蒼炎の魔術士

ibis

プロローグ

 とある王国に、最強と呼ばれる魔術士が存在した。
 美しい銀髪、炎を彷彿ほうふつとさせる紅い瞳。
 その者の名前は『レテイン・エクスプロード』……『炎魔法』の使い手だ。

 彼は……国1つを軽く滅ぼす事ができるほどの実力を持っている。
 だが、そんな実力を持ちながら、彼は王につかえる事も無く、弱き者をしいたげる事も無く、何をしているのかと言うと―――

「レテ君!遊びに行こ!」
「ああ……行こうか」

 1人の少女と、野原に建てた家でのんびり暮らしていた。
 少女の名前は『ソフィア・フォルティニシア』……今は絶滅してしまった『鬼族』の末裔だ。

 2人の出会いは省略するが……簡単に言えば、レテインはソフィアにぞっこんなのだ。
 最強の魔術士……彼は、1人の少女を守るために、愛する者のために、力を振るう事を決意した。

「国の平和とかどうでもいい……俺の命は、ソフィアのために」

 魔王が現れても、勇者が召喚されても……最強は興味を示さない。
 彼の頭にあるのは、ソフィアの事だけだ。

 これは―――最強と呼ばれた男が、愛しい少女とのんびりいちゃいちゃして、たまに戦って……気ままに毎日を過ごす物語だ。

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