白と華と魔王と神と

アルマジロ@小説書いてます

旅立つ


ザッザッ ザッザッ ザッザッ
「ふんふんふふんふーん♪」
結局押し切られて街へと出発し森の中を歩いているわけであります。そして魔法都市があると知ってからやたらとテンションが高い華音。多分寝たらあのテンションは無くなるんだろうけど、別に今日中に魔法都市にはつかないんだけどなぁ...?
とか色々考えながらひたすら歩く。俺はマップを見て、魔物を避けながら街へと向かっていく。
街へと向かうにつれ分かってきたのだが、この街めちゃくちゃでかい。頭を出していたのはほんとに端っこだったのだ。
かなりの距離を歩いたつもりだが未だに全貌が見えていない。
むむぅ、恐るべし、異世界。
「ねぇ!ハク!アレ!」少し意識を逸らして歩いただけでこれだよ...
華音が指さした先には熊のような魔物が居た。
「横に移動して逃げ...」
バチッ
と目が合った。

・・・・・・・あ、どうも。
「グガァァァァァア」
「クソだめじゃねーか!逃げ...れなさそうだな、迎え撃つ!華音、いいか、この辺から石でもなんでも投げつけろ!そしたら下がって見てて!」ゲーム的にはこれで経験値入るだろ?てか共有できるスキルあったはずだし。
「え?じゃあえいっ!」と手に持ってる杖を投げた。ちゃんと頭に当たった。
「杖投げるやつがおるかぁあぁぁぁあ!」とツッコミつつ久々に握る真剣の重さを感じつつ集中する。
「フーッ」
「グガァァァァァア!!」突っ立っているから舐めているように見えたのかそれとも華音の投げた杖がそれなりに痛かったのかさらに怒ったような声を上げ、スピードを上げてこちらへ走ってくる。あんな体当たり食らったらひとたまりもないだろうなー。
思い出せ。ピッチングマシーンで200kmのボールを切らされた日々を。クソッタレなほどキツい稽古の日数々を。
『鳳凰院流刀剣術 抜刀剣術の書 柔の巻 壱ノ太刀』
残り1mほどまで引き付けたのですっと右へずれ抜刀。
『雷光』
一太刀の下に首を飛ばす。残心。から血糊を払い納刀。熊の魔物は制御がなくなりそのまま地に突っ伏して転がっていった。
「ドスドス走り方がるせーぞ。クソ雑魚が!」
華音はちゃっかり杖を拾って戻ってきてる。
「いやはやさすがだね。鳳凰院の武術は。異世界でも通じるね」
「るせー。こんなもん覚えたくもなければ稽古もしたくなかったがまぁ感謝してやるか」
「そーしとけうわっ!」
「どーした?」
「なんかレベルアップが止まらない」
「まぁそりゃそうだろうな」
うああああと華音が頭を抱えているので結界を張り、魔物の血抜き、解体を開始。穴を開けその上に熊を吊るす。血抜きがおわったらなびさんに従いつつ熊を解体していく。まさかキャンプで襲ってきた熊を解体して食った経験がこんな所で生きるとは。
〈主、解体、上手いですね〉
「まぁ色んなところでやらされて慣れてるからな。魚捌いたりな」
いらない内蔵は捨て、肉、骨、皮、あと頭は《無限収納》にぶち込む。
華音のほうを見ると「やっと終わったぁ~」と一息ついていたのでステータスの確認でもするか?と聞くと
「まず、その血まみれをどうにかせい」
と怒られたので
水を出してぶっかける。その水を吸い取る。はい終了。魔力を使って強引にやりました。

ということで
「ステータス」

【アカホシ・カノン】  Lv.1
種族 神族
Lv.38
称号  華の神の一族 花の王 自然に愛されし者
体力 4860筋力 512耐力 623耐魔 685敏捷 864精神 994魔力 9435
贈与スキル《神力》
スキル〈念話〉〈杖闘術〉〈投擲〉
特殊スキル《花の誘惑》《香りの誘惑》《神の御言葉》《状態異常無効》《生物拒絶》《無詠唱》
個有スキル《神通力》
魔法聖属性魔法 Lv.10光属性魔法 Lv.10回復魔法 Lv.10
個有魔法神聖魔法 Lv.10神力魔法 Lv.10自然魔法 Lv.10
うわぁ、だいぶ伸びたね。
「めちゃあがったじゃん。やば。てか魔力の伸びおかしすぎる」
「全部がおかしいハクに言われたくない」
「るせ!まぁレベル上がったのはいいんじゃない?」あ、《無詠唱》も追加されてんじゃん。
そう言えば《無詠唱》持ってんのに魔法使えないのは厄介だなー。
なびさん!魔法に関する簡単なレクチャーお願いします!
〈A:承りました。ではまず、魔法は詠唱が必要です。がお二人共特殊スキル《無詠唱》を持っていますので省略させていただきます。
魔法とは基本、魔力と想像力です。詠唱は想像力を補うために使います。想像力がなければ《無詠唱》も意味無いというわけです。
ですから魔力さえあれば自由にお使いになられます。ただ回復魔法は突飛なものを使うと怪しまれますからお教えします。上から順にパーフェクトヒールオールヒールハイヒールヒールとなっています。魔法に関しては簡単にだとこんなものでしょうか?〉
なるほど想像力ねー。まぁAnotherと似たようなもんか?
あれか?ひとつなぎにしちゃう大秘宝のアニメの黄色い猿の人のあれもできるかな?指を2本前に出し指先からレーザー!
ピチュン!ズドォーン
あ、出ちゃったし、威力高っ!
なるほどこれは便利だ。
回復魔法も使えるみたいだし。
これでまぁ一安心、かな?
「おぉー!すごい!水が出たよ!」
華音も楽しんでいるようだ。
「さて、そろそろ行こうか?」
「うん!ごーごー!」

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