魔導天使~グノーシスの黙示録~

坂崎文明

時の精霊ルナ 《スカイクラウドネット》

「ルナ、やっと約束の人が来てくれたね」

「一万年もかかったのよ。待ちくたびれたわ。今、エルの所にいるの?」

「すやすやと、エルザの千年データの海で溺れているわ」

「でも、エレがちょっとピンチみたいだから急がないと」

「エルザ、第三天はどうなの?」

「うん、シルヴァノス様が次元ゲートを封鎖してくれてるみたい」

「何とか、ルシファーをエデンから炙り出さないとね」

「ガブリエルがへましすぎてるわ、どうなの、クーンツ?」

「ごめんなさい。お姉さま方、でも、ガブリエル様も頑張ってらっしゃいますので………」

「はいはい。わかってるわ。クーンツはマスター想いね」

「しかし、黒騎士とは厄介ね」

「アイヴィー、早めの出撃、おねがいね」

「システィーナさま次第ですけどね。ただ、あの方は必ず来ると信じてます」

「そうね。天界最強の騎士の復活を信じるしかないわね」

「早く来て! 魔天騎士ルシファーナイト、二騎相手とか、聞いてないよー」

「あらあら、私が行くまで死なないでね」

「いや、フラグ立ってると思ってるのは私だけ?」

「エレ、最強の天工精霊の称号が待ってるかも?」

「そんなものいらないよー」

「マーシャとメーヴィスも出撃したよ。エルとエルザが先に着くけどね」

「ゼノヴィアも出撃です!」

「しかし、魔導騎士グノーシスナイトがこれだけ戦場に出れるなんて夢のようだね」

「ルナのおかげよ。今度の未来は良くなるわ」

「そう願いたいわね」





(あとがき)

 今回、ちょっと謎回、短いですが、今後の伏線ということで。
 

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