武士は食わねど高楊枝

一森 一輝

6話 1/0≒∞ クルーシュチャ方程式の真偽(1)

 バーナード上官に精神魔法をかけて知れたことは、彼が無辜の人物であるというたった一つの事実だった。
 アイルランドクラスの殺人騎士も、また同様である。その後も、総一郎が消え騒然とする中、少しでも行動が怪しい人物には徹底的に掛けたが、結局、何の成果も上げることは叶わなかった。
 ドラゴンが死んだという事で、撤退、もしくは他のドラゴン討伐隊への援軍に向かうために方々に散りゆく騎士たちを眺めながら、生物魔術で腕をくっつけた総一郎は自失呆然としていた。何かが居る。しかし、その筆頭と考えていたバーナード上官がただの狂人であったとするならば、結論からして総一郎の勘違いという事になってしまう。
 そんな事は有り得ないのだ。ドラゴン討伐へ向かわせられて、騎士たちが絶望に身を包みながら着々と数を減らしていくことをも見せられ、そこになんの意味が無かったでは通らない。
 総一郎は、精神魔法に対する魔法親和力が低い。遺伝的にはゼロで、その上加護も少ない。その場にいる騎士達全員に掛けるのは、不可能である。特にこの、残り数日と言う期限では。
 バーナード上官が何者かに操られているのでは、などとも考えた。真っ先に候補に挙がるのは『聖獣』だ。しかし引っかからない。着々と過ぎゆく時間の中、総一郎は酷く焦燥に駆られていた。
 そして今、総一郎の前には、何もかもなくなった平原のみが残されている。
「……」
 生きる者は、全て他の場所へと移っていった。総一郎は、ここで失われた命を想う。ドラゴンによるもの。人の手によるもの。
 どちらも、無念だったろう。その仇を討つために、総一郎はドラゴンを殺し、騎士の中に潜む何者かの正体を暴こうとしたのだ。死んだ者の中には、自分を迫害した者もいたかもしれない。構わなかった。死んだ後にも禍根を残す気など、総一郎にはさらさらなかったのだ。
 少年は、立ち尽くしてその光景を見つめ続けた。爽やかで、ずっと見続けて居たくなる。その実、目を背けたくなる強迫観念もまた、存在した。声がかかる。振り返る。
「総一郎君。……もう行こう?」
「……うん、そうだね」
 食料は、ある程度確保に成功していた。昔の勘を取り戻せば、総一郎の場合は自力で食糧を生み出すことだって可能だ。今なら、情報を集めるのは当然として、アメリカに一人で向かうことも出来るのかもしれない。しかし、総一郎には友人が居る。彼らを思うと、投げ出すことは叶わなかった。
 総一郎はナイを抱え、重力魔法で彼女含む自重を軽くし、風魔法で空中へ飛びあがった。ナイが興奮の様な恐怖の様な、甲高い悲鳴を上げる。「しっかり掴まってて!」と忠告し、ジェット機が如く飛んだ。
 行く先は、二匹目のドラゴンが居るらしい山である。
 地図は拝借済みで、遠くはない距離だった。一日中飛び続ければ、着くだろうと思われる。その為総一郎はひたすらに飛び続け、午後六時ほどに一度市街で休憩を取り、再び飛んで、深夜二時ほどに件の山に辿り着いた。
 山の麓には、騎士団の物らしきテントの群れが在った。総一郎は風魔法での索敵で、恐らく総一郎が先日まで所属していた騎士団の団員は居ないだろうと推測する。念のために聖神法でも重ねると、はっきりと理解できた。索敵に関しては聖神法の方が優秀らしい。
 適当なテントを選び、その主を呼んだ。起き抜けで寝ぼけた風の青年に精神魔法をかけ、一晩だけ場所を借りさせてもらう。
