泡沫の宴〜病院服のまま転生(?)しちゃいました~

祐葵

泡沫の宴プロローグ

ここは、何処だろう。
どうしてこんな所に私はいるのだろう。

真っ暗闇の中、考える。


私は病院にいたのではないか。
それなりに死もありうる病だったがこんなにすぐ死ぬような状態では無かったと思うが…。
ただ状況からしてー…


「私、死んだ?」


これが一番妥当な結論である。
名前は、とわ。永遠と書いてトワ。
歳は19。
精神的な病気がたかって、体が動かなくなり入院していた。

いつだって気持ちは元気だったが。
それでも体がついてこず、13の時から病院暮らしだ。

まぁ、私の話はここまでとして、このよくわからない空間からどうにかしてでなくてはけない気がする。なんとなく、だが。


急に不安になり目をぎゅっと瞑った瞬間、暗闇の中で突然光が差したのだ。
それは目を開かずとも分かるくらい眩い光で、私の足は自然と光に向かって住んでいた。

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