クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!

TNKt_k

204話 乱戦

「ではまずは私から!」

ジェネラルレッドオーガを含むオーガ軍団にリリアが突っ込む。
ジェネラルオーガ達はそれぞれ防御の構えをしているようだが、リリアさんの腕力で、通常種・上位種問わず吹き飛ばされている。
通常種はレベル25前後、ジェネラルオーガに至ってはレベル50近い、それなのにリリアの大剣はその違いを感じさせない程の勢いだ。
吹き飛ばされたオーガの身体は真っ二つに裁断されていてその一撃の強さを物語っている。
爽快だなぁ。
3,4mはあろうかという巨体が身体の小さなリリアの一撃で消し飛ばされる様は中々に見ものだ。
戦◯無双を思い出すような無双っぷりだ。

「嘘でしょ………?」

「あり得ん………………。」

「猫人族の精鋭ですら上位種とは一対一が限界だというのに…………。」

あまりのリリアの無双にフイルミナさんは口調が何時もの姉御肌な口調から女性の話し方に変わり、先程まで僕らの事を少し下に見ていたスィヨンですら驚愕の表情をしている。
まあ、僕も典型的なネクラオタクだから、この無双っぷりをさっきまで見下してたスィヨンに見せ付けると心がスカッとする気持ちになる。…………まあ、僕じゃなくてリリアの強さなんだけどな。

「ではマスター!私も行ってまいります!」

ニキスは影魔法を使うこともなく無音でレッドオーガに近付き一瞬で首を落としていく。
流れるように振るわれる短剣により毎秒レッドオーガが倒れていく。
レッドオーガはなんとかニキスを倒すべくニキスの姿を追っているが、小柄なニキスはレッドオーガの身体を壁にして巧みに次の獲物の元へ消えていく。

そしてヒスイはレッドオーガに樹魔法で樹木の根を突き刺している。
するとレッドオーガは気力を無くしたように地面に倒れ混みそのまま死んでいる。
恐らく[ドレインプラント]を発動させたんだろう。
効果は確かに相手のMPを吸収して、MPが尽きると次はHPをと言うものだ。
本来であれば長期戦で敵単体に対して長時間使用する魔法なんだろうが、ヒスイクラスの使い手が使うと相手は凡そ10秒ほどでMPがなくなっているようだ。
まあこれも相手がMP少な目、HP多めのオーガが相手だからというのも有るだろうが…………。
通常種のレッドオーガは15秒ほど、オーガナイト・オーガシャーマン等派生系上位種は25秒ほど、ジェネラルオーガは45秒ほどで倒している。
そして同時に30体位は相手にしているだろうか?
レッドオーガも命の危険を省みずヒスイに押し寄せるが、ヒスイの作った植物の壁に阻まれる。
先程オーガ達を囲った壁と違い高密度の壁だ。オーガの攻撃でも表面が剥げる程度のダメージしか受けていない。

さて、そろそろ僕もやるか。
[隠密術]を使いニキス程ではないがそれなりに無音でレッドオーガに近付き………、[火撃]!
4mはありそうなジェネラルオーガはその一撃を受けて錐揉みしながら10m程吹っ飛び、樹をへし折って止まる。
死んで動かなくなったオーガの様子を確認すると火によるダメージというよりは殴ったことによるダメージで死んだという感じだな。
やっぱりオーガみたいに巨体の相手に対して火によるダメージは期待できないか?
それなら[風撃]!
後ろから隙を伺って殴りかかってきたジェネラルオーガ喰らわす。
再び錐揉みしながら飛んでいったオーガの様子を確認すると風属性の力の影響か先程より吹き飛んでいく力は強かった。
むふ…………単純に威力強化という意味なら相性良いかもな。

そうこう考えている間にフリーズしてたフイルミナさん達やリョンさん達も戦いを始めている。
それぞれ2対1で戦闘しており、連携の力でジェネラルオーガを危うげなく倒している。
フイルミナさんとテッシィさんはスピードでジェネラルを翻弄していて、リョンさんとスィヨンさんは一撃一撃が重くジェネラルオーガに反撃の機会を与えていない。

「こう見えても先輩冒険者としてもプライドがあるのよ。足手まといはごめんだね!」

「強さは認めますがここは私達の森、ここを守るのは私のすべきこと、あなた方だけにはさせません。」

スィヨンさんの言葉には人間に対する敵意はあるもののどこか認めている部分もあるといった気持ちを感じた。
ちょっとは認めてもらえただろうか?

僕らのパーティーは圧倒的優位を持って戦闘進めていた。

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コメント

  • TNKt_k

    コメント返信(遅くなってすいません。)

    ウォンさん。
    種族が根本的に大きく違う場合のみ[ティム]のスキルはつかえます。
    具体的には暫定5章後位に解説します。

    アースさん。
    アンチというか辛口のコメントも結構真に受けて落ち込んでしまい、中々コメントを見るのも怖かったりもしますが、アースさんのように流れで誤字を乗り気ってもらえると凄く嬉しいです。
    150話以降くらいからは多少誤字も減ってるかと思いますので、これからも継読してもらえるとうれしいです

    音街 麟さん(←漢字が出てこなくてこの漢字入れてます。すいません。)
    俺TUEEEEの別視点はネット小説の醍醐味の一つかなぁと思うので今後もちょくちょくいれてきます。

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  • TNKt_k

    すいません。
    投稿ボタン押すの忘れていました。
    今日はもう一本投稿します。

    1
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