 翌日、相部屋だと勘違いをした青年に朝早くに揺り起こされ、総一郎は非常に重い眼を擦りながら起床した。横に寝るナイも道連れに揺り起こし、かつてないほど不機嫌な視線を向けられる。
 三人で仲良く朝食を取りながら、総一郎は自然に、青年にこんな事を尋ねた。
「それで、もう一度確認したいんですけど、ここのドラゴンの特徴って何でしたっけ」
「ん? ああ、君って他の所からの援軍組だったか。ここのドラゴンはさ、どちらかと言うと蛇に足が生えたみたいなひょろひょろした奴らしいんだけど、厄介な事にそれを守っている亜人が居るんだ。それがもう、かなり強い。幸い死んだ奴は今の所居ないらしいから、今日あたり頑張って見に行って来いよ。ちょっと面白い姿をしているから」
 随分と自分たちの所属場所とは異なった雰囲気に、総一郎とナイは顔を見合わせた。総一郎はアイルランド出身らしいその青年に剣を貸してもらい(先日折れたと嘘を吐いた)、大剣の重みに辟易しながら山を登っていく。
 山の頂上は露出していて、青年曰く「森の無いあそこに居座ってくれていたら楽だったんだけどな」との事。その龍と亜人が山の中腹にいる事は確かな事らしかったが、場所が日によって変わるのだとも伝えられた。
 更にいうと、霧が出たら近く、しかし霧が出たら十人中八人は迷った末に麓に戻されてしまうという。
 それを聞いた総一郎、まるで日本の妖怪のようだと苦笑する。しかし龍の特徴を聞くと、あながち間違っていないような気もするから怖い話だ。
 山を登り始めると、運が良いのか悪いのか、すぐに霧が出始めた。「はぐれたら大変!」とこじ付けながら、ナイが総一郎の腕に抱きつき、身動きがとり辛くなったのが皮きりだった。
 近くに居た青年や、彼含む騎士の小隊が一瞬にして霧の向こうへ消えてしまった。
「……あれ」
「総一郎君、あっちあっち」
 ナイの指差す方向を見ると、何やら黒い影のような者が見えた。そっちに行ったのかと追いかけていく総一郎。このまま麓に戻るのは御免だった。
 しかし、不意に様子がおかしい事を知る。霧が、そのシルエットの周囲をうねっているのである。勘付いて、総一郎は剣を捨て木刀を抜き放った。
 相対峙。段々と、影はこちらに近寄ってきていた。周囲の靄が、暴力的な歪みを見せ、総一郎を圧しだしてくる。腹に、力を込めた。総一郎もまた、風魔法で牽制を始めた。
 すぐに、決着は訪れた。
 襲い来る風の太刀を、総一郎は木刀で断ち割った。次いで風と時魔法で瞬時に間を詰め、切り結ぶ。相手の手から、得物が飛んだ。息を継がずに胴体へ一太刀。掠るが決定打ではない。返しに二の太刀を振るおうとした瞬間、相手から絞り出すような声が上がった。
『済まなかった! だから、どうか命だけは助けてくれ。それにしても、凄まじい手だれだのぅ、主。名は、何と言う』
 総一郎は、その声を聞いて思わずぽかんとしてしまった。日本語なのだ。風魔法で霧を飛ばすと、相手の正体がやっと総一郎の視界に映った。
 赤ら顔の長鼻。山伏の装束。総一郎は、懐かしい様な、気まずい様な表情で、彼に告げた。
 勿論、日本語だ。
『……僕の名は、武士垣外総一郎。天狗様、何で貴方がこの国に居るんですか?』


 天狗と言うのは、烏天狗などの下位の者たちはともかく、非常に位が高い為、日本においてすら数が少ない。
 それでも僅かな可能性だったのだが、奇跡的にこの天狗は、総一郎に加護を与えたあつかわ村の天狗だった。
 それ故、天狗は懐かしさに飛び上がり、茶を振る舞おうと自らが住まう社に連れて行き、総一郎はナイと共に広間でそれを待っている所だった。
