我輩はモンスターである。名前はまだない。
プロローグ
我輩はモンスターである。名前はまだない。
いやモンスターなのかも疑問である。少なくとも我輩は自分以外で我輩と似た存在はしらぬ。
「きえぇええい!」
グシャ!
あぁ。またモンスターが潰れている。
我輩はモンスターである。おそらくは。
だか何故か我輩を見ると皆逃げていくのだ。
なにやら
「こんなモンスターみたことねぇ!」
だの
「やべぇって!」
だの嬉しそうなやつやら、怯えるものやら。
我輩は他のモンスターとは違うらしい。
どうも我輩は実体が無いらしいのだ。実のところ我輩は一度襲われたことがあるのだ。ものの見事に一発も当たらん。実に不思議である。我輩ですらよくわからん。
我輩はふわふわとした可愛らしい球状のものに小さな羽?と可愛らしい悪魔のしっぽと大きな1つ眼をもっている。近くの湖の水面で見た。我輩ながら完璧なフォルムである。
実に美しい…。
「あそこです!冒険者様!」
「ほう…。確かに見たことがありませんな。新種のモンスターでしょうか?」
「おい。あんなのスライムよか弱そうじゃん。倒してもなんもなんねぇよ〜」
「油断しない!あんたそう言って前も危なかったんだからね!」
「いやぁ…。スライムがまだ生きてたなんておもわなくてぇ…。」
なにやら冒険者とか言うやつがきたようだ。
我輩は頭も良いのだ。人の言葉だってわかる。甚だ不本意である。我輩はスライムより弱そうなのか……。まぁこんなに可愛らしいルックスならば致し方ないのか…。
「とりあえず討伐しましょう。あとはギルドに調査依頼を出しておけば大丈夫でしょう。本来ここは魔素が薄く弱いモンスターしか現れませんし、あのモンスターも弱いでしょう。」
なんと!我輩は討伐されるようだ。しかしこんな自分の存在も知らずに消えるのは少しばかり悲しいものがある。我輩とて自我をもってまだ数日なのだ。まだ死にたくないのである。抵抗してみようかな?
いやモンスターなのかも疑問である。少なくとも我輩は自分以外で我輩と似た存在はしらぬ。
「きえぇええい!」
グシャ!
あぁ。またモンスターが潰れている。
我輩はモンスターである。おそらくは。
だか何故か我輩を見ると皆逃げていくのだ。
なにやら
「こんなモンスターみたことねぇ!」
だの
「やべぇって!」
だの嬉しそうなやつやら、怯えるものやら。
我輩は他のモンスターとは違うらしい。
どうも我輩は実体が無いらしいのだ。実のところ我輩は一度襲われたことがあるのだ。ものの見事に一発も当たらん。実に不思議である。我輩ですらよくわからん。
我輩はふわふわとした可愛らしい球状のものに小さな羽?と可愛らしい悪魔のしっぽと大きな1つ眼をもっている。近くの湖の水面で見た。我輩ながら完璧なフォルムである。
実に美しい…。
「あそこです!冒険者様!」
「ほう…。確かに見たことがありませんな。新種のモンスターでしょうか?」
「おい。あんなのスライムよか弱そうじゃん。倒してもなんもなんねぇよ〜」
「油断しない!あんたそう言って前も危なかったんだからね!」
「いやぁ…。スライムがまだ生きてたなんておもわなくてぇ…。」
なにやら冒険者とか言うやつがきたようだ。
我輩は頭も良いのだ。人の言葉だってわかる。甚だ不本意である。我輩はスライムより弱そうなのか……。まぁこんなに可愛らしいルックスならば致し方ないのか…。
「とりあえず討伐しましょう。あとはギルドに調査依頼を出しておけば大丈夫でしょう。本来ここは魔素が薄く弱いモンスターしか現れませんし、あのモンスターも弱いでしょう。」
なんと!我輩は討伐されるようだ。しかしこんな自分の存在も知らずに消えるのは少しばかり悲しいものがある。我輩とて自我をもってまだ数日なのだ。まだ死にたくないのである。抵抗してみようかな?
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