境目の物語
竜人の少女
どんな幸運なのか、上から少女の声が聞こえた。俺は彼女の姿を捉えようと見上げながら、その声に応答する。
「ああ問題なく聞こえて……oh」
捉えると同時に、口が止まった。
一つ上で囚われていた少女は、緑色で袖がなくケープ付きの上着を羽織り、深緑のスカートを身につけていた。艶やかな赤髪は腰まで届き、素肌を隠す黒いロンググローブとニーソックスが、さらに美しさを際立たせる。
もちろん腰のあたりから生えた、緑色の鱗に覆われた尻尾も魅力的だ。でもそれ以上に主張が激しいのが、その豊満な胸だった。
下から見上げる状態ではあるが、頭が完全に隠れてしまい、彼女の表情が伺えない。トッキーのそれも相当だと思っていたが、この少女はそれ以上なのかも知れない。
「本当に!? 良かった〜。話せる状態の人が誰もいなかったから、不安で不安で……」
そんな俺の思考とは別に、少女はほっとした声を上げていた。絶望の淵に射し込んだ、希望の光に照らされたような、そんな声を。
「ところできみって、竜人じゃないよね?」
不意に聞かれて、意識を少女に向けさせられる。
「え、ああそうだな。まあギルドカードに正確な種族が出ないから、本当に何者なのかはよくわかってないけど」
「そんなの関係ないよ! こうしてお話しできるだけでも、今の私には十分すぎる幸せなんだよ。ふふふっ」
「……確かにそうだよな。あははっ」
いらないところまで言ってしまったと思ったけど、少女は嬉しそうに微笑んだ。それに釣られて、俺も微笑んでいた。
こんな状況なのに、互いの顔も知らないのに、こうして自然と笑みが溢れる。それは彼女の言う通り、十分すぎる幸せだと思った。
「きみの名前、聞いてもいいかな?」
彼女はひと息つくと、俺の名を聞いた。そして俺も、見知らぬ人に知られるのは危険だとか、そういったこと全てを気にせずに答えていた。
「俺はラグレス・モニターズ。みんなからはラグって呼ばれているよ」
「ラグ……、変わった名前だね。わたしは【リティ・ヴァルム】。リティって呼んでね」
俺が名前を告げると、自然な流れで彼女……リティはその名を教えてくれた。
「リティだな、覚えた」
「わたしもだよ、ラグ」
俺がその愛称を言うと、リティも俺を愛称を呼んでくれた。それだけでも、深呼吸する以上に心の安らぎを感じられた。
この暖かさは、ブレイブ以来だった。
旅を始めてから今まで、いろんなやつと出会ってきた。ヘキサたち6人隊や、ミーティアでの針縫さんや魔導王、そして焦土でのブレイブたち。もちろんそれ以外にもたくさんの人と出会い、関わり合ってきた。
でも、俺を愛称で、そして愛称として呼んだのは、ブレイブぐらいだった。だからリティの暖かさは、とても嬉しかった。
「ねえラグ、一つ聞いてもいい?」
「ん、いいけどなんだ?」
リティの断りに、俺は迷いもなく答える。すると彼女は嬉しそうに尻尾をゆらゆらさせて、問いかけを続けた。
「さっきギルドカードって言ってたし、きみも冒険者なの?」
「ああもちろん。今ちょうどギルドメンバーを集めてるとこなんだ。……と言っても、まだ9人+1匹しかいないけど」
「えっ!? すごい!! 自分たちでギルドをつくってるんだ。それってどんなギルドにするの?」
質問に答えながら、ギルドをつくってる最中だということも伝えてみると、リティは思わぬ食いつき様を見せた。
しかし最後のひと言で、はっと気づかされる。ギルドをつくるとは言っても、俺たちにその計画性は一切なかった。
「ええっと……そこはまだ考えてない。でも人が集まる、賑やかなギルドにはしたいな」
「賑やかな……いいなあ。里のギルドはそういうの一切ないから、憧れちゃうよ。」
まともな返答をしたとは思えないが、それでもリティは想像を膨らませるような言葉を返してくれた。おかげで俺も、出来上がったそれを思い描けるようになる。