 いつもの通り総一郎の膝元に収まったナイは、目を瞑りながら『キラキラ星』の三番を歌っていた。総一郎はそれをBGMにしつつ、社の奥にとぐろを巻く、寝ているらしい龍を見る。
 あつかわ村でも、見た事のない相手だった。天狗と共に居たという事は、日本の龍なのだろう。何故と思ったが、今は黙っていた。
 急ピッチで作られたこの社も、中々にしっかりしている。内装は和風で、懐かしさが胸に迫った。
 天狗が、二人分の湯飲みを総一郎に差し出した。ナイは身を隠していないらしい。啜ると、紅茶の味がして驚いた。「人間に化けて買ってきたのよ」と天狗はにやりとする。
「いやしかし、懐かしい顔だの、総一郎。風の噂で家族がバラバラになったと聞いていたから、心配して居った。――昔よりも、少々顔つきが大人びたな。世の無常を噛み締めたと見える」
「あはは。天狗様は相変わらずの様で。まだ加護を受け取りに来た子供を空に攫ってブン投げたりしてるんですか?」
「そんな事、ここ百年近くお前にしか行っていないぞ、総一郎。それに、お前の時でさえシルフィードに頼んでおった。まぁ、無駄になったと聞いたがな」
「成程」
「して、その小娘は紹介してくれるのか?」
「はい、勿論。この子はナイと言って……何?」
「総一郎君に片思い中の乙女です」
「ダウト」
「嘘じゃないよ!?」
 びっくりした風に下から見上げてくるナイを、総一郎は自然な形で黙殺する。それを見た天狗は呵々大笑し、少年の名を呼んだ。
「総一郎。お前しばらく見ぬ間に中々やりおるようになったな。物の怪を手玉に取るとは」
「手玉になんてとってませんよ。手玉に取られている振りをしてるんです、ナイは」
「総一郎君が虐めるよぅ……!」
「そうじゃろうとも。その小娘は、腹の中では何もかも分かって居る。しかし、その演技を演技と見抜けるのだから、小僧は真の意味で手玉に取っていると言えるのだ」
「……総一郎君だけなら見抜かれてても見抜かれてなくても良かったんだけど、勘の鋭い妖怪が一人でもいるとやり辛いなぁ……」
 急に雰囲気を変えて、ナイはため息を吐いた。総一郎、ちょっとの空白を挟んで、彼女に言った。
「珍しいね、ナイがふざけずに話し出すなんて」
「そうかな? ボクだって普通の無貌の神とは別枠だから、結構素が出る事って多いと思うけど……、まぁ、それはいいね。それで、どうやって天狗ちゃんはボクが人じゃないって気付いたの?」
「確かに主は体も魂も人の形をしているが、その奥には人でない何かが核として眠っている。随分と硬い檻を着こんでいるものだと、そう思うただけよ」
「……やっぱりボク、日本嫌いだよ。総一郎君のお父さんの所為で入れないし。多くの神々が居て、しかもちょくちょく祟りを起こすっていう土壌が、その時点で外宇宙の神々の物と同一だから面白くないんだよね。そのお蔭で無貌の神は、何百年か前に日本でこき下ろされたことあるんだよ?」
「どんな風に?」
「サブカルチャーとだけ言っておくよ」
 ナイがさらに深いため息を吐くと、天狗は「儂も神のような物だからな」と大口を開けて笑った。相変わらず大笑の似合う人柄である。
「それでさ。総一郎君が気になっているだろうから、話してあげてよ、天狗ちゃん」
 つまらなそうに自分の膝で頬杖をついて、ナイは天狗に手を差し向けた。長い鼻を偉そうに鳴らし、天狗は答える。
「シルフィードもそういえば儂をそのように呼んでおったな。して、何が聞きたいのだ、総一郎」
「天狗様がこの国に来た理由と、その龍の正体ですね」
「ああ、その事か。……そういえば、お前に頼みたいこともあったな。その事も交えて話そう」
