【旧】魔法の世界でプログラム

北きつね

謁見

「あっそうだ。アル」「ん?」「お前から預かっている”者”を返すからな」「預けている”物”?」「あぁ第一陣は、そろそろ王都に着くと思うからな。王都で確認してくれ」「なにか、わからんが、解った」
ノースから、王都までは、森の中を進む事になる。4日程度の行程になるが、食料は十分にある。ユリウス達を迎えに言った時に、仕入れておいた。
「ボス。前方に、反応がありますが、どうしますか?」「だってよ。ギードとハンスは、どうしたい?」「アルに任せる」「同じく」「それじゃ無視だな。襲ってくるようなら、遠慮しなくていい」「了解」「ボス。俺達も?」「あぁシュトライトとエードルフは待機。アヒム達は、ギードとハンスを助けて欲しい」
獣は、俺達の人数が多い事もあり、襲ってこなかった。最初は、盗賊かと想ったけど、大きさから違うと判断した。獣なら、無視して通してくれるだろう。
3度の野営で、王都に無事着いた。「アルノルト様。予定が整い次第、お屋敷にお迎えに伺います。それから、ヒルデガルド様。ユリウス様とご一緒に本日は、王城でお過ごしください」「わかった。待っていればいいのだよな?」「はい。お願いします」
「え?クリス姉様。私は、アルノルト様・・・と」「駄目です」「・・・はい。お兄様もご一緒なのですよね?」「勿論です。いいですよね。ユリウス様」「あぁ解った。って事で、アル。シュロート商会との話は全面的に任せる。好きにしてくれ」「解った」「屋敷に、預かっていた”物”も届いていると思う」「あぁそんな事も言っていたな」
二人と別れて、王都にある、ライムバッハ家の屋敷に向かった。
なるほど、そういう事なのか・・・。屋敷の前には、沢山の馬車が止まっていた。貴族が多く住む場所なので、道幅も広くなっている。現在、順番に敷地内に誘導はしているようだ。近づけば、予想通りの者達が居るのが解った。
「コンラート!」「アルノルト様」
コンラート・フォン・ヘーゲルヒが、元々の屋敷の者達や、エルフの奴隷達と一緒に、王都まで来ていたのだ。
「ユリウス殿下から、"アルノルト様の所に行け"と、命令されました」「あぁそうだよな。それで、第一陣って事は、第二陣が居るのか?」「え?あっはい。後、子供たちが来る予定です。アルノルト様が各地で助けた子供たちだと聞いています」「・・・そうか、それで、それ以外には、何か聞いているのか?」「いえ・・・ルステオ様から、王都にある、ライムバッハ家の屋敷に関しての注意点を幾つか頂いています」「それだけか?」
「・・・」「コンラート!」「え?あっはい。クリスティーネ様から、近日中に、アルノルト様の御領地が決まるはずだと聞いています」「そうか、解った、ライムバッハ領から来て疲れているだろう。ゆっくり休め。明日、謁見した時に、その辺りの事もはっきりするだろう。それから、新しい領地を貰ったとして、そこに移住する事になるが大丈夫なのか?」「大丈夫です。そのつもりで来た者達です」「わかった。それなら、入植に必要になりそうな物や人材のリストアップを頼む」「かしこまりました。ヨハナと調整します」「あぁ頼む」
どうやら、領地を貰うのは確定の様だし、武官や文官が欲しくなってしまう。文官として考えれば、コンラートが十分な働きを見せてくれるだろう。武官として、シュトライトやエードルフで大丈夫だろうか?ここ数日の状況から考えれば、シュトライトを武官のトップにして置けば問題は少ないだろう。人が増えてきたら、その時に考えればいいか・・・。
屋敷の中の事は、元々王都の屋敷を取り仕切ってきた者に任せた。俺は、執務室に入って、ノーパソを広げて、開発を続ける事にした。
どうやら、領地を貰うのは決まった。場所も、多分ノースと周辺なのだろう。あの一体を開発する事を考えると、少し頭が居たい。
確かに建物はあったが、すぐに住めるような物ではない。ノース迷宮への出入り口になっている建物を中心に、建物を調整していく事に下としても、それらの事が片付くまで移住は絶対に不可能だ。農作物の生産も考えなければならない。森の中からの恵みだけでは、コンラート達を養うだけでも精一杯になってしまうだろう。特に、孤児院に入っている子供たちの事を考えると、頭が痛くなってくる。全員が来るとは想っていないが、3割り程度だとしても、40~50人にはなる。もう少し、周辺事情を調べておけばよかった。何が足りないのかさえも解らない状況になってしまっている。
