白と華と魔王と神と

アルマジロ@小説書いてます

戦闘中


対面している小僧の圧がまた増した。
そしてさらにとてつもないほどの魔力をその身に迸らせはじめた。

ほ、まさか身体強化使わずにあれかの?
人の子よとか言っておったが...
あれ、ほんとに人かの?

『ほ、さっきも見たが凄まじい魔力だの。これはわしももーちょい本気で行かねばならんかの。』

ふむ、竜人化するかの。

身体に鱗が浮き、翼と尻尾と角が生える。

『さぁ、かかってくるがいい。人の子よ』

そう言ってグランドカタストロフを構える。
黒炎竜が竜神である儂の素材をふんだんに使い作ってくれた最高傑作。
相棒これを担いだからにはそう簡単にやられまいて。

「ははっ、アガッてきた」

『おぬしのテンションまだ上があるんかの。』

儂がその言葉を言い終えると同時にさっきとは比にならん速さで懐を目掛け一直線に突っ込んでくる。
ただ、先までとは比にならんとは言ってもまだ余裕で追える範囲のスピードじゃ。

『ふむ、そこまでじゃの』

そう言って相棒で叩き落とす。
結構な音と手応えがあったんじゃが...

「おもしれぇ!んじゃ50%!」

『は?』
突如凄まじい魔力が溢れ出したかと思った次の瞬間には腹に蹴りを入れられて吹き飛んでる最中だった。

なんじゃ、あれでまだ半分かの。
こりゃ儂も本気ださなあかんかのぉ。

ここで儂も漸く身体強化を使用する。
竜の魔力ってのは人とは違っての。
色々あるんじゃよ。
まぁ、面倒臭いから詳しいことは割愛じゃ。

「じーさんもまだ上がんのかよ」

『ほっほっほ、そう簡単には負けまいよ』

「いいじゃないのぉ!」

そしてまたぶつかり合う。さらに切り結ぶ。向こうが大上段からならこちらは切り上げを。向こうが切り上げならばこちらは大上段から。

ふと、相手の顔を見れば笑っておった。

『何を笑っておる。人の子よ』

「おん?あぁ、久々に楽しくてなぁ!そーゆーアンタもだがな!」

『はて、、』

そう言われてみればずっと口角が上がっておる。

「名残惜しいが終わりにするぜぇじーさん。100%フルパワーだ」

そう言い切った途端今までとは密度、質が圧倒的に違う魔力が辺り一帯を覆った。

『ほ、まさにバケモンじゃの。その魔力。じゃあ儂も本気マジで行くとするかの』

不要な角を短く、翼をなくし、尻尾は使えるからそのままで。
竜神王様から頂いた特殊な魔力。
それを身体に流す。

「ハハハッ、まさかここまで付いてくんのかよ。ジーさんも大概じゃねえか」

『さすがに伝承の竜神が人の子に負けるわけには行かぬのよ』

「『さてんじゃラストバトルと行こうか」』

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ハッハッハッハ。気分がとても良い。
まさかこのジーさんここまでやるとは思わなかった。

さぁ、ラストバトル。

気合入れていこう。

「行くぜぇ!ジーさん!」

『かかってくるがよい。人の子よ。』

しばしの緊迫。
ひらりと舞い落ちてきたなにかの布切れが地面に落ちる。
それと同時に動き出す。

「轟雷!オラよォォ!!」
一気に懐まで潜り込み一閃。

『ふんっ!』
体を捻りながら飛んで避けられる。
そのままお返しとばかりに体の捻りを使ってこちらへ剣を振るってくる。

「疾っ!」
それを屈んで躱し、相手の着地と同時に剣を突き出す。

結構ギリギリのタイミングだったつもりだが軽々と躱され距離を取られる。

そして、辺りを見回しこちらへ問いかけてきた。

『ふむ、どーも他の所は戦闘は終わったみたいじゃの。次で最後にしようかの』

そう言われ、確認すれば戦い始める時には鳴り響いていた魔物の唸り声やそこらで上がる戦いの音も消えていた。

「残念だが仕方ない。そーしよう。」

承諾し納刀。腰を落とし居合いの構えを取る。

集中

「フゥーッ」

『スゥーッ』
向こうも大上段に構え力を溜めているようだ。

特に示し合わせた訳でもない。

「鳳凰院流 抜刀剣術の書 居合いの巻」

『我の問いに答えよ さぁ汝、答をなんとする』

ただ、なんとなくで2人、同時に動き出す。

「奥義」

『グランド...』

そして交錯する。

「紅蓮!鳳 凰 剣!」

『カタストロフッ!』

凄まじい程の衝撃が走り爆風があたりに吹き荒れる。

そして、背を向けたまま2人は同時に倒れる。

「『見事...」』

そして、これで死の行進デスマーチとの戦闘は全て終了したのだった。

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大変お待たせしました。更新です。
すいません...
作者の都合で更新が1日遅くなりました...
しかも短い...申し訳ない...

また来週もお願いします!!

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