 天狗は、一度居住まいを正した。総一郎もそれに習い、ナイは彼に寄りかかってうつらうつらし始めている。
「まず、儂がこの国に来たのはそこに御居りになる竜神様たってのご所望ゆえだ。何でも、『ここに来なければならない気がする』とのお言葉を儂は賜って居る」
「具体的な理由は分からないのですか?」
「うむ。竜神様は儂以上に位が高くてな。易々と一柱で外国に行かせてはならぬ存在なのだ。事実、日本を離れてからは儂も竜神様も力が弱まるばかりよ。その為、儂はその理由を探しに飛び回っているのだが、どうも難しい」
「……ふわぁあ」
 ナイの欠伸に、総一郎は角度的な問題で、親指でのデコピンを食らわした。「っあ」と声を漏らし、彼女は額を押さえる。
「それに加え、儂らを取り除こうとする小童どもが麓に居る。奴らを追い払おうにも、酷くしつこい。命は奪いたくないと思っているから、儂一人では手いっぱいなのだ。見ての通り竜神様は、この国の人間にも殺されかねない程に弱っている。その事で、頼みがあってな。ひとまず、数か月の間でいいからここを守ってほしいのだ」
 総一郎は、その言葉を吟味しながら、天狗の言う竜神様の様態を見た。確かに、弱っている。イギリスと言う土壌が、そもそも亜人には合わないのか。しかし妖精などのこの国原産の亜人はぴんぴんとしていた物だ。ドラゴンを殺そうと考えていた総一郎も、この分ではその理由が喪失している。
「ふむ……。多分大丈夫でしょう。分かりました、承ります」
「受けてくれるのか! 有難い。褒美に、竜神様からの加護もお耳に入れておこう」
「ありがとうございます。……隙を見て街に出るくらいの事はしてもいいんですよね?」
「勿論だ。その為の金が必要なら、儂に言え。ただ、少々魔法を使ってもらう事になるが」
「どうするんですか?」
「この国にも亜人との混血であることを隠して生活している者が居る。エルフなど、人間に近ければそうは気付かれないのだ。そういう者に融通を利かせてもらい、魔法による副産物と貨幣を交換してもらう」
 ツテがあるのか、と僅かに瞠目したが、天狗などの純潔の亜人は寿命が長い。顔の広さから、そういう事もあるのだろうと納得した。
 総一郎は三大欲求の中でも重要な睡眠欲が人より多少表に出ない代わりに、知識欲と言う第四欲求が存在する。常に新しい事を知り続けなければ禁断症状を起こし、仕舞いには狂犬のようになってしまうのだ。麻薬と同じである。本屋に行けるというなら、非常にありがたい事だった。
 そのように取り決めて、天狗が、竜神様のここから離れられない理由を捜し当てるまで、総一郎は竜神様を守る運びとなった。
 そういえばと思い、総一郎は日本の様子を天狗に聞いた。しかし、知らないと言われ、困惑してしまった。天狗も少々困った顔で、このように続けていた。
「人食い鬼どもは、人間どもだけでなく亜人をも喰らいだしたのだ。あつかわ村に残ることを決めた者、運悪く取り残された者は、全て今、マヨヒガに引き籠っている。それ故、不甲斐ない事だが、現状どのようになっているかも分からぬ始末よ」
「……そのマヨヒガの中に、るーちゃんは居ませんか?」
「琉歌の事か? ……いや、儂のあずかり知るところではないな。何だ。あの子は家族と共にいる訳ではないのか?」
「……般若家には白ねえが身を寄せている代わりに、るーちゃんの場所が明らかになっていないんです。イギリス行の船に乗っていたら流石に気づいたはずですし。……」
 下唇を噛んで、黙り込む。「そうか」とだけ、天狗は言った。
