蘇ったら、世界が平和になっていた!?
今日も元気に一人ぼっち
おはようございます。
朝です。
さ~て、今日も一日ゴロゴロと……
あれ、ここはどこだっけ?
あ、思い出した。
私は、封印が解けて、この世界に再び蘇った魔王で、ティルミちゃんの家にお泊りしに来ていたんだった。
うん、寝ぼけてたから仕方がないよね?
数十分後、ティルミちゃんも目が覚めて、二人仲良く朝食を食べた。
スクランブルエッグという料理がとっても美味しかった。
そして、一番美味しかったのはビスケット。
やっぱりビスケットは最高だね。
ジャムっていう、果物を煮詰めたようなやつを塗って食べるとまた美味しい。
幸せだ……
ティルミちゃんと美味しくご飯を食べたところで……何しよう?
「ベルゼさん。早速報告に行きましょう!」
「うん、そうだね、ティルミちゃん」
うん、忘れてた。
そういえば、護衛の件で、冒険者ギルドに報告に行かなければならなかったんだ。
まぁ、ラピスお姉ちゃんが手助けしてくれるかも知れないし、受付の人も事情は知っているだろうしね。
大丈夫、何も怖くない。
「ベルゼさん……」
「どうしたの、ティルミちゃん」
「今日は、あの怖い人たち、いないですよね。
あの人たちがいると思うと、震えが止まらなくなるんです」
「う~ん、こればっかりはわからないけど、大丈夫!
何かあったら私が守ってあげるから」
「はい、お願いします!」
  デブサめ……
  ティルミちゃん、完全にトラウマになってるよ!
  今度怖がらせたら、灰だね。
という訳で、やってきました、冒険者ギルド。
私は、勢いよく扉を開けて中に入る。
「おい、あれが噂の新人か?」
「なんでも、悪魔らしいな」
「デブサを一撃で殺ったんだろ」
「いや、殺ってないらしい。ギリギリで生きてた」
「「「つまり、半殺しか……」」」
なんかヒソヒソ声が聞こえるけど……私は気にしないよ!
だって、それが私のエネルギーになるからね。
でも、ジロジロ見られるのはなんか嫌。
私だって女の子なんだから!
魔王だけど。
『魔王じゃないですよ。プリティー魔王ですよ』
また、馬鹿が何か言ってるよ。
いや、きっと空耳かな。
『な、聞こえないことにされています。
ベルゼ様、そろそろ構ってくださいまし』
……何も聞こえないなぁ。
『ほ、放置プレイ……
何か、新しいものが芽生えそうな予感がしてきました。
これが、ベルゼ様の恩恵……』
……変態なんて無視するぞ。
絶対なんだからな!
ベルフェは放置する。
おかしいなぁ。
最初はあんな、変態システムじゃなかったんだけど。
何時、どのタイミングで、ベルフェがあんな感じになったんだろう。
ちょっとばかし気になるかな。
「じゃあ、ギルドに報告済ませましょう!」
ティルミちゃんと一緒に、受付のおねえさんに話をしてみた。
事情は素早く理解してくれたので、報告はあっさりと終わってしまった。
「ねぇ、ティルミちゃん。今日は暇?」
「えーっと、これから、商業ギルドでお仕事がありまして……
本当にごめんなさい」
「別に謝るほどのことじゃないよ。お仕事だったらしょうがない」
ティルミちゃんは、お仕事のため、商業ギルドに行ってしまった。
という訳で、今日も一人です。
ギルドに報告したおかげで、少しばがりお金がある。
それを使って遊ぶか、もしくはギルドの仕事をするか。
ベルフェが言うには、物の売り買いはお金がいるんだったよね。
私には、それが少ない。
もしかしたら、たいして遊べないかも知れない。
だって、美味しい食べ物を買うにしても、面白そうなものを買うにしても、お金が必要ってことでしょ?
いくらあっても足りないね。
しょうがないから、働くことにしよう。
でも、仕事ってどうすれば……
『だったら、私に……』
よし、ギルドのお姉さんに聞いてみよう!
『ショボーン』
ベルフェは無視!
という訳で、ギルドのお姉さんに、仕事の受け方を、丁寧に教えてもらう。
なんでも、冒険者の仕事は、クエストボードに貼ってある依頼を、受け付けに持って行って、クエストを受ける。
達成したら、ギルド、または雇い主のもとに向かい、代金を受け取ったあとで、ギルドに報告すれば問題ないらしい。
さて、どんな仕事を受けようかな。
っと言っても、私は新米冒険者だからね。
難しい依頼なんてこれっぽっちもない。
私としては、A級ランクの為の仕事、ドラゴン討伐があって、それをやりたいと思っのだが、ランクのせいで受けられない。
仕方ないから、ウルフとゴブリンの討伐クエストを受けることにした。
ゴブリンとウルフは、非常に弱く、倒しやすいため、新米冒険者の狩り用とか言われている。
仕事を受けて、ウルフやゴブリンがいると思われる場所にたどり着いたっんだけど……
魔物が誰もよってこない。
そういえば、私の強さは、魔物には筒抜けだった。
だからこそ、魔物が近寄らない。
私、詰んだんじゃない?
