最強無敵の賢者(ワイズマン)

奈楼小雪

Love16「プリンセス・イン・ペンタゴン(自宅)」


 重厚な扉をまた一つ超え少女ブラウには、地対空ミサイルに完全武装の兵士の様な警備員達が多数居り夜空に向かって多数の照明で照らされる光景が車窓から見える。 その光景はまるで軍事施設で有り此れはかって見たアメリカ国防総省本庁ペンタゴンにソックリで有るが入口には星条旗では無くエウロパ連邦と日の丸の国旗に付焼連合企業ツケヤキコングロマリット社旗がはためいている事が少年かれ会社兼自宅ペンタゴンだという事を再度認識させる入口へ向かって車が動き出した。
 此処で疑問が生じる、何故この王女様はこんな所に居るのだろうか?王族らしき場所へ住んで通学するというのが正しい見解で有る事は間違いが無い!
 其れを説明するには数時間前に戻る。
 ***
 彼女ブラウは午前中は保健室で午後からの授業に参加した。周りは、少女ブラウ副会長なな新人潰し戦いを挑まれ奮戦した結果名誉の怪我を受けたと思っており多くの同級生が彼女ブラウの周りに集まり心配し逆に周りが副会長ななの事を無情な人間の様に言って居た。
 やがて、授業が終わり多くの生徒達が学内の寮に戻っていく中で荷物と部屋の準備が出来ていない為、今晩は日本政府が用意してくれたホテルに向かう車に乗り込んだ。 暫くして情報端末リングで泊まるホテルの傍に来た事を知った彼女ブラウが外を見てみるとNagasawa Queen Hotel と書かれた看板のホテルが燃えており横の大炎上している中華飯店から出た火が延焼した事が伺いしれた。話は逸れるが、ホテルの名前が230年前に毎週日曜日に放送されていたおかっぱ頭の女の子が出てくるアニメで家が燃えた同級生と苗字が一緒だが知る者は居ないし偶然である。 話は戻り、火の勢いに消防隊が近づけて居ないことを見た彼女ブラウは渋滞で停止している車から下りメンタル・ギアを展開しひと振りすると大量の水がホテルへ落ち火は消え周りに更に延焼する事無く無事に収まった。火事は収まったが少女ブラウは自分の寝るホテルが無くなってしまった。 どうした物か?大使館へ戻るかと思案していると
「お嬢さんお困りでしょうか?」
 男の声がし顔を上げると其処にはシルクハットを被った道化師の仮面を被り杖を持った人物が居た。突然現れた男にSP達が銃を向けようとしたが地面に銃が落ちSP達が手を抑えた、彼女は刀を抜こうとしたが
「お嬢さんもそんなに、警戒しなくて良いですよ私は味方ですよ」
 男は何時の間にか右手で自分の刀の柄を抑え左手で杖を彼女ブラウの胸に当てて居た。彼女はゾワリと何とも言えない感触に襲われ恐怖し立ち尽くして居るとその人物は仮面を取り自らの素顔を晒した。彼の顔は午前中に有った会長まさひろが少し年を取った姿をしており何より違いは右眼が琥珀色で有った。
「私は、付焼匡央つけやきまさひろの兄、付焼貴義つけやきたかよしと申します。宜しければ、我が家にお泊りに成っては如何でしょうか?我が家は多数のセキュリティとアメニティグッズを取り揃えた素晴らしい所ですよ。貴女の国父お祖父様からも、宜しくとお願いされています」
 彼が左腕の時計型情報端末ウォッチを出し自分の指輪型情報端末リングに向けるとリングからは彼女の祖父の書いた文章が書かれて居た。偽物の可能性が有る事から彼女は祖父に直接連絡を取ると祖父は起きており
「ああ、送ったぞ彼は信用すべき友人の一人だからな、もし其処の家が気に入ったら其処から通学出来る様に計らう様にする。寧ろ其処から通った方が安全だ世界で一番な!」
 返事を貰い承諾すると彼は懐から紙を電子書紙データシートを出し
「此れが招待状です。お待ちしております!ではでは、弟に兄が宜しく言っていたとお伝えください」
 渡しながら言うとパチンと手を鳴らし彼の姿は消え彼女はSPに電子書紙データシートを渡すと車に乗り込みペンタゴンへ向かう事にした。
 では、次にペンタゴン内での彼女ブラウの様子を見てみよう。
 ***
 カキンカキンと金属同士が当たる音がするのは五階の露天風呂である