 総一郎は、マヨヒガに似た不可思議な構造で出来ているらしいこの社から一旦出て、周囲に騎士達が居ない事を確認した。ただ居るかどうかを探るなら、魔法の方が簡単だ。使い分けが必要なのだと総一郎は考えながら、簡単な罠を木魔法で周囲にしかけ、戻った。
 翌日。口が半開きのアホ面を晒して眠りこけるナイを見て、これも演技なのだろうかと一人真剣に眉根を寄せた総一郎。早朝外に出ると霧が薄くなっていたので、数時間素振りをしてから霧を足した。社の転位は、この霧が保たれている間は有効になるらしい。魔法よりも天狗の妖術の方が遥かに高等な技術だと、ちょっと悔しくなったりする。
 しかし妖術と言うのは簡単に言ってしまえば種族魔法という事で、望むべくもないのだった。そういえば河童から総一郎は一生溺れないようにしてもらったが、そもそも水に浸かる機会そのものが少ないのは一体全体どういう事か。
 そう、とりとめのない事を考えていた時、不意に何かの気配を感じた。
 思わず聖神法での索敵を行い、まだ癖が抜け切れていないなと苦笑した。索敵に引っかかったのは、数人の騎士である。音魔法で彼らの声を聞き取る限り、罠で既に何人か減っていたらしい。その上で辿り着くのか、と総一郎、苦虫を噛み潰した顔になる。
 仕方なく出向いて、光魔法で自身を天狗に偽装し、総一郎は死なない程度に風魔法で蹴散らしてやった。この霧の中に居る者が気絶すると、いつの間にか山の麓に戻されてしまうのだ。
 霧に溶け行く彼らを見ながら、せめてしばらく来ないようにと毒魔法で追加攻撃しておく。症状としては風邪をこじらせたような感じになるはずだ。
 街に繰り出せるようになるのは、少々先の事かも知れない。更に罠を強化して、総一郎は社に戻った。
「ただいま」
「あ、総一郎君お帰りなさい」
「あれ、天狗様は?」
「出かけてったよ。ほら、朝ごはんだって」
 ナイが差し視線で指し示す先には、二人分の朝ご飯が用意されていた。和食じゃない事が少々残念だったが、外国の米に美味い物も少ないので、諦めて納得した。
 それでも普通のイギリスの料理屋よりも美味いのだから、恐れ入る。
 満腹で上機嫌になった総一郎は、外に出て罠を増やした。土魔法での落とし穴や、簡単な落石などだ。それでも数人の騎士たちは社近くまで辿りついたため、総一郎直々に迎え撃つ。
 改めて感じるのは、魔法の利便性と、聖神法の脆弱性である。よく今までこのような状態でいられたなと、感心してしまうほどだ。経済成長が遅い国ほど、亜人に対して差別的である。それに変わる技術があるなら別としても、聖神法では不十分なはずだ。
 天狗は、その日の深夜に戻ってきた。当面の敷金だと、数十ポンド受け取った。食糧費などは別だから、こんな物だろう。買うのが本だけなら事足りるはずだ。
 総一郎は金属魔法で貴金属を生み出し、代わりに天狗に渡した。「足りなくなったら言うと良い」と少年に告げ、彼はすぐに寝てしまった。翌日総一郎が起きると、すでにその姿はない。
 横で、ナイが寝返りを打った。こうしていれば、あどけない少女そのものである。思わず手を伸ばし、その頭に触れていた。ハッとして、戻す。
「……駄目だな。警戒心が薄れすぎてる」
 我に帰らなければ、恐らく総一郎はナイの頭を撫でていた。親愛の情を示す行動。それを、父が天敵だと示した存在に行おうとしたのだ。
 頭を振ってから、素早く着替えて社を出る。玄関で、再びナイに視線を向けた。
 彼女はいまだ、穏やかな寝息を立てて眠っている。

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