そうだ!『ユリアンネ』『はい。お兄様!』『あぁ悪いけど、ルラとカウラとアンと協力して、ノース迷宮の地上部分の調査頼めるか?』『どのくらいの範囲を調べましょうか?』『そうだな。建物の残骸がある所までと、普通の人が、森に入っていって安全かどうかの確認かな。水源があれば、調べておいて欲しい』『かしこまりました。そう言えば、お兄様。ヒルダとのご婚約は正式に決まるのでしょうか?』『どうだろうな。俺が決められるような物でもないだろう?』『そうですね。そのヒルダは?』『あっ王宮に言っているぞ、今日はそっちに泊まると言っていた』『そうなのですね。解りました。皆と話をしておきます』『あぁなんだかわからんが、頼む』
ゴーレムを上手く使って、街道の整備とかできないか?遠隔操作とかできたら、大分楽になるだろうな。一度に、2~3機を動かせれば、単純仕事だけだろうけど、時間的な問題も、人手の問題も、解決すると思うのだけど・・・な。
ゴーレム関連では、まずはオーナ登録が出来るようしないとならない。この問題は、あの工房で行えば出来る事は確認している。しかし、魔法制御が1.00未満の者でも大丈夫なのかは要調査だろう。
次に、遠隔操作や命令をどの程度実行できるのか?等の調査が必要になってしまう。これも、オーナに寄って違うのか、それとも、オーナには依存せずに、組み込んだ命令に寄って違うのかなどの、調査が必要になってしまうだろう。
そして、大きな問題として、売ったりして問題ないのかという事だが、これは、ユリウスとクリスに丸投げした上で、値段もギルかシュロートの親父さんに決めさせればいいだろう。
ゲートの開発も進めたい。自分一人なら、ナビからの情報を基にすれば、ゲートを開く事ができそうだ。これだと、あまりにも使い勝手が悪い。俺が常に居なければならないのは、勘弁して欲しい。どこにでも、移動出来る物ではなく、『固定の場所に移動する事が出来る魔法』として、開発したほうがいいのかも知れない。認証をどうするのかというのは、なんとなく解決策が思いついている。魔道具を作成してしまえば良いと想っている。
魔道具に、行く先を示す座標を記述した魔法を、配置して、その魔法を一定の空間で実行する事で、ゲートが開けられて、移動する事が出来る。帰りは、出発地点の座標を自動的に書き込まれた魔道具を利用すればいい。魔道具の座標点を書き換えるシステムを作れば、ゲートとしての機能は充足できそうだ。安全面に関しても、携帯電話か無線機を流用すればいいような気がしてきた。ようするに、オペレーション対応だ。全部をプログラムで自動化する方が、”いいシステム”に見える場合が多いが、実際には、人が介在した方がいい場合も多い。
直近では、この二つのプログラム/システムを構築する事を考えてみよう。何か、割り込みがなければ、だろう・・・けど・・・な。
執務室のドアがノックされた。コンラートが入室してきた「アルノルト様」「ん?」「移住希望者のリストです」「早いな」「いえ、これは、クリスティーネ様がお作りになられた物です」「そうか・・・ん?ヘーゲルヒ街の者や、奴隷商の所にいた者は解るが・・・」
確実に人が多い。全員の名前と顔を覚えているわけではない。と、いうよりも、殆ど覚えていない。年齢も書かれているが、子供が多いような印象を受ける。
「はい。孤児院の子供は、全員です。それに、アルノルト様が保護した亜人達の噂を聞いて、集まってきた亜人も居ます」「え?なんで?」「ダークエルフのフルール殿やエステル様は、亜人の中では、かなりの人のようで、その人達が一緒なら、俺達もという感じでライムバッハ領に集まってきていたのを、今回移住という形で、”受け入れろ”と、いうのが、ユリウス殿下からの、ご指示です」「そうなのか?亜人は解った、幸いな事に、下賜される領地は、大半が森だろうから、困ることにはならないと思うけど・・・」「クリスティーネ様も同じことをおっしゃっていました」「ん。それにしても子供・・・孤児が多くないか?たしか、俺が覚えているのは、120名+αだと想ったけどな。このリストを見ると、その3倍か4倍位になっていないか?」「さすが・・・そこまでは居ないと思います。成人前の子供は、286名です。それに、ヴァルマ殿が加わって、287名です」「倍以上か・・・」「そうなります」「食料の確保が問題にならないか?」「・・・ユリウス殿下からは、3年は王都経由で支援をする。3年で自立できるようにして欲しいと、言われています」「なんだかな・・・もう、いろいろと決まっているようだな」「はぁ・・・。どうしますか?」「ん?受け入れるよ。子供って言っても、年齢を見ると、3年で成人するのが、半数位だろう?労働力として考えられれば、大きいだろう」「はい」「そうだ、コンラート。3つお願いしていいか?」「なんでしょうか?」
