武士は食わねど高楊枝

一森 一輝

8話 見えない翼 【上】

 総一郎は、自分が何処へ行こうと、みんなのまとめ役にして問題児である事は変わらないのか。と少し考えるようになった。
 小学校入学して、数日の事。春の桜がすっかり散ってしまって、少々寂しい通学路を、白羽、琉歌と一緒に歩く。 彼女たちは、総一郎の三歩先を行っていた。和気藹々と会話にいそしんでいる。ただその話題が女の子特有のそれだったため、総一郎は混ざることが出来なかった。
 視線を巡らせば、多くの亜人の小学生が、総一郎たちと同じように歩いていた。いつか図書に聞いた話では、日本における亜人の人数は大体七割を占めるという。だが、その内人間との混血でない物は二割にも満たないのだとか。
 幼稚園で亜人の存在にあまり気付かなかったのは、その特徴が成長の不足によりあまり発現していなかったかららしい。白羽の羽が、当初は非常に小さかったような物か。と納得したのを覚えている。 故に、周囲にはあまりにも無節操な特徴を持つ子供たちであふれていた。髪色が赤青黄色などは当然。緑も居れば、稀に母の様な白すらも居た。それだけでなく、頭辺りから生える耳や、背中にある多種類の羽。人間の形をしていない子でさえ普通に歩いている。
 その様子に、入学式の総一郎はわくわくして飛び上がった。今はあんまりだ。当日ハッスルしすぎた為、厳重注意を食らったのである。具体的な事は言うまい。しかも、それだというのに幼稚園の癖が抜けきらずクラスメイト達を御してしまったため、初日から馬脚を現す結果となってしまった。 その上、教師にとって性質の悪い事に、子供ゆえの真っ直ぐさと無鉄砲さを抑えきれない総一郎には、今、やりたいことがあった。
 それはもう、夢中になれることが。


 授業中の総一郎は、先生の話など聞いていない。厳密に言えば完全に聞いていないという事ではなく、知らない事があれば勿論聞き、メモした上で記憶にとどめる。しかしそんな事はそうある訳でもなかった故、その間、総一郎はひたすらに数学をやっていた。
 具体的に言うと、ユークリウッド幾何学、解析学、代数学のさわり。高等学校で使う程度の数学式である。
 つまる所、総一郎は、自分が空中歩行するために必要な物理魔術呪文に、必要な魔力を計算していた。
 総一郎は、前世、物理学に携わっていた。と言っても専門家という訳ではなく、理系分野に進んだ為、人よりは少しわかるという程度だ。
 だが、物理学自体はかなり好きな方だった。
 そもそも総一郎。数学が大のお気に入りである。ちょうど数学の第一の壁辺りにぶつかっているはずの図書から言わせてみれば、『数学はクソだ』とのことだったが、これはこれ、それはそれという事で、あまり気にしていない。ちょっとばかり激論を交わしたのみである。
 そもそも物理魔術と言うのは、中学までは自らの行動を手助けする程度でしか使われない。銃弾と同じ速度で飛んでくる物体を素手で受け止めるだとか、その物体を壊さずにそっくりそのままの速さで跳ね返すだとか、後はいつか図書が使っていたように自分の運動を加速して通常困難な行動を行うといった程度の物だ。正直それだけでもなかなかに凄まじいが、その程度では空中歩行は不可能だという。
 詰まる所、空中歩行は高校三年生、当然理系分野に進んだ者がやっと習得できるか否かの技術なのだ。
 しかし、そんなファンタジー性溢れる『魔法』を聞いた総一郎が、夢中にならない訳が無かった。
 総一郎は現時点で理系大学の中堅より少し上、大体彼の時代で言うMARCHよりちょっとだけランクの下がった大学を修了した程度の知識がある。現時点ではそれに届くか分からないが、古典物理学程度ならなんとかと言った程度だ。つまり、彼には空中歩行を為し得るだけの頭脳があった。 それに加え、彼には空に対する憧れもあった。そう強い物ではないが、しかし出来るならば努力は惜しまないという程度にはやる気に満ちている。というのも、般若家との邂逅で白羽に翼を授かったのが、未だに記憶に残っていたのだ。あのむず痒くもわくわくする感じは、子供の夢見がちな体を制御させない程に、力ある好奇心となっていた。
 割り出した数字の下に一本の線を引き、その長い線の端に、二本の斜線を入れる。若者であった頃からの、数学で答えを出した時の癖だった。次いで、先生の目が黒板に向かう瞬間、総一郎は周囲の子らに給食と引き換えに黙って貰う様に言ってから、光魔法で姿を消す。そして音を立てずに教室を脱してから、ひっそりと裏庭に出た。