場数の少なさゆえに、想像されるのは賑わう酒場ばかり。でもそれもいいかもしれないと、心の中で思った。喫茶店にするのも、心安らぐ空間になっていいなと思った。
だが、その将来を考えれば考えるほど、
「でも、今のままだと、ギルドをつくるどころか、依頼すら達成出来ずに食い殺されてしまう」
現実の状況に気が重くなってしまう。あの魔人と戦うことすらできないこの状態に、絶望感が募ってしまう。
「依頼?……っ!!!ねえラグ!きみの言う依頼って、もしかして【失踪事件の解決】とかじゃない?」
そんな時、依頼という文字に反応したように、リティが声を荒げて聞いてきた。
「ああ、そうだけど……え、まさか!? 嘘だろ!!?」
返答する最中に、思い出す。依頼主の欄にあった、【匿名ヴァルム】の名を。
「ああ、やっぱり……! やっと来てくれたんだ……!!!」
リティの口から、喜びの声が込み上げる。
その様子を見て、確信に変わる。あの依頼を出したのは他でもない、リティなのだ。
「うぅ……あのね、ラグ。その依頼、一か月以上前にわたしが出した依頼なの」
「い、一か月だって!?」
しくしく泣きながら告げるリティの言葉に、驚きを隠せなかった。
この手の依頼なら一か月も経てば、解決されるか、もしくは放置の末に悪化するかで、どちらにしろ消えてなくなるのだ。相手が相手なのもあるが、この状況は普通じゃない。
「依頼を出した時は、まだ行方不明者も少なかった。でもそのせいで依頼に目をつける人も少なくて、受けてくれた人も、行方不明者の一員になってしまった」
「依頼を出したタイミングのせいで、裏目に出たってことか?」
「うーん、まあそうなる……のかな?」
リティは首を傾げながら、さらに「でもそれが全てじゃないからね!」と、言葉を強くして付け加えた。
「それから3週間くらい経って、行方不明者の数は看過できないほどまで膨らんでいった。里から活気は消え失せて、商人も足を運ばなくなっていた。
でもそんな時、たったひとりだけやって来た商人さんがいたの」
「それがハヤテマルさんか」
「やっぱりあの狼さんから貰ったんだね。あの狼さんは素材を仕入れるついでに依頼を終わらせましょう、って言ってくれた。ただ……環境に耐えられなくて、結局どっちも出来なかったんだけどね」
「(そこまでだったのか………)」
あの時は冗談抜きでと表現したが、現実はそれすらも上回っていたらしい。毛皮って……大変だな。
「でも狼さんは依頼書を里から持ち出してくれた。そしてやっと、きみが応えてくれた。
でもそんなことも知らなかったから、本当に悲しくて。誰にも気付いてもらえずに死ぬのかなって、本当に怖くて。
だから、わたしは昨日、捜索隊に入ってしまった……」
徐々に活力の衰えていく声を聞いて、俺の心も落ち込んでいった。
リティの悲しみは、直接体験したことがない。俺はいつもひとりで突っ走ってたし、困った時はいつもそばに仲間がいた。
助けを求める人には、救ってあげる人が絶対に必要だ。それが今回、どういう風の吹き回しなのか、その役が俺に回って来た。
だから俺がリティを、竜人たちを救ってあげなきゃならないのに……
「ごめん」
「えっ? なんできみがあやまるの?ラグは何も悪く」
「悪いんだよ!」
リティは優しくなだめようとしてくれた。でもそれじゃあダメだと、その一心でついどなってしまっていた。
「いきなりどなって……ごめん。でも依頼を受けた俺が倒さなきゃダメなんだ。俺があの魔人を倒して、みんなを救わなきゃダメなんだよ!!!」
口に出せば出すほど、悔しさばかりが込み上げる。それに合わせて荒々しくなる口を、制御することなんて出来なかった。でも、
「……それは少し違うと思う。」
「えっ?」