一つ目は、各種ギルドを、領地に招く場合の手続きを調べて欲しい。特に、冒険者ギルドは、迷宮ダンジョンが有るので必須。次に、商人ギルド。職人ギルド。最後に、魔術師ギルドだ。建物とかは、領地側が準備するのか?ギルド側が準備するのかを、聞いてきて欲しい。
二つ目は、神殿を領地に作る事は出来るのか?三つ目は、亜人種に対しての、税金はどうなるのか?四つ目は、コンラートにしかできない事で、俺が領地を貰う事が、貴族社会でどの程度知られているのかと、そのことを”どう思っているのか”を、当りだけでも調べて欲しいという事だ。
コンラートが退出した。
屋敷の者にお願いして、シュロート商会に、面会のお願いをしてもらった。返事はすぐに来た・・・と、いうよりも、シュロートの会頭自ら足を運んでくれた。
「シュロート殿。言ってくだされば、私からお伺いしたのに、申し訳ない」「いえ、アルノルト様。マナベ商会には、お世話になりっぱなしですからね」
そう言って、笑った顔は何か悪代官を彷彿とさせる。”越後屋お主もワルよのぉ”って言えば、似合いそうな雰囲気がある。
「アルノルト様!」「え?なに?」
それから、親父さんのマシンガントークが始まった。マナベ商会に如何にお世話になっているのかから始まって、携帯電話の利便性は計り知れない事。ヘーゲルヒ街での顛末として、エルフとの、直接取引ができた事等を、切々と語られてしまった。
「えっあぁそうだな。それで、いくつか頼みたい事が有るけどいいか?」「なんでしょうか?なんでも、おっしゃって下さい」
シュロート商会に、新たな領地の御用商人をやってもらいたい事を伝えた。そして、今日は概念だけの話だが、ゴーレムの販売を行うので、それに関しての意見を聞きたい旨を伝えた。
御用商人に関しては、二つ返事でOKをくれたというよりも、少し食い気味で”自分の所にやらせて欲しい。ギルを預ける”とまで言われた。俺としても、ギルが来てくれるのなら、いろいろ楽ができそうで嬉しい。
ゴーレムの件は、概念的な部分だけになってしまったので、あまりピンと来ていないようだ。「そうだな。一番簡単な例だと、馬の代わりだろうな」「代わりとは?」「馬車を引く時に、御者がついて、馬を操作するだろう。少し大きめの馬車だと2頭だてにするだろう。それを、ゴーレムに置き換える事が出来る」「え?そうなのですか・・・・。そうなると、疲れ知らずで、走り続ける事が出来るという事ですか、維持費は?」「まだ解らないが、馬よりは安くなると思うぞ。魔核の値段しだいだろうけどな」「・・・アルノルト様!そのゴーレムを数体お貸し願えないでしょうか?」「いいよ。って、すぐに言いたいけど、少し待って、今最終調整をするから・・・それからだな」「わかりました。準備ができましたら、お願いいたします」「わかった」
それから、商会に関しての現況を聞いた。噂話しレベルの事から、実際に発生した問題まで、かなりの事を教えてくれた。
時間も遅くなってしまったので、そのまま食事を一緒にした。
夜になって、王宮から連絡が来た。明後日に、王宮から迎えを出すと、いう事だ。
明日一日は、OFFになったわけだ。
朝から、やることがなかったので、執務室に篭って、開発を行った。夕方に、コンラートが面会を求めてきたので、食事を一緒にしながら、報告を聞く事にした。
各種ギルドに関しては、場所がなければ、自分たちで作る。誘致に関しては、申請してくれれば、考慮すると返事を貰った、後で”アルノルト・マナベ”が新たに領地を貰った場合はどうか?と、”ど直球”で、聞いたら、『ギルド側からお願いしたい』と、内々の返事を貰ってきた。それなら、迷宮ダンジョンの入口近くか、入口を覆うように建物を立てて、そこをギルドの寄り合いにすればいいかな。
二つ目は、これも申請を行えば、考慮するということだったが、教会と違って、神殿は、精霊神との兼ね合いもあるので、解らないが返事だと言っていた。三つ目は、曖昧になっている。らしい、実際に、人頭税を納めている亜人も居るが、集落が隠れ里になっている事も多く、”全体把握は難しい”と、いう事だ。そのあたりは、臨機応変に考える事にできそうだ。四つ目は、すでに噂が出始めている”らしい”好意的な意見もあるが、大半は”殿下の七光”という感じで、伝わっている。ただ、領地の場所までは噂話しレベル以上にはなっていないらしい。殆どの場合が、ヘーゲルヒ領とライムバッハ領の間の緩衝地帯に、新たな男爵として、俺が添えられるのではないかと言われている”らしい”。
仕事が早いな。四つ目とかは、まだまだ先だと思ったのだけどな。
