ドラゴン転生 龍帝誕生記(休載)

鈴木颯手

第拾弐話 説明会※挿絵有り

【ウィングホーク】
【千年龍王国時代は空を守る歩兵的存在であった。ウィングホークは基本的に人間や食事のため以外ではあまり攻撃的ではない。また、ウィングホークが認めた者は死ぬまで付き従う】
鑑定スキルでもう一度ウィングホークを調べた結果このようなものが出てきた。どうやらここでも千年龍王国の影響が出てきているみたいだな。
そのウィングホークは現在お使いにいっている。お使いと言ってもこの辺にいなくなったモンスターを狩ってこいと言っただけだが。最も言ったといっても咆哮しか出せない俺は身ぶり手振りで伝えただけだが。
因みにウィングホークの怪我は一晩寝かしたら半分まで回復していた。あり得ねぇ。俺ですらまだぜんぜん回復していないのに。
まぁ、今は体力回復に勤めますか。それしかやることないし。

















…駄目だ!暇すぎる!やることがない!寝ようにもさっきまで寝ていて起きたばっかりだから眠くねぇし、ほんとなにしろってんだ!
クソッ!何か考えて暇潰すか。
いや、ここは分析スキルや鑑定スキルのレベルを上げに励むか?ならば早速。
まずは俺の分析をするか。
【エクス・マキナドラゴン】
【上空からの攻撃に弱い】
うん、やっぱりレベル1じゃこんなもんか。次は鑑定スキルか。最初に見たのは進化先の情報でしか見ていなかったからな。
【エクス・マキナドラゴン】
【機械仕掛けの神デウス・エクス・マキナの加護を受け、使途となったドラゴン。基本この個体は現界には存在しないため人間は存在事態を知らない。デウス・エクス・マキナ特有の闇魔法を使うことができる。千年龍王の種族ではないかと一部の種族では認識されている】
成る程成る程。ところで普通に出てくるデウス・エクス・マキナとは?
【デウス・エクス・マキナ】
【機械仕掛けの神。存在する神の中で二番目に強力な力を有しているが光のケリフト神とは違いモンスターに信仰されている。そのため人種では禁教となっており邪教として扱われている】
成る程。正に闇の神って感じか。というかまた知らない単語が…。
【ケリフト神】
【正と慈悲の神。存在する神の中で最も強力な力を有している。基本的に人間に信仰されている。人間の間ではケリフト教として信仰されている】
【ケリフト教】
【正と慈悲の神ケリフトを信仰するための宗教。穏健派と過激派に別れている。光属性を持つものを神の使いと称していいように使っている】
出たよ~。宗教。宗教がらみのゴタゴタってめんどくさいからな~。まぁ、俺ドラゴンだから大丈夫だと思うけど。
ところでこの世界って人間とモンスターだけなのかな?エルフとかドワーフとかはいないのかな?
【人間】
【亜人種の中で最も人口が多く唯一国という形で争っている。魔法能力はエルフに劣り鍛冶能力はドワーフに劣り身体能力はモンスターに劣るが知能が高い。他種族を見下す傾向が強い】
【亜人種】
【人間をベースとした者達。エルフやドワーフ、半獣半人がこれ等に分類される他モンスターの中でもゴブリン、コボルド、オークも該当する】
成る程。やはりこの世界にもエルフやドワーフはいたのか。一応ゴブリンの存在は前から知っていたがこうしてみると改めて異世界だなぁって思うよ。さて、種族毎に見てみるか。
【エルフ】
【亜人種。耳が長いのが特徴で森の中に好んで住む。魔法の扱いが上手く、長命。ドワーフを毛嫌いしている】
【ドワーフ】
【亜人種。人間より低い身長に浅黒い肌が特徴で洞窟や地下を好んで住む。土や火の魔法の扱いが上手く、鍛冶能力が高い。エルフを毛嫌いしている】
【半獣半人】
【亜人種。動物と人間を掛け合わせたような外見をしている。自身の動物によって能力が異なっているが身体能力は総じて高い。現在モンスターに分類されない者達の中で唯一デウス・エクス・マキナを信仰している。そのため人間によって狩りたたれ個体数は少なくなってきている】

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