だって、魔物よってこないから、討伐できない。
クエスト失敗……
それだけはなんか嫌だ。
失敗って響いが良くないように感じるよ。
何か、いい方法はないのだろうか……
朝です。
さ~て、今日も一日ゴロゴロと……
あれ、ここはどこだっけ?
あ、思い出した。
私は、封印が解けて、この世界に再び蘇った魔王で、ティルミちゃんの家にお泊りしに来ていたんだった。
うん、寝ぼけてたから仕方がないよね?
数十分後、ティルミちゃんも目が覚めて、二人仲良く朝食を食べた。
スクランブルエッグという料理がとっても美味しかった。
そして、一番美味しかったのはビスケット。
やっぱりビスケットは最高だね。
ジャムっていう、果物を煮詰めたようなやつを塗って食べるとまた美味しい。
幸せだ……
ティルミちゃんと美味しくご飯を食べたところで……何しよう?
「ベルゼさん。早速報告に行きましょう!」
「うん、そうだね、ティルミちゃん」
うん、忘れてた。
そういえば、護衛の件で、冒険者ギルドに報告に行かなければならなかったんだ。
まぁ、ラピスお姉ちゃんが手助けしてくれるかも知れないし、受付の人も事情は知っているだろうしね。
大丈夫、何も怖くない。
「ベルゼさん……」
「どうしたの、ティルミちゃん」
「今日は、あの怖い人たち、いないですよね。
あの人たちがいると思うと、震えが止まらなくなるんです」
「う~ん、こればっかりはわからないけど、大丈夫!
何かあったら私が守ってあげるから」
「はい、お願いします!」
  デブサめ……
  ティルミちゃん、完全にトラウマになってるよ!
  今度怖がらせたら、灰だね。
という訳で、やってきました、冒険者ギルド。
私は、勢いよく扉を開けて中に入る。
「おい、あれが噂の新人か?」
「なんでも、悪魔らしいな」
「デブサを一撃で殺ったんだろ」
「いや、殺ってないらしい。ギリギリで生きてた」
「「「つまり、半殺しか……」」」
なんかヒソヒソ声が聞こえるけど……私は気にしないよ!
だって、それが私のエネルギーになるからね。
でも、ジロジロ見られるのはなんか嫌。
私だって女の子なんだから!
魔王だけど。
『魔王じゃないですよ。プリティー魔王ですよ』
また、馬鹿が何か言ってるよ。
いや、きっと空耳かな。
『な、聞こえないことにされています。
ベルゼ様、そろそろ構ってくださいまし』
……何も聞こえないなぁ。
『ほ、放置プレイ……
何か、新しいものが芽生えそうな予感がしてきました。
これが、ベルゼ様の恩恵……』
……変態なんて無視するぞ。
絶対なんだからな!
ベルフェは放置する。
おかしいなぁ。
最初はあんな、変態システムじゃなかったんだけど。
何時、どのタイミングで、ベルフェがあんな感じになったんだろう。
ちょっとばかし気になるかな。
「じゃあ、ギルドに報告済ませましょう!」
ティルミちゃんと一緒に、受付のおねえさんに話をしてみた。
事情は素早く理解してくれたので、報告はあっさりと終わってしまった。
「ねぇ、ティルミちゃん。今日は暇?」
「えーっと、これから、商業ギルドでお仕事がありまして……
本当にごめんなさい」
「別に謝るほどのことじゃないよ。お仕事だったらしょうがない」
ティルミちゃんは、お仕事のため、商業ギルドに行ってしまった。
という訳で、今日も一人です。
ギルドに報告したおかげで、少しばがりお金がある。
それを使って遊ぶか、もしくはギルドの仕事をするか。
ベルフェが言うには、物の売り買いはお金がいるんだったよね。
私には、それが少ない。
もしかしたら、たいして遊べないかも知れない。
だって、美味しい食べ物を買うにしても、面白そうなものを買うにしても、お金が必要ってことでしょ?
いくらあっても足りないね。
しょうがないから、働くことにしよう。
でも、仕事ってどうすれば……
『だったら、私に……』
よし、ギルドのお姉さんに聞いてみよう!
『ショボーン』
ベルフェは無視!
という訳で、ギルドのお姉さんに、仕事の受け方を、丁寧に教えてもらう。
なんでも、冒険者の仕事は、クエストボードに貼ってある依頼を、受け付けに持って行って、クエストを受ける。
達成したら、ギルド、または雇い主のもとに向かい、代金を受け取ったあとで、ギルドに報告すれば問題ないらしい。
さて、どんな仕事を受けようかな。
っと言っても、私は新米冒険者だからね。
難しい依頼なんてこれっぽっちもない。
私としては、A級ランクの為の仕事、ドラゴン討伐があって、それをやりたいと思っのだが、ランクのせいで受けられない。
仕方ないから、ウルフとゴブリンの討伐クエストを受けることにした。
ゴブリンとウルフは、非常に弱く、倒しやすいため、新米冒険者の狩り用とか言われている。
仕事を受けて、ウルフやゴブリンがいると思われる場所にたどり着いたっんだけど……
魔物が誰もよってこない。
そういえば、私の強さは、魔物には筒抜けだった。
だからこそ、魔物が近寄らない。
私、詰んだんじゃない?
だって、魔物よってこないから、討伐できない。
クエスト失敗……
それだけはなんか嫌だ。
失敗って響いが良くないように感じるよ。
何か、いい方法はないのだろうか……
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