「ありがとう。それで、コンラートとしては、どう思った?」「どれの事でしょうか?」「俺の噂話の事だな」「え?あっ多分、表立って、非難する者はいないと思います。ヘーゲルヒ領や、王弟派閥の貴族の領地が減らされるわけではありませんし、皇太子派の貴族の領地でもありません。遊休地となっている。王家直轄領で、住民も居なければ、何もないとされている場所が、下賜されるのですから、文句は”表立って”は出てこないと思います」「そうか、それで、裏での動きは?」「そうですね。アルノルト様の御領地が少しでも反映したら、”利益を得ようと”文句を言ってくる連中は出てくると思います」「そうだよな。そんな連中を先にマークしたり、情報を収拾したり、する事は出来るか?」「ご命令とあらば」「コンラート。命令する。俺に敵対しそうな貴族の動向を調べて、俺に逐一報告しろ」「かしこまりました」
「どうした?」コンラートが俺の顔を不思議そうに見ている。
「いえ、私の事を、そこまでお信じになってよろしいのですか?」「なに?コンラートは、俺に嘘を行ったり、裏切ったりするの?そうなら、先に言ってくれ、全部、お前に任せて、俺は迷宮ダンジョンの奥に泣きながら引っ込むから・・・な」「滅相もない」「だろ、だったら、出来るやつに任せるのがいいと想っているだけだ。それで、裏切られたり、できなかったり、したら、俺の人を見る目がなかったって事だろう?領民には、迷惑をかける事になるけど、最悪は、またライムバッハ領に戻って貰えばなんとかなるだろうからな」「・・・・。そうですか・・・。解りました、私が思っていた以上の人ですね。これからもよろしくお願いします」「あぁ任せろ。暇になるって事だけは無い事は約束する」
コンラートから、差し出された手を握りながら、ニヤリとだけ笑っておいた。
翌日、朝に、王宮から馬車が来た。使者として、ツェーザル・ザイデルが乗っていた。簡単に、今日の予定を教えてくれた。
まずは、王宮で控えの間で、身を清めるらしい。その後で、皇太子と食事(昼?)をご一緒する。
昼過ぎに、謁見の間で、陛下からの勅命が下る。流れとなっている。その後、懇談会がある。懇談会には、ヒルダをエスコートして向かう事になる。
そんな、スケジュールを説明された。一日で詰め込みすぎだろう・・・とは、思ったが、全部を一気にやってしまって、横槍が入れられるのを防ぐ狙いがあるのだと説明された。
後は、流れ作業の様な状況だった。控えの間に入ったら、侍女が6人がかりで、頭から足の先まで清められて、どんなセンスだよと思わなくない、正装に着替えさせられた。皇太子との食事は、ユリウスだけが同席になっていた。何を話したのかなんて一切覚えていない。料理の味さえも覚えていない。
謁見の間での事はそれ以上に酷かった。いきなり、陛下の御前会議をしている場所に呼ばれて、皇太子の横に座らせられた。貴族たちの視線が集まるなか、俺が、新たな子爵として叙せられる事が宣言された。子爵?男爵ではなく・・・と、思ったが、異論を挟む雰囲気でもなかった。次に、領地も与えられる事になった。皆が一斉に、陛下の方を向いた。領地となると、話が違ってくるようだ。場所が告げられた。場所は、王家の北に広がる。森全域と国境の山までの領域全てだ。
それが宣言された後で、貴族から安堵の声が流れる。聞こえてきた声から考えると、あの場所は不毛の地らしい。俺としては、宝の山にしか思えないのだが・・・貴族としては、各国にも接している上に、領民も居ない場所だという事が、不毛の地としての認識を強めている。
細かい宣言は、後ほど、執政官を王家から派遣するので、その者から聞くようにと言われた。
領地の宣言が終わった後で、俺とヒルダの婚約が発表された。俺が、18歳になるまでは婚約とする事も宣言された。これは、領地運営で忙しいだろう期間を避けたという事にも繋がる。
さらに酷かったのは、懇談会だ。ヒルダをエスコートして向かった場所では、ダンスパーティが開かれていた。ヒルダとの婚約発表が、再度行われて、祝福の声を受けながら、嫉妬や警戒の目線を剥けている人間たちを確認するという無茶なミッションをこなしていた。実際には、俺の護衛に着いた、シュトライトとコンラートの役目だったが、挨拶を受ける度に、”誰だお前”って気持ちに、なってしまっていた。なるべく顔に出さないまま、やり過ごしていた。ダンスは、ヒルダとクリスとだけ踊った。後は、婚約したばかりの身だという事でお断りする事ができた。
このミッションが完了した頃には、夕暮れを通り越して、夜の帳も降りてきてしまった頃に、帰路に付くことができた。ヒルダは、何か文句を言っていたが、その日も、王宮に帰るのだと言っていた、明日、改めて、ヒルダを迎えに行く事になる。その時に、皇太子にお土産を渡す必要があるのだと、教えられた。

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