10年間修行した反動で好き勝手するけど何か問題ある?
35
「ふーねっ!ふーねっ!!主君!!ご覧ください!!主君の手漕ぎの船もそれはそれは素晴らしい物でしたが、この船は風を受けて進むのですぞ!!それに大きいです!!」
「わん、わおーーーーん!!」
「くぅぅ!!わかってくれるからいらいぃぃ!!!」
いつもの幼女の姿に戻ったカルマが船船ダンスを踊りながら喜んでいる。 そうとう手漕ぎが辛かったのだろうと、少ししてやったりな気持ちになる。
「ところでマキちゃん、この前カルマをタコ殴りにしてくれたプレイヤー達の中に変わった術を使う奴がいてな、話しを聞きたいんだが大丈夫か?」
すっかり集落に慣れたストレートの藍色の髪をサイドで纏めた姿が特徴のマキちゃんはため息を吐く。
「またですかリブラさん。私はマキちゃんであってwikiちゃんではないですよ?で、どんなんですか?」
「召喚術まではわかったんだ。ウロボロスのような巨大な蛇を召喚した直後、術師が融合したんだ。」
「あぁ!!ユニークですよ!ユニーク!!特別なサブとか、期間限定クエで転職が出来たりするんですよ!それの魔装術って奴です」
詳しく突き詰めるとそう言う事らしい。 他にも課金での術式とか、多岐に渡るらしく、やはり違う世界が融合したのだなと納得させられた。
親父の技に似てる連撃をしてる奴も見たけど、あれは見るに耐えなかった。 ひどいったらありゃしない。 もしあんな連撃親父の前で見せたら朝までシゴかれるだろう。
さて、そんな事より問題は山積みだ。 まず、リャンシェンの部下達は仮想体にて復活したんだが、リャンシェンが槍を取らせなかった。 ゴブリンの戦士としてではなく、人間として更なる高みを目指せとか。 まぁ、わからんでもない。 ゴブリンの森の中での進行速度に人間がついていくのは至難の技だ。
「で、あるからしてぇ、複列星型エンジンである……」
そうと決まればトキタサンの座学と実習だ。 トキタサン曰く、戦闘機乗りはメカニックにも強くならねばならないと強く主張し、操縦方法や基礎知識のみならず、一から組み上げれる程のレベルにするまで知識を叩きこもうとする。
41人の元槍隊とちゃらおと子供3人は、それは見事なまでに知識欲に餓え次々と自分の物にしていく。 俺?俺はダメだ。 このおっさんが何を喋っているかすらわからん。 イーシェンとウーシェンも操縦に関しては理解しているが、タービンがシャフトがクランクがどうのこうので離脱して行った。
「それで、どんな感じだ?」
「心臓が完成しました…いい音で鳴くのです…もう完成は近いですよ」
楽しみだ…男のロマン。 たまらんな。 着実にそれいけリブラ空軍の設立へ向かい始めているな。
「よぉぉし!!これより十分な滑走路、飛空場の建設に着手する!!」
ふふふ、海賊ども、次は度肝を抜いてやるぞ。
「わん、わおーーーーん!!」
「くぅぅ!!わかってくれるからいらいぃぃ!!!」
いつもの幼女の姿に戻ったカルマが船船ダンスを踊りながら喜んでいる。 そうとう手漕ぎが辛かったのだろうと、少ししてやったりな気持ちになる。
「ところでマキちゃん、この前カルマをタコ殴りにしてくれたプレイヤー達の中に変わった術を使う奴がいてな、話しを聞きたいんだが大丈夫か?」
すっかり集落に慣れたストレートの藍色の髪をサイドで纏めた姿が特徴のマキちゃんはため息を吐く。
「またですかリブラさん。私はマキちゃんであってwikiちゃんではないですよ?で、どんなんですか?」
「召喚術まではわかったんだ。ウロボロスのような巨大な蛇を召喚した直後、術師が融合したんだ。」
「あぁ!!ユニークですよ!ユニーク!!特別なサブとか、期間限定クエで転職が出来たりするんですよ!それの魔装術って奴です」
詳しく突き詰めるとそう言う事らしい。 他にも課金での術式とか、多岐に渡るらしく、やはり違う世界が融合したのだなと納得させられた。
親父の技に似てる連撃をしてる奴も見たけど、あれは見るに耐えなかった。 ひどいったらありゃしない。 もしあんな連撃親父の前で見せたら朝までシゴかれるだろう。
さて、そんな事より問題は山積みだ。 まず、リャンシェンの部下達は仮想体にて復活したんだが、リャンシェンが槍を取らせなかった。 ゴブリンの戦士としてではなく、人間として更なる高みを目指せとか。 まぁ、わからんでもない。 ゴブリンの森の中での進行速度に人間がついていくのは至難の技だ。
「で、あるからしてぇ、複列星型エンジンである……」
そうと決まればトキタサンの座学と実習だ。 トキタサン曰く、戦闘機乗りはメカニックにも強くならねばならないと強く主張し、操縦方法や基礎知識のみならず、一から組み上げれる程のレベルにするまで知識を叩きこもうとする。
41人の元槍隊とちゃらおと子供3人は、それは見事なまでに知識欲に餓え次々と自分の物にしていく。 俺?俺はダメだ。 このおっさんが何を喋っているかすらわからん。 イーシェンとウーシェンも操縦に関しては理解しているが、タービンがシャフトがクランクがどうのこうので離脱して行った。
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楽しみだ…男のロマン。 たまらんな。 着実にそれいけリブラ空軍の設立へ向かい始めているな。
「よぉぉし!!これより十分な滑走路、飛空場の建設に着手する!!」
ふふふ、海賊ども、次は度肝を抜いてやるぞ。
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