男の娘、転生してもやっぱり自分を貫く
#12 演技派
「で、君みたいな女の子が、男の友達探しってなんで男の友達が欲しかったの?」
!
早速困った質問来ちゃった!!
隣見たらカナリアちゃんがニコォーってなってる。
本当の理由は私が男だから男友達が欲しかっただけなんだけど………………。
なんて言い訳しようかなぁ。
「私………………、家がちょっとお金持ちで、お父さんが過保護だったから、この歳までまともに家を出たことなかったの。
だから、この世界のいろんな所を見たくて!だから、男の子なら色んな所を知ってるかな?って思って紹介してもらったの。
でも、よかった。オルド君冒険好きって事みたいだから色んな所見られるの楽しみ!私も連れてって!」
急いで考えたから少し適当になってるかもしれないが、そこそこしっかりとした内容だったんゃないだろうか。
オルド君は私の話を聞くと急かすように話し出す。
「お、俺に任せてくれ。この街で一番町の外を知っているのは俺だからな!そうと決まれば早速行こうぜ!!」
オルド君は変なテンションになっているのか、私の手を握ると強引に町の外の方に歩いていこうとする。
いくらなんでも急すぎる。
だけど、びっくりして抵抗出来ない………………。
ゴツッ
「痛ってぇ~!何すんだこのクソ女!」
「このアホオルド!レアちゃんがびっくりしてるじゃない!!そもそも急ぎすぎなのよ!!自己紹介すら終わってないのに!」
「まあまあカナリアちゃん落ち着きなよ。ほらほらオルド君、レアちゃんに二人を紹介してあげて。」
「あっ!…………ごめん。俺焦っちゃって………………。」
「う、ううん。大丈夫。少しビックリしちゃったけど。」
ほっ。
正直、カナリアちゃんのおかげで助かった。
すると、カナリアちゃんが顔をズイッと寄せて小声で話しかけてくる。
「にしても、レアちゃんやるじゃない。即興であんな演技が出来るなんて………。オルドもすっかり信じ込んでたし。 」
まあ、男の娘なんて、普段から女の子の演技してるようなものだしね。
それに、前世の経験もあるからねぇ。
なんか男を騙して手玉にとる悪女みたいで気分は良くないけど…………。
オルド君の純粋な瞳が眩しいよ。
高校生位の年齢の子を騙すのはイタズラ感覚だけど、相手は小学生位の歳だし………………。
そうこう考えているとオルド君が他の二人の紹介を始める。
「こっちのちょっとデカいのがガルド。見た目は少し頼りなく見えるけど、力持ちで頼りになるやつなんだ。」
「よろしくレシアちゃん。オルドと一緒に居ると大変な事が多いと思うけど、やっぱり一緒に居ると楽しいやつなんだよ。仲良くしてやってくれ。」
「分かったよ。ガルド君もよろしくね。」
ガルド君は結構ガタイが良さそう。体の節々から善人っぽさが滲み出してるし、いの一番にオルド君の事を話す辺り、ガルド君の人のよさがでてるのかな。
「んて、こっちのちみっのいのがミユ。俺の妹だ。おどおどしててるけど、人思いの良いやつなんだよ。ちょっと気弱なところが玉に傷なんだけどな。」
「お兄ちゃん!初対面の人になんて説明の仕方するの!さっきはお兄ちゃんがごめんなさい。私はミユと言います。女の子の友達少なかったから会えて嬉しいです。仲良くしてくれますか?」
「うん!よろしくねミユちゃん。」
三人とも良い人そうだ。
仲良く出来そう。
!
早速困った質問来ちゃった!!
隣見たらカナリアちゃんがニコォーってなってる。
本当の理由は私が男だから男友達が欲しかっただけなんだけど………………。
なんて言い訳しようかなぁ。
「私………………、家がちょっとお金持ちで、お父さんが過保護だったから、この歳までまともに家を出たことなかったの。
だから、この世界のいろんな所を見たくて!だから、男の子なら色んな所を知ってるかな?って思って紹介してもらったの。
でも、よかった。オルド君冒険好きって事みたいだから色んな所見られるの楽しみ!私も連れてって!」
急いで考えたから少し適当になってるかもしれないが、そこそこしっかりとした内容だったんゃないだろうか。
オルド君は私の話を聞くと急かすように話し出す。
「お、俺に任せてくれ。この街で一番町の外を知っているのは俺だからな!そうと決まれば早速行こうぜ!!」
オルド君は変なテンションになっているのか、私の手を握ると強引に町の外の方に歩いていこうとする。
いくらなんでも急すぎる。
だけど、びっくりして抵抗出来ない………………。
ゴツッ
「痛ってぇ~!何すんだこのクソ女!」
「このアホオルド!レアちゃんがびっくりしてるじゃない!!そもそも急ぎすぎなのよ!!自己紹介すら終わってないのに!」
「まあまあカナリアちゃん落ち着きなよ。ほらほらオルド君、レアちゃんに二人を紹介してあげて。」
「あっ!…………ごめん。俺焦っちゃって………………。」
「う、ううん。大丈夫。少しビックリしちゃったけど。」
ほっ。
正直、カナリアちゃんのおかげで助かった。
すると、カナリアちゃんが顔をズイッと寄せて小声で話しかけてくる。
「にしても、レアちゃんやるじゃない。即興であんな演技が出来るなんて………。オルドもすっかり信じ込んでたし。 」
まあ、男の娘なんて、普段から女の子の演技してるようなものだしね。
それに、前世の経験もあるからねぇ。
なんか男を騙して手玉にとる悪女みたいで気分は良くないけど…………。
オルド君の純粋な瞳が眩しいよ。
高校生位の年齢の子を騙すのはイタズラ感覚だけど、相手は小学生位の歳だし………………。
そうこう考えているとオルド君が他の二人の紹介を始める。
「こっちのちょっとデカいのがガルド。見た目は少し頼りなく見えるけど、力持ちで頼りになるやつなんだ。」
「よろしくレシアちゃん。オルドと一緒に居ると大変な事が多いと思うけど、やっぱり一緒に居ると楽しいやつなんだよ。仲良くしてやってくれ。」
「分かったよ。ガルド君もよろしくね。」
ガルド君は結構ガタイが良さそう。体の節々から善人っぽさが滲み出してるし、いの一番にオルド君の事を話す辺り、ガルド君の人のよさがでてるのかな。
「んて、こっちのちみっのいのがミユ。俺の妹だ。おどおどしててるけど、人思いの良いやつなんだよ。ちょっと気弱なところが玉に傷なんだけどな。」
「お兄ちゃん!初対面の人になんて説明の仕方するの!さっきはお兄ちゃんがごめんなさい。私はミユと言います。女の子の友達少なかったから会えて嬉しいです。仲良くしてくれますか?」
「うん!よろしくねミユちゃん。」
三人とも良い人そうだ。
仲良く出来そう。
コメント