リティの言葉に、思わず声が止まる。その時一緒に、余計な力が抜けていくのを感じた。
「わたしたち竜人族を救おうとする気持ち。それは本当に大事なことだよ。でも、だからと言ってそれをひとりで抱え込んじゃだめ。もっと周りの人に頼るべきだよ!」
「っ!!?」
リティにそう言われて、ハッとなる俺がいた。
6人隊も我道さんも、駆けつけることはない。でもたった1匹だけ、可能性があった。
毎回忘れているが、我道さんから貰った鈴がある。『詰んだらそいつで助けを呼べ』だったか? 今の状況は、その基準を十分に満たしている。
「ありがとうリティ、道が開そうだ!」
俺はリティに感謝を告げて、すぐにウエストポーチの中を漁る。フォークを刺されてる分、手は動かしにくい。それでもなんとか、漁ることはできる。
「この形、これだ!」
丸っこいものを掴んだ俺は、それを一気に引っ張り出しす。俺の手には、純白の鈴がしっかりと握られていた。
そして、
「今忙しいのかもしれないけど、助けてください!」
祈りを口にしながら、その手に力を込めた。その瞬間、
『また俺様に頼るのか? 腰抜けが!』
荒々しい声と共に、俺を留めるフォークの先に降り立つ、全身真っ黒な人面猫。
ネコ師範が、駆けつけてくれた。
(ryトピック〜里の特産品についてその2〜
【火龍石】
怒鉱の大火山のみで採掘される、炎の如き熱を秘めた鉱石。火龍と呼ばれる竜の魂が込められているとされるが、真相は明らかになっていない。
この鉱石を素材に作られた武器は、恒久的に炎属性をまとう。フライパンに使えば火種要らずだが………オススメはしない。
【ヘビーメタル】
各地の鉱脈で採掘される、高密度の鉱石。特に火山の鉱脈には上質なものが多いとされており、特産品として扱われている。
これを用いて作られる道具は非常に重たく、そして耐久性の高いものになる。攻撃を受け止めるタイプのタンクロールにはぜひ、オススメしたい素材である。
「ああ問題なく聞こえて……oh」
捉えると同時に、口が止まった。
一つ上で囚われていた少女は、緑色で袖がなくケープ付きの上着を羽織り、深緑のスカートを身につけていた。艶やかな赤髪は腰まで届き、素肌を隠す黒いロンググローブとニーソックスが、さらに美しさを際立たせる。
もちろん腰のあたりから生えた、緑色の鱗に覆われた尻尾も魅力的だ。でもそれ以上に主張が激しいのが、その豊満な胸だった。
下から見上げる状態ではあるが、頭が完全に隠れてしまい、彼女の表情が伺えない。トッキーのそれも相当だと思っていたが、この少女はそれ以上なのかも知れない。
「本当に!? 良かった〜。話せる状態の人が誰もいなかったから、不安で不安で……」
そんな俺の思考とは別に、少女はほっとした声を上げていた。絶望の淵に射し込んだ、希望の光に照らされたような、そんな声を。
「ところできみって、竜人じゃないよね?」
不意に聞かれて、意識を少女に向けさせられる。
「え、ああそうだな。まあギルドカードに正確な種族が出ないから、本当に何者なのかはよくわかってないけど」
「そんなの関係ないよ! こうしてお話しできるだけでも、今の私には十分すぎる幸せなんだよ。ふふふっ」
「……確かにそうだよな。あははっ」
いらないところまで言ってしまったと思ったけど、少女は嬉しそうに微笑んだ。それに釣られて、俺も微笑んでいた。
こんな状況なのに、互いの顔も知らないのに、こうして自然と笑みが溢れる。それは彼女の言う通り、十分すぎる幸せだと思った。
「きみの名前、聞いてもいいかな?」
彼女はひと息つくと、俺の名を聞いた。そして俺も、見知らぬ人に知られるのは危険だとか、そういったこと全てを気にせずに答えていた。
「俺はラグレス・モニターズ。みんなからはラグって呼ばれているよ」
「ラグ……、変わった名前だね。わたしは【リティ・ヴァルム】。リティって呼んでね」
