Bouquet of flowers to Messiah

有賀尋

HIKARI

俺達は幸せを語れない。
俺達は小さい時に両親が死んだ。
そこから上手く生きてこれたかは分からない。生きるのにもただ必死だったけれど、キングに出会って、色んな人に出会って、俺達は自分とは何かを知れた気がした。

俺は君よりも弱いかもしれない。
それはもう知ってる。
だけど、2人一緒なら強くなれる気がするんだ。
今生きているこの時間を、一緒に生きていたいんだ。
俺がどんなときもどこにいても、たとえ俺の身が滅びても俺はずっと守りたい。ずっとそばにいるから。
だから俺を信じて、永遠に託し続けて欲しい。






今まで生きてこれたのは、守ってくれた君がいたから。君は、君が背負ってきた大きな荷物のせいで息が出来なくなる時もあったはずなのに。
俺を頼って欲しかった。頼るのも悪くないって言えばよかったのかな。

君は俺より孤独だったのかもしれない。
それを苦しいと思っていたのなら、君の力になりたかった。君のためになりたかった。

雨の日も風の日も、たとえ世界の終わりが訪れようとも俺達はなくならない。続いていくと信じるんだ。
そう信じてる。

もし君がいなくてもこの先の未来に君は必ず居て、たとえ命の灯火ともしびが消えてしまっても、俺達には結ばれた絆と糸がある。
お互いその糸を辿って、手繰り寄せて、そして出会えたら、思いっきり抱きしめるんだ。
だってどんなときも俺達は一緒なんだから。体が滅びても、命が消えても、どこでもそばにいる。

俺は愛を守る。
俺は海を守る。

それが俺達が生きていく証。

俺達が死んでも、消えてもこの世界はずっと続いていくんだ。
そしてそれは永遠とわに光となって続いていく。
もし新しい世界でまた君と出会えたのなら、真っ先にこう言おう。

愛おしい君の名を。
愛して止まないその名前を。

「...愛斗!」
「...海斗!」

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