弾丸 回転 私と赤紙 そして戦争

鷹Tinaん

プロローグ

雨が降ってきた。

体や心におった傷は残ったまま。

私はここで何をしているのか。

これが、大戦の代償なのだとやつは言う。

それは本当か? 疑心暗鬼になっていく一人の私。

戦争とは。戦争とは、     





1925年私は海軍に入隊した。

いや、海軍に入隊させられた。

私は決して入りたくはなかった。むしろ嫌だった。

では、なぜ入隊したのかと君は思うだろう。

入らなければよかった。

しかし、そうはいけない。

世に言うあの赤紙召集が私の家に迎えにきた。


「おめでとうございます! あなたはお国のために選ばれました 」

何がおめでとうございますだ。

私は今、国のために命を捧げて戦場へ旅立つ権利を与えられたのだ。

命をわざわざ捨てにいくために。

世は政治 世は権力 世は金 世は軍人 世は戦争

そんな物語である。










この物語はフィクションです。

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