俺が名前を告げると、自然な流れで彼女……リティはその名を教えてくれた。
「リティだな、覚えた」
「わたしもだよ、ラグ」
俺がその愛称を言うと、リティも俺を愛称を呼んでくれた。それだけでも、深呼吸する以上に心の安らぎを感じられた。
この暖かさは、ブレイブ以来だった。
旅を始めてから今まで、いろんなやつと出会ってきた。ヘキサたち6人隊や、ミーティアでの針縫さんや魔導王、そして焦土でのブレイブたち。もちろんそれ以外にもたくさんの人と出会い、関わり合ってきた。
でも、俺を愛称で、そして愛称として呼んだのは、ブレイブぐらいだった。だからリティの暖かさは、とても嬉しかった。
「ねえラグ、一つ聞いてもいい?」
「ん、いいけどなんだ?」
リティの断りに、俺は迷いもなく答える。すると彼女は嬉しそうに尻尾をゆらゆらさせて、問いかけを続けた。
「さっきギルドカードって言ってたし、きみも冒険者なの?」
「ああもちろん。今ちょうどギルドメンバーを集めてるとこなんだ。……と言っても、まだ9人+1匹しかいないけど」
「えっ!? すごい!! 自分たちでギルドをつくってるんだ。それってどんなギルドにするの?」
質問に答えながら、ギルドをつくってる最中だということも伝えてみると、リティは思わぬ食いつき様を見せた。
しかし最後のひと言で、はっと気づかされる。ギルドをつくるとは言っても、俺たちにその計画性は一切なかった。
「ええっと……そこはまだ考えてない。でも人が集まる、賑やかなギルドにはしたいな」
「賑やかな……いいなあ。里のギルドはそういうの一切ないから、憧れちゃうよ。」
まともな返答をしたとは思えないが、それでもリティは想像を膨らませるような言葉を返してくれた。おかげで俺も、出来上がったそれを思い描けるようになる。
場数の少なさゆえに、想像されるのは賑わう酒場ばかり。でもそれもいいかもしれないと、心の中で思った。喫茶店にするのも、心安らぐ空間になっていいなと思った。
だが、その将来を考えれば考えるほど、
「でも、今のままだと、ギルドをつくるどころか、依頼すら達成出来ずに食い殺されてしまう」
現実の状況に気が重くなってしまう。あの魔人と戦うことすらできないこの状態に、絶望感が募ってしまう。
「依頼?……っ!!!ねえラグ!きみの言う依頼って、もしかして【失踪事件の解決】とかじゃない?」
そんな時、依頼という文字に反応したように、リティが声を荒げて聞いてきた。
「ああ、そうだけど……え、まさか!? 嘘だろ!!?」
返答する最中に、思い出す。依頼主の欄にあった、【匿名ヴァルム】の名を。
「ああ、やっぱり……! やっと来てくれたんだ……!!!」
リティの口から、喜びの声が込み上げる。
その様子を見て、確信に変わる。あの依頼を出したのは他でもない、リティなのだ。
「うぅ……あのね、ラグ。その依頼、一か月以上前にわたしが出した依頼なの」
「い、一か月だって!?」
しくしく泣きながら告げるリティの言葉に、驚きを隠せなかった。
この手の依頼なら一か月も経てば、解決されるか、もしくは放置の末に悪化するかで、どちらにしろ消えてなくなるのだ。相手が相手なのもあるが、この状況は普通じゃない。
「依頼を出した時は、まだ行方不明者も少なかった。でもそのせいで依頼に目をつける人も少なくて、受けてくれた人も、行方不明者の一員になってしまった」
「依頼を出したタイミングのせいで、裏目に出たってことか?」
「うーん、まあそうなる……のかな?」
リティは首を傾げながら、さらに「でもそれが全てじゃないからね!」と、言葉を強くして付け加えた。
「それから3週間くらい経って、行方不明者の数は看過できないほどまで膨らんでいった。里から活気は消え失せて、商人も足を運ばなくなっていた。
