学生の下らない哲学

マルピン

普通とは

[はじめに]
この作品は学校という複雑な世界で生きる学生の下らないものです。
「何だこいつ、イキリやん」
位のノリで見てくれれば嬉しいです(^^)


[普通は存在しない]
「お前普通じゃねえな」とか「普通違うだろ」とかよく言われたりするが、ではそもそも普通とは何か。辞書で調べると、
( いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま。 )
と出てくる。これを見た時にまず思ったことはどこにでもあるようなものがあるのか、ということだ。子供のような理論だが地面や空気だって、宇宙空間からすれば存在しないものである。そこで私は普通の定義を変えて考えてみた。それは
( いつ、誰がもしくは何が、どういう目線からみても何の異常も感知しないもの。 )
こう考えてみてもやはりそんなものは無い。何故なら、例えば今私達日本の日々の暮らしは我々からしたらなんてこと無いがストリートチルドレンからしたらとても贅沢なものに感じるだろう。逆に経済発展国からしたらちっぽけに思えるだろう。そんな風にして色々と考えてみても普通は存在しないのだ。


[何故普通が出来上がるのか]
今ので普通は存在しないという仮定が作られた。では何故人々は普通などという言葉を使うのだろうか、その答えは容易に想像できる。人々が勝手に作り出した普通は文字通りのものではなく、周りの人間達と自分の平均から生み出した偽りのものであるからである。
例えばある人間(X)が最新作のゲームを持っていたとする。だがXの友達はそれを持っていない。すると、
「Xは皆が持ってないゲームを持っているから凄い」
とXは目立ち、もしかしたら人気者になれるかもしれない。しかし、友達もそのゲームを持っていればXが目立つことも人気者になれる可能性も無かったのである、つまりそれが周りが言う普通と化すのだ。分かりやすく説明すると、
     自分+周りの人
--------------------=普通
              人数
という公式が出来るわけである。


[いじめられている人へ]
いじめてる側はあくまでも自分より社会的に弱い人間を見つけ勝手に普通以下の存在にしているだけの身体的・精神的な弱者である。そんな人の一挙一動に怯え、惨めにはなりたくないはずだ。だからすべきなのは暴力では無く、社会的な力を蓄えることである。いじめてる奴の言う普通というのは、周りによって縛られた間違った固定概念であることを忘れないで欲しい。この作品が出来た4ヶ月と17日前私の友達が亡くなった、自殺だった。理由は同級生と教師からの陰湿ないじめだった。これ以上苦しみ、自ら死を選ぶ人間を見たくない、だから今を楽しく生きてください。

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