 誰も居ない裏庭には、奇妙な高揚をもたらす何かがあるように思える。並ばなければ使えない人気の遊具にも、今は静かに木陰が覆う。
 一つ伸びをしてから、総一郎は軽くジャンプした。体の調子はいい。今度はしゃがみ、総一郎なりに高く飛びあがった。重心がずれない事に、一つ頷く。足の中心をイメージしながら、物理魔術を唱えた。そして皮切りの呪文と共に、力いっぱい飛び上がる。
 とてつもない勢いで、総一郎の軽い体は空へと弾かれた。
 下を見る。地面は遠い。大体、三階建て程度のビル程度の高さには飛び上れたようだ。小学一・二年の教室がある、小さい方の校舎部分の屋根が総一郎三人分ほど彼の下にある。総一郎は、更に足に力を込めた。呪文。落下し始める前に、総一郎はさらに飛び上がる。
 ぐん、と引き離されるような感覚。あの近かった屋根さえも、もはや遠い。あまりの高さに、少々気が遠くなる総一郎だ。しかし、彼の数式はここからやっと有用になる。 高い跳躍だけなら、それは誰にでも出来る事だった。その後に、いかに美しく空に留まるか。一番の課題はそれなのである。
 まず総一郎は、無難に着地から試すことにした。
 着地の考え方は簡単だった。重力による加速度を無くしてしまえば良い。手元から足元に落とすボールは痛くないが、富士山ほどの高さから落とせば間違いなく致命傷になってしまう。ようは、富士山の高さを手元のそれに変えるという訳だ。
 それには物理魔術で常に同じだけの反作用を地面に向けて放てばよい。手元から足元の力だけ残して、余分な重力は相殺してしまおうという考えだった。だが総一郎、少々詰めが甘かった。
「えっ、うわっ!」
 体勢が、崩れたのだ。
 慌てて呪文を唱え、反作用を地面に放つ。しかし、角度が浅い。微かにだが、落下速度は確実に上がっていった。一度目の跳躍程度の高さなら良かっただろう。しかし、二度も飛び上がってしまった今の高さは、総一郎の未熟な四肢を粉々にしかねない。
 その時になって、自分がいかに愚かな真似をしたのかを総一郎は自覚した。少しずつ上がる落下速度に、冷や汗が首から頬へと上がっていく。次いで、逆立つ髪先から離れてしまった。
 地面はもう近い。これ以上強い物理魔術の呪文を、総一郎は知らなかった。魔力を込めれば何とかなりそうなものの、万が一の為に回復魔法用の魔力くらいは取っておきたい。
 そんな風に思っていたところ、低めの校舎の屋上に気付いた。斜め下へ向けていた手を無理やりに横に向け、条件を満たす最大限の魔力を込めて、呪文を叫ぶ。
 総一郎の体は弾かれるようにして、屋上へと上手く転がり込んだ。
 身を強く打ち付け、地面に擦れて擦り傷を作った。所々に打撲がある。それを光魔法で治し、服についた埃などを軽く払ってから、空を見上げた。先ほどまで自分はあの場所に居たのだと思うと、少々の恐怖と高揚が彼を襲う。
 余談だが、光魔法は単純な光と言う意味と、聖なる物の象徴と言う二つの意味があった。回復に関しては後者が該当し、逆に悪魔や幽霊などはそれによって強い痛みを感じるという。逆に、天使の血を継ぐ総一郎なんかは、それが上手く作用していた。
 屋上は、一・二年生には許されていない。大体、五・六年生の専用とされていて、少しだけ遠くを見れば六年生のフロアに直接繋がる大窓が見えた。 それはともあれ、と思いつつ、再度空を見上げる。一度の跳躍は、目測でおおよそ十メートル程。二十メートルで危うかったのだから、これからは十五メートル程でやれば丁度いいのではないかと考えていると、授業の終わりを示すチャイムが鳴った。
 硬直したまま、頬の引き攣りを感じた。本当はそれまでに教室に戻るつもりだったのだが、もとより時間を見てすらいなかったのだから、詰めが甘いと言うよりは阿呆の一言のほうが良く似合っていると言える。
 その後、総一郎は高学年の誰がしかの告げ口により居場所を特定され、担任教師に物理魔術で宙に浮かされながら連行されるという貴重な体験を得た。
 背後から聞こえた少女の『何? どうしたの、あの子』の声が、鋭く胸に突き刺さった。


 そんな総一郎だから、入学してから数週間後の家庭訪問にはひどく怯えた。
 彼は、しばしば先生の手伝いや、級友へと助言や手助けをする。それもこれも前世の記憶があってこその行動ではあるものの、その記憶さえなければ学校の授業を真面目に聞いて、恐らく授業中勝手に抜け出して空中をくるくる回りだすという愚行を起こさなかったであろうことに間違いはない。
 その為、総一郎の評価は易々とは下されなかった。何故それを総一郎が知っているかと言えば、言葉巧みに誘導して先生を愚痴らせたからである。