「何で、アンタが居るのよ!ブラウ!」
「其れは、此方のセリフですよ奈々さん!」
 洗い場で打ち合っていた一糸纏わぬ美少女二人は湯船の浅い所を刀を持ちながら向かい合った。人が入った事に反応したジャグジーが作動し波が生まれ奥に置かれている見事な盆栽達は此処が巌流島かと思わせている。そして、両刀武蔵関東平野小十郎富士山、イヤ平たい胸神ナナVS豊穣の女神ブラウが互いに構えて必殺の一撃を放とうとした時に
「二人共何をしているの?奥田おくたさんから連絡が有って来たんだけど…」
 声がした方を向くとペンタゴン主人あるじが腰にタオルを巻いて立っていた。
「此れは、此れはマサヒロさん奈々さんに私の刀を見せて居たところです、マサヒロさんも見ます?」
 先ず、動いたのはブラウで有った。タオルで躰を隠すこと無く蒼い刃を捧げ持つようにして主人かれの元に出すと彼は[ギアシンクロ・サーチモード]と唱えて刃を触り暫くして
「面白い、色が付いている理由を知りたいな後で僕の部屋へおいでよ後で君と少し一緒に居たいからね」
 男子浴場への扉を開けながら言い、彼の姿が見えなく成るとブラウはペタンと床に腰と足を付けながら
「有れが、賢者ワイズマンッ凄かった…私の躰を見ても顔色一つ変えずメンタル・ギアのみに興味を持っている。お祖父さまこの地に賢者ワイズマンは実在しました」
 頬を硬直させながらうわの空で呟いていた。一方、奈々は少年かれが来た時に一糸纏わぬ姿を見られ黄色い声を上げジャグジーの泡が有る湯船に入った。そして、ブラウが少年かれに堂々とはだかを見せ尚かつ刃を触られても声ひとつ上げず耐えたブラウのと、自分の時を重ね合わせて刀一つ分物干し竿分彼女ブラウがリードしたと思いながら湯船の底で頭を抱えながら沈んでいた。
 ***
 巌流島の決闘バスルーム事変から十数分の食堂
「貰い!!」
「やられた!」
 今度は食堂で骨肉の争い焼肉事変が起きている、そう今日の夕食は焼肉だ!此れは執事の奥田おくた最善の選択パーフェクトプランによって作られたメニューで有る。ジュージューと肉が焼け横には多数の空に成った皿が並び激闘の様を物語っている
「其れにしても、ブラウさん箸の持ち方綺麗ですね!外国の方とは思えません!」
「此れでも一応は王を名乗らせて戴いている身なので、最低限必要な教養は持ち合わせて居ます!貰い!」
 程よく焼けた肉をネットと箸で火花を生じさせながら奈々が取る前に摘みタレを付け自分の口に放り込んだ。主人かれというと何をしているかというと鉄板で焼きそばを作っている、何故かというと既に多数の肉を少女達に詰め込まれアーンしてされお腹が一杯に成ったからだ。
 そして、彼の焼きそばの作り方は独創的だ!腰元の刀の柄を左手で抑えながら右手で鉄板の上に肉や野菜を投げると千切りに成りながら焼かれた状態に成り、最後に麺を落とすと麺に意識があるかの様に肉と野菜を絡めながら混ざり始めた。 少年かれはメンタル・ギアを兵器以外としても使い此の様な平和的な使用方法も模索している。こういった行為は、かなりの精密に自分の能力を行使する必要が有り、同じことを奈々がやった場合は鉄板を含め全てが灰に成る。
「奈々さんにブラウさん、焼きそば焼けたよー」
 少女達の前に、出された焼きそばには青海苔と鰹節が掛けられ鰹節が美少女に食べられる事を望んでいたかの様に狂喜乱舞し、二人が小皿に取って食べると
「美味しいですわ、肉が口の中で溶けていき麺と野菜がジェットコースターの様に胃の中に入っていく…此れが賢者の焼きソバワイズマン・ズ・ヌードル
「う、私が前作った焼きそばパンの時より美味しい負けた…いや、ブラウさん其処は噛んで食べようよ。そうしないと、王女の獅子魚プリンセス・ズ・マーラインに成るわよ」
 恍惚と悔しがる対照的な二人の少女の姿は輝くシャンデリアや食堂の風景が合さり其れだけで絵に成るので有った。

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