 希とかじゃないじゃん!!

日本初上陸だよ馬鹿野郎

コノヤロウ!


「そ、そうですか。あ、あと。特例ってどういう人のことを指すんですか?」


「はい。特例さんというのはっすね、住んでる世界に適合出来なかった人のことですねぇ! なんで、お客さんは落ちこぼれってやつっすね! 」


こ、こいつ。満面の笑みでなんちゅーことを。

知ってるよ…… 落ちこぼれって知ってるよ。けどさそんなはっきり言わなくても……


しかも落ちこぼれってことは、来世もない。とか,なのかな


あ、やだ。考えただけで泣きたくなるや。


「そして、特例さんはただ、地球で適合出来ないだけ。なので、私達転生部はそんな方を適合できる地域に転生させてやってくれ。と上の方から頼まれてんで、」


「え。。て、てことは! 来世あるんですね! 私に! …… よ、よかった… え。いや待って、来世とか前世言ってるけど私死んでないんですよね」

今更感がやばいけど


「あっ、特例さんは落ちこぼれなので、ある程度の年齢になったら此処に飛ばされるんです。安心してください、亡くなってることになってますんでぇ!」


「あ、死んでるんですね」

後悔も未練もないって、こんなにもあっさりとするんだね


「てことで、後ろもつっかえてるんで、とっとと転生させますよ。ちゃんと記憶付きですんでぇ!」


「ほうほう優遇される訳だね」


「? 違いますぜぇ? ただ、異世界に飛ばされるってだけで。貧乏な家庭に産まれるか、性別も、ステータスも、容姿も。何もかもランダムなんでぇ! 」


「わぁお。わぁお。わぁお」

うん。最悪じゃないか、


「まぁ、流石に授乳プレイとかきついと思うんで、5歳に記憶がインプットされる形っす。」

お、よかった。流石にそれは…… うん


「ではご来店ありがとうございましたぁ! そちらから出れば転生開始なんでぇ! 」


あっ、自動ドアからでるんだね。 コンビニみたい …… ん? コンピ二か




山田 花子

突如転生と言われ、苦悩するものの、コンピ二の自動ドアが開き何気ない日常の時のように1歩踏み出していった

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