 総一郎は、自分の有能さ自体は自覚していても、それを強く意識していないのだ、と言う風に自分を客観的に見つめていた。必要以上に目立つのはあまり好ましくないとは思っていても、好奇心には負けるという程度であった。
 そもそも総一郎、知識はあるし、自己も確立していたが自我の成長が今一つ遅い。級友に比べたら目覚ましいが、彼の知識年齢からしてみればそこから二十歳引いて丁度いいという事になる。 事実これは、やる事もなく自分の行動を思考し吟味するという暇な事極まりない作業を、数時間行い、やっと辿り着いた結論だった。
 現在の自分は、前世のそれに比べて精神面においても多く違いが見つかる。それはつまり、この躰自体の未熟さや、経験の無さに起因するのだろう、と総一郎は半ば確信をもって考えていた。
 だからこそ、これほどまでに破天荒な行動を取るし、それを自覚したころには全て終わっているという次第になる。自分も、まだまだ子供なのだ。故に、両親、特に父からの叱責は想像するのも恐ろしいという具合になっていた。
 そして当日、躰を微かに強張らせつつ、総一郎は耳をダンボにしていた。空を飛ぶ小ゾウである。実際ちょくちょく空中に飛び上がる辺りあながち嘘でもない。
 本を読むふりをして聞き耳をたて続けてから三時間強。とうとう家の中に呼び鈴が鳴った。総一郎は手にしていた本を投げ出し、駆け足気味に玄関へと向かう。音を立てて開いた先に居た先生に、縋り付きつつひそひそ告げた。
「母には僕の蛮行の全てを晒してもいいので父にだけは猫をかぶらせてください。大丈夫です。母もなんだかんだ厳しいので、しっかり叱られます。ただ、父に告げたら僕が明日から学校に来られなくなるかもしれないので、極力お願いしたいです」
「武士垣外君は言う事為す事極端だね……。蛮行って自分で言うか。――まぁ、そこまでの事を言うつもりはないから、奥の方で遊んでいなさい。確か、武士垣外白羽ちゃんは、君の姉だろう」
「……言質は、取りましたからね」
「君、本当に六歳?」
 念押しに対して帰ってきた言葉を聞き流し、丁重にお辞儀をしてから奥に引っ込む総一郎。一旦は本当に奥まった部屋に戻るが、隙を見て光魔法で姿を消し、先生の後を付いていく。
 余談だが担任の先生は、優しげな、眼鏡をかけた男性教諭で、耳が長く聞けばエルフの血を引いているという。 故に聴覚が良いらしく、二度近く後を着けていた背後に振り返られた。総一郎は学校で物理魔術こそ派手に使うものの、魔法は姿を消す光魔法くらいしか使わないのが彼の身を助けたようで、先生は首を捻りながら渡り廊下を進んでいく。
 ……あと、気のせいかもしれないが背後から総一郎の物とは少し違う足音がするので、もしかしたら白羽が総一郎の様に姿を消して付いて来ているかもしれない。 少なくとも、二度目の先生が振り返った理由は総一郎の足音ではなかった。偶に見えない柔らかなものにぶつかるので多分間違ってないだろう。
 両親と小さな机を挟んで座る先生。総一郎は、その、机の脇に小さく身を下した。ちら、と白髪の母の視線がこちらに向かうのに気付き、両手を合わせて拝むようにする。軽い嘆息を聞いて先生に向かい直すのを見て、胸を一つ撫で下ろすことが出来た。
 白羽らしき感触も、隣から感じる。総一郎はいい加減面倒くさくなったので、その手首らしき場所を掴んで呪文を唱え直した。白羽の姿が眼前に現れ、彼女が驚愕の声を出す前に口をふさぎ、『お口にチャック』のジェスチャー。何度か頷くのを確認して、開放する。
「こんにちは。武士垣外総一郎君の担任を務めさせていただいております。あ、これ実家から貰った物なので、良かったらどうぞ」
「これはこれは、ご丁寧に」
 先生のお土産を受け取りつつ、柔らかに微笑する母。総一郎の時代は先生がこんな事をするのは珍しい事で、少しだけ驚いた。白羽は単純にお菓子がどんなものか覗こうと、座ったまま背伸びしている。小食の割に食い気の多い姉だった。
 そしてついに自分の評価が伝えられるのか、と表情を硬くしていた総一郎だったが、次に始まったのはなんてことのない雑談で、もどかしい気分を味あわされることとなった。野菜の値段の上昇とかどうでもいい、と母を睨みつける。そこで、父が口を開いた。
「では、雑談はこのくらいにしておいて、日頃の総一郎はどうですか」
 さすがの父であった。
 それに先生は少々慌てつつ、資料をカバンから取り出した。「ええと……」と言葉を探している。
