クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
74話 窮地
エリアボスと大人数で戦う時はパーティーを纏めたてレイドを組んで戦うことが一般的ですが、まだ皆様はレイドで戦ったことがないので今回は大雑把にアタッカーとタンクとマジックに別れてください。」
エミリア王女の言葉に勇義が声をあげる。
「マジックは後衛ってことが分かるんですが、アタッカーとタンクっていうのはどういうものなんですか?」
「アタッカーは基本的に相手に攻撃する部隊で、タンクは[挑発]等の相手の気を引くスキルを使って相手の攻撃を受けて前線を支える部隊です。マジックを後衛というならタンクは前衛で、アタッカーは遊撃と言ったところでしょうか。」
となると僕はゴーレムの重い攻撃を受ける方法がないから遊撃か?沙耶さんは剣士だからどっちも行けるけど、他の人達の人数比的に遊撃かな?
美樹ちゃんは当然後衛だ。
「よし、僕達皆の初の協力戦だ!気を引き締めて行こう!」
「「「おう!」」」
10層に繋がる階段を降りると大きな扉がある。
その扉が今勇義の手によって開かれる。
「うぅ~。寒ぃ~。」
中はコンクリートに覆われたっ200m四方で高さ5m程の空間があった。
床には所々、霜が降りていて、部屋の真ん中には大きな氷塊があって周りには大小様々な氷塊が落ちている。
「おい!何も居ないぞ。」
「どぉーなってんだ!?」
クラスメイト達は緊張感に堪えられなくて苛立ちを見せている。
すると、見かねてか、エミリア王女が部屋の真ん中の氷塊の所まで行ってから振り向くと僕達に声を掛けてくる。
「エリアボスが居ないなんてことはありません。必ず何処かに居るはずです。氷塊の裏などを注視してみてください。」
さっきから僕も[魔力視]で氷の辺りを視ているけど氷以外にマナを発している物は視えない。
再度、辺りを視ていると真ん中の氷塊が他の氷塊に比べて多くのマナを発していることに気付いた。
最初は真ん中の氷塊が「大きいからマナが多いのか。」と勘違いしていたが、明らかにマナの質が違う。
「なぜあの氷だけ…………?」
その氷塊を観察していると、氷塊が少し揺れた気がした。
!
そうか!敵は氷塊に擬態しているのか!?
そう思ったのと同時にその氷塊いや、氷塊じゃなくアイスゴーレムが動き出した。
そしてアイスゴーレムの目の前には背を向けて周りに指示を出しているエミリア王女がいる。
「まず!エミリア王女!!!」
僕はエミリア王女の方に走り出した。
ヤバい!間に合わない。
いくらなんでも今の位置から遠すぎる!
当のエミリア王女は僕が剣幕に声を掛けたせいで意識が僕の方に集中が向いてしまっている。
「後ろ!!」
その言葉が届いたのか、エミリア王女が後ろを見るがもう遅いもうゴーレムの腕が振り上げられている。
いくらエミリア王女が高レベルとは言え30レベルのエリアボスの物理攻撃は、魔法職業で物理に弱いエミリア王女には致命打だとなってしまう。
思わず目を背けてしまいそうになるが諦めずに前を見続ける。
「え!キャァッ!」
今さら攻撃されたことに気付いたエミリア王女は身体を上手く動かすことができないようだ。
そしてゴーレムの腕がが振り下ろされた。
「ドガガッン」
            
エミリア王女の言葉に勇義が声をあげる。
「マジックは後衛ってことが分かるんですが、アタッカーとタンクっていうのはどういうものなんですか?」
「アタッカーは基本的に相手に攻撃する部隊で、タンクは[挑発]等の相手の気を引くスキルを使って相手の攻撃を受けて前線を支える部隊です。マジックを後衛というならタンクは前衛で、アタッカーは遊撃と言ったところでしょうか。」
となると僕はゴーレムの重い攻撃を受ける方法がないから遊撃か?沙耶さんは剣士だからどっちも行けるけど、他の人達の人数比的に遊撃かな?
美樹ちゃんは当然後衛だ。
「よし、僕達皆の初の協力戦だ!気を引き締めて行こう!」
「「「おう!」」」
10層に繋がる階段を降りると大きな扉がある。
その扉が今勇義の手によって開かれる。
「うぅ~。寒ぃ~。」
中はコンクリートに覆われたっ200m四方で高さ5m程の空間があった。
床には所々、霜が降りていて、部屋の真ん中には大きな氷塊があって周りには大小様々な氷塊が落ちている。
「おい!何も居ないぞ。」
「どぉーなってんだ!?」
クラスメイト達は緊張感に堪えられなくて苛立ちを見せている。
すると、見かねてか、エミリア王女が部屋の真ん中の氷塊の所まで行ってから振り向くと僕達に声を掛けてくる。
「エリアボスが居ないなんてことはありません。必ず何処かに居るはずです。氷塊の裏などを注視してみてください。」
さっきから僕も[魔力視]で氷の辺りを視ているけど氷以外にマナを発している物は視えない。
再度、辺りを視ていると真ん中の氷塊が他の氷塊に比べて多くのマナを発していることに気付いた。
最初は真ん中の氷塊が「大きいからマナが多いのか。」と勘違いしていたが、明らかにマナの質が違う。
「なぜあの氷だけ…………?」
その氷塊を観察していると、氷塊が少し揺れた気がした。
!
そうか!敵は氷塊に擬態しているのか!?
そう思ったのと同時にその氷塊いや、氷塊じゃなくアイスゴーレムが動き出した。
そしてアイスゴーレムの目の前には背を向けて周りに指示を出しているエミリア王女がいる。
「まず!エミリア王女!!!」
僕はエミリア王女の方に走り出した。
ヤバい!間に合わない。
いくらなんでも今の位置から遠すぎる!
当のエミリア王女は僕が剣幕に声を掛けたせいで意識が僕の方に集中が向いてしまっている。
「後ろ!!」
その言葉が届いたのか、エミリア王女が後ろを見るがもう遅いもうゴーレムの腕が振り上げられている。
いくらエミリア王女が高レベルとは言え30レベルのエリアボスの物理攻撃は、魔法職業で物理に弱いエミリア王女には致命打だとなってしまう。
思わず目を背けてしまいそうになるが諦めずに前を見続ける。
「え!キャァッ!」
今さら攻撃されたことに気付いたエミリア王女は身体を上手く動かすことができないようだ。
そしてゴーレムの腕がが振り下ろされた。
「ドガガッン」
            
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