でもそんな時、たったひとりだけやって来た商人さんがいたの」
「それがハヤテマルさんか」
「やっぱりあの狼さんから貰ったんだね。あの狼さんは素材を仕入れるついでに依頼を終わらせましょう、って言ってくれた。ただ……環境に耐えられなくて、結局どっちも出来なかったんだけどね」
「(そこまでだったのか………)」
あの時は冗談抜きでと表現したが、現実はそれすらも上回っていたらしい。毛皮って……大変だな。
「でも狼さんは依頼書を里から持ち出してくれた。そしてやっと、きみが応えてくれた。
でもそんなことも知らなかったから、本当に悲しくて。誰にも気付いてもらえずに死ぬのかなって、本当に怖くて。
だから、わたしは昨日、捜索隊に入ってしまった……」
徐々に活力の衰えていく声を聞いて、俺の心も落ち込んでいった。
リティの悲しみは、直接体験したことがない。俺はいつもひとりで突っ走ってたし、困った時はいつもそばに仲間がいた。
助けを求める人には、救ってあげる人が絶対に必要だ。それが今回、どういう風の吹き回しなのか、その役が俺に回って来た。
だから俺がリティを、竜人たちを救ってあげなきゃならないのに……
「ごめん」
「えっ? なんできみがあやまるの?ラグは何も悪く」
「悪いんだよ!」
リティは優しくなだめようとしてくれた。でもそれじゃあダメだと、その一心でついどなってしまっていた。
「いきなりどなって……ごめん。でも依頼を受けた俺が倒さなきゃダメなんだ。俺があの魔人を倒して、みんなを救わなきゃダメなんだよ!!!」
口に出せば出すほど、悔しさばかりが込み上げる。それに合わせて荒々しくなる口を、制御することなんて出来なかった。でも、
「……それは少し違うと思う。」
「えっ?」
リティの言葉に、思わず声が止まる。その時一緒に、余計な力が抜けていくのを感じた。
「わたしたち竜人族を救おうとする気持ち。それは本当に大事なことだよ。でも、だからと言ってそれをひとりで抱え込んじゃだめ。もっと周りの人に頼るべきだよ!」
「っ!!?」
リティにそう言われて、ハッとなる俺がいた。
6人隊も我道さんも、駆けつけることはない。でもたった1匹だけ、可能性があった。
毎回忘れているが、我道さんから貰った鈴がある。『詰んだらそいつで助けを呼べ』だったか? 今の状況は、その基準を十分に満たしている。
「ありがとうリティ、道が開そうだ!」
俺はリティに感謝を告げて、すぐにウエストポーチの中を漁る。フォークを刺されてる分、手は動かしにくい。それでもなんとか、漁ることはできる。
「この形、これだ!」
丸っこいものを掴んだ俺は、それを一気に引っ張り出しす。俺の手には、純白の鈴がしっかりと握られていた。
そして、
「今忙しいのかもしれないけど、助けてください!」
祈りを口にしながら、その手に力を込めた。その瞬間、
『また俺様に頼るのか? 腰抜けが!』
荒々しい声と共に、俺を留めるフォークの先に降り立つ、全身真っ黒な人面猫。
ネコ師範が、駆けつけてくれた。
(ryトピック〜里の特産品についてその2〜
【火龍石】
怒鉱の大火山のみで採掘される、炎の如き熱を秘めた鉱石。火龍と呼ばれる竜の魂が込められているとされるが、真相は明らかになっていない。
この鉱石を素材に作られた武器は、恒久的に炎属性をまとう。フライパンに使えば火種要らずだが………オススメはしない。
【ヘビーメタル】
各地の鉱脈で採掘される、高密度の鉱石。特に火山の鉱脈には上質なものが多いとされており、特産品として扱われている。
これを用いて作られる道具は非常に重たく、そして耐久性の高いものになる。攻撃を受け止めるタイプのタンクロールにはぜひ、オススメしたい素材である。
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