「総一郎君は、非常に頭のいい子ですね。それに優しく、みんなのまとめ役やフォローを買って出ています。ただ、授業中に良く抜け出すので、素行がいいとは決して言えません。集中力もあるのですが、自分の興味のある分野にしか発揮しないところもあります」
 先生がものすごい勢いで裏切っていた。
 父の前だけでは、と念を押したのに、全然聞き入れてくれていなかった。「そうですか」と淡々と答える父だが、雰囲気が鋭くなっているのを強く感じた。剣気ともいうのだろうか。数年前に止めてしまった、立会いの稽古を強く思い出させられる。
 しかし、先生もそこで終わらなかった。
「ただ、その集中力が素晴らしい。それに、集中力を発揮しない分野でも、その必要が無いからなのだろう。と思わせるだけの実力があります。彼が集中力に欠けるのは大抵算数の時間なのですが、これをご覧ください」
 先生は資料の中から一つのノートを取り出した。達筆な『一年 二組 武士垣外 総一郎』の字が、その表紙に記されている。父に頼んで書いてもらったものだ。 失くしたと思ったら、と恨みがましく先生を睨むが、当然届きはしない。ついで、開かれた。そこに書かれていた文字を見て、母は息を呑み、父も目を剥く。
「総一郎君の数学知識は、少なくとも高校生のそれを凌駕しています。私も理系分野でしたので分かるのですが、これは物理魔術の『空中浮遊式』と呼ばれる物です。また、彼は算数の授業が始まると、しばらくは熱心にノートで計算をしているのですが、しばらくすると油断している内に消えてしまうんですね。それで副担任の先生に後を頼んで探しに行くのですが、どうやら物理魔術で飛び回っているみたいなんです」
 言葉の内容は褒める趣旨であるのに、その表情は深刻だった。見れば、母も血の気をひかせている。父は表情こそ変えないものの、剣気はいまだ健在であった。白羽に耳元で「何でみんな落ち込んでるの」と聞かれ、混乱に強張る顔を、『分からない』と横に振る事しかできない。
「知っての通りでしょうが、物理魔術における『空中浮遊』は、高所に飛び上がる大変危険な技術です。彼の式は完璧に近い物ですが、彼自身は物理魔術を使い始めてまだ日が浅いように思えます。本来物理魔術は、高所からの落下に耐えるだけの生物魔術、身体にかかる負荷を十分に和らげられる程度に熟練した化学魔術を持って初めて練習できるのです。しかし、まだ総一郎君は夏休みの課題である、『全属性の加護習得』すら終えていません。彼の知能なら化学魔術程度はすぐに中学生レベルにまで追いつけるでしょうが、今はやはり危険の一言に尽きるでしょう」
 沈黙が、部屋中に満ちた。内心かなりの焦燥に駆られながら、総一郎は練習内容を思い出す。確かに、高所からの落下は失敗が多く、生傷は絶えなかった。しかし、それも光魔法で何とかなる程度である。そこまで考え、緩やかに首を振った。
 ほぼ毎回、本来なら全治二週間もするような怪我をするという事は、それが自分の実力に不相応な証拠だ。きっと、物理魔術は控えざるを得なくなる。そう考えると、じわ、と涙が滲んだ。物理魔術は痛みを伴う。だが、空の中に身を置くその『魔法』は、総一郎にとって大事なものの一つだった。
 その涙を、白羽は拭い取った。彼女は小学生になってから、少しだけ大人びた面を見せるようになった。唇だけで「ありがとう」と告げると。母に似た、柔らかな微笑を見せてくれる。
 悲しかった。しかし、止めなければならないと言うなら、致し方ない。
「ですので、厳重に注意をお願いします。……こんな所ですか。あとは、本人にも反省の色は伺えますので、叱りすぎないようにして下さい」
 では、失礼します。と席を立つ先生。母はそれを見送るべく席を立ち、父は少々深めに先生へお辞儀をした。しかし立ち上がらず、正座のままで正面を見据えている。
 先生が出ていき、襖は閉じられた。部屋の中に居るのは父と白羽、それに総一郎の三人だけとなる。何故か動き出しにくい雰囲気が、その場に張りつめていた。しばらくして、父は言う。
「聞いた通りだ、総一郎。これより、物理魔術の一切を禁ずる」
 見えないはずであったのに、父の言葉を確かに総一郎に向かっていた。逆らう事を許さぬ声色に、反抗は出来なかった。目の前の道を取り払われた様な閉塞感に項垂れ、力なく、「……はい」と答える。
 魔法が解け、父の視線がこちらを向いた。されど、何を言うともなくそれは逸らされ、退室していってしまう。
 覚悟は決めていたはずであるのに、この寂寥は何なのか。力を込めて、総一郎は涙を拭った。


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