After-eve
mixing 第8章
次の日。
会社は休みだったが、いつもと同じ時間に起きた。やはり昨晩のアキさんの様子が気に掛かっていた。
アキさんの店[After-eve]は、月曜日と隔週の日曜日が定休日。その他に不定休もあり、パン屋さんの割には休みが多い店。
明日の日曜日も隔週の休みの日だから、今日も休みだと3日続けて定休日になる。本当に今日 店、休みにするのだろうか。店を休みにするほどアキさんに何かあったのだろうか。
ユウさんの感じだと何か知ってる様だったけど。
朝からソワソワしてしまい、それを紛らわす為に部屋の掃除を始めた。掃除、それから洗濯もして一息ついた時、携帯が鳴った。
カオリさんからメールだった。
(今日アキさんの店、休みみたいだけど何か知ってる?車も無いみたいだけど…)
そのメールに何て返事したらいいのか、戸惑ってしまった。別に何か知ってる訳ではないし、昨日の夜の様子を言うべきかどうか…。とりあえず、(よくわからない)と返信した。
昼過ぎ、ぷらっとアキさんの店の前を通ってみた。
やはり閉まってる。車も無い。昨日結構飲んでたのに出掛けたみたいだ。
気には、なったがアキさん自身の事。と思い、そっとしてあげようと思った。
自分みたいな大分、年下が生意気だろ!と思いながら。
2時間後、カオリさんから電話が。
「マコちゃんの家、行っていい?今から。」
びっくりしたが何となく家に来る理由が、わかったのでOKした。
なんとなくいつもより元気がない感じのカオリさん。アキさんの事、別に話題にする事なくたわいも無い話が続いた。
カオリさんから話づらいのかな?と思い、自分からきりだしてみた。
「アキさん…何かあったのかな〜?」
カオリさんは、静かに首を傾けて視線は、遠くを見てた。
「なんかね〜たま〜に居なくなるだよね。すぐ戻って来るけど。何処行ってたとか何してたとか全く教えてくれないし。」
「知らない事ばかり……ツライな〜」
初めて見る、切ない姿のカオリさんが溜息と共に出た言葉だった。
「ユウさんは何か知ってるんだよね、でも教えてくれなさそうだしね。」励ます言葉も出ず、とりあえずそう口にした。
「一度ね、チラッとユウさん話した事あったけど。詳しくは…。そっとしてやれよ。だけ言われた。」
「昔の女かな?どう?同じ男としてそういうのあるかな?」と、振ってきた。
「アキさんは、そんないい加減じゃなさそうだし。ぶっちゃけカオリさんの気持ちもわかってるだろうから違うと思うよ。」言ってて、少し虚しい気持ちの自分。
「もう!なんか改めてそう言われると恥ずかしいんだけど。」少し睨む様な目でカオリさん。
その後カオリさんと話をしてわかった事だが、カオリさんも今まで色々あったそうだ。男絡みで。本人いわく、男運が悪いらしい。婚約までした人に裏切られたり、ツライ恋愛が多かったみたいだ。
そのせいか3年程前に地元に帰ってきたらしい。
アキさんはどんな人生送ってきたのだろう。どんな恋愛してきたのだろう。
まぁ自分よりは色々経験してるのは間違いないだろうけど。
何よりアキさんが元気で、また美味しいパンを焼いてくれる事を信じて…
第8章         終
会社は休みだったが、いつもと同じ時間に起きた。やはり昨晩のアキさんの様子が気に掛かっていた。
アキさんの店[After-eve]は、月曜日と隔週の日曜日が定休日。その他に不定休もあり、パン屋さんの割には休みが多い店。
明日の日曜日も隔週の休みの日だから、今日も休みだと3日続けて定休日になる。本当に今日 店、休みにするのだろうか。店を休みにするほどアキさんに何かあったのだろうか。
ユウさんの感じだと何か知ってる様だったけど。
朝からソワソワしてしまい、それを紛らわす為に部屋の掃除を始めた。掃除、それから洗濯もして一息ついた時、携帯が鳴った。
カオリさんからメールだった。
(今日アキさんの店、休みみたいだけど何か知ってる?車も無いみたいだけど…)
そのメールに何て返事したらいいのか、戸惑ってしまった。別に何か知ってる訳ではないし、昨日の夜の様子を言うべきかどうか…。とりあえず、(よくわからない)と返信した。
昼過ぎ、ぷらっとアキさんの店の前を通ってみた。
やはり閉まってる。車も無い。昨日結構飲んでたのに出掛けたみたいだ。
気には、なったがアキさん自身の事。と思い、そっとしてあげようと思った。
自分みたいな大分、年下が生意気だろ!と思いながら。
2時間後、カオリさんから電話が。
「マコちゃんの家、行っていい?今から。」
びっくりしたが何となく家に来る理由が、わかったのでOKした。
なんとなくいつもより元気がない感じのカオリさん。アキさんの事、別に話題にする事なくたわいも無い話が続いた。
カオリさんから話づらいのかな?と思い、自分からきりだしてみた。
「アキさん…何かあったのかな〜?」
カオリさんは、静かに首を傾けて視線は、遠くを見てた。
「なんかね〜たま〜に居なくなるだよね。すぐ戻って来るけど。何処行ってたとか何してたとか全く教えてくれないし。」
「知らない事ばかり……ツライな〜」
初めて見る、切ない姿のカオリさんが溜息と共に出た言葉だった。
「ユウさんは何か知ってるんだよね、でも教えてくれなさそうだしね。」励ます言葉も出ず、とりあえずそう口にした。
「一度ね、チラッとユウさん話した事あったけど。詳しくは…。そっとしてやれよ。だけ言われた。」
「昔の女かな?どう?同じ男としてそういうのあるかな?」と、振ってきた。
「アキさんは、そんないい加減じゃなさそうだし。ぶっちゃけカオリさんの気持ちもわかってるだろうから違うと思うよ。」言ってて、少し虚しい気持ちの自分。
「もう!なんか改めてそう言われると恥ずかしいんだけど。」少し睨む様な目でカオリさん。
その後カオリさんと話をしてわかった事だが、カオリさんも今まで色々あったそうだ。男絡みで。本人いわく、男運が悪いらしい。婚約までした人に裏切られたり、ツライ恋愛が多かったみたいだ。
そのせいか3年程前に地元に帰ってきたらしい。
アキさんはどんな人生送ってきたのだろう。どんな恋愛してきたのだろう。
まぁ自分よりは色々経験してるのは間違いないだろうけど。
何よりアキさんが元気で、また美味しいパンを焼いてくれる事を信じて…
第8章         終
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