クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!

TNKt_k

248話 遭遇

それはリリアと御者を交代し荷台で休んでいたとき。

「マスター!前方で戦闘の気配があります。どうしますか!」

直ぐに荷台から顔を出し前方の様子を確認する。
周囲は岩で囲まれている峡谷のような場所だ。
前方には米粒サイズの馬車と周囲には幾つかの影が動いているように見える。
まあ、取り敢えず助ける分には特に問題ないかな?

「取り敢えず、様子を見に行こう。手助けがいるようなら手を貸そう。」

馬車を飛び降りると全力で前の馬車へ走り出す。

「エミリア!馬車は頼みますよ!」

エミリアさんは僕らに比べると少し敏捷値で劣るので申し訳ないが馬車で待っててもらう。
一瞬で馬車のところにたどり着く。
馬車の周囲には蜥蜴の魔物が4匹、冒険者が3人いる。
冒険者は盾持ちの剣士の男と両手剣持ちの男と魔法職らしき女だ。
そして馬車の中には男が2人、女が3人いる。
相手の魔物は………[高位鑑定]。




種族:ロックリザード
年齢:17才
性別: 
職業:リザード

level.34

HP:943/1245
MP:123/123

筋力値:390
耐久値:850
魔力値:240
魔耐値:600
敏捷値:490

職業スキル
噛み付き・振り払い・石砲・尾打・殻捨て・転がり・体当たり・突進

スキル
物理耐性・咆哮・統制



なるほど………。
そこそこ強いな。
魔物ランクで言うところのDランク上位ぐらいの強さか?
他の個体もだいたい似たようなステータスだ。
戦いの様子を見ているが実力は拮抗しているが、人数差問題と荷馬車にいる人達を守っているせいでかなり危うい場面もある。

「手を貸しましょうか?」

「うお!ビックリした!…ってそれどころじゃ!手を貸してくれ!」

よし、早速ロックリザードと盾持ち剣士の間に全力で割り込む。
そして……

「相手のゴールにトカゲをシュート!!!超エキサイティング!!!」

ロックリザードは僕のキックを受けてぶっ飛び、峡谷の岩壁にめり込んでいる
…………………………まあ、ゴールもくそもないけど一度は言ってみたかった。
周りはリリアも含め、頭の上に疑問符を浮かべている。

「どうしたんですか美月様?」

そんな目で見ないでほしい。ここ数日特に戦闘もなくて暇だったし、テンション上がって魔が差しただけなんだ。

「なんでもない。きにしないでくれ。」

バカなことをしてリリアに変な目で見られている間にも外の3人はロックリザードを撃退していた。
ラズリはロックリザードを丸呑みし、ニキスはロックリザードの首を一刺し、ヒスイは負けを悟り逃げようとしていたロックリザードを樹魔法で捕まえて握り潰していた。
容赦ない。
あまりにも一瞬で戦いが終わった為か、冒険者の3人がポカンとしている。
しばらくすると3人の中でもリーダーらしい両手剣士の男が話しかけてきた。

「あ、ありがとう!凄いな……君達。……もし君たちが来てくれてなかったら依頼主を守れなかったかもしれなかった。」

「なるほど………クエスト中でしたか。」

「是非とも礼をしたい!………だが、今は依頼中でな。すまないがちょっとまっていてくれるか?」

3人が荷台に入ってから数分すると中から3人の冒険者を連れて優男な感じの人が出てきた。
恐らくはあの3人の依頼主かな?

「どうもはじめまして。私ライナック商会の頭領サバウと言うものです。」

「これはどうも。Bランク冒険者の美月です。」

「おお!Bランクの冒険者様でしたか!」

そう、実はBランクにランクアップしました。
そして、リリアもBランクに、ヒスイはCランク、ニキスはDランクになっている。
僕は捕らえた人拐いリーダー格がかなりの賞金首だったらしく、その他のクエスト結果を踏まえて試験無しでBランクに、リリアは単独でローズ達をぶっ倒したことを評価して試験無しのBランクに、ニキスはスィヨンさんとキングゴブリンを含む群れを倒した為にDランクになった。
という訳で各それぞれこっちの方の自己紹介をした。

「こっちも自己紹介しなくてはな。Dランク冒険者サイモンだ。」

「私も同じくDランク冒険者、カサンドラよ。」

「一応このパーティーではリーダー役をやらさせてもらっているCランク冒険者エドウィだ。…………さっきの実力どう考えてもBランクの域に収まらないと思うんだがな。……まあいいや。」

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