魔王でもゴロゴロしたい!

ユキ

8.またやばいのきちゃった、マジでどうしよう(汗)

その後話し合いの結果シャドーウォーカーの名前はシャロに決まった。
話してわかったがシャロはなかなか表情がない、というよりいつも無表情だ。
「ねえ、シャロ笑ってみてよ」
「かしこまりました。....これでいいですか?」
そう言い、ニタァ〜と口角が上がっていく。
違う、意味的にはその捉え方はあってるけどそうじゃない。
「い、いや普通に笑ってよ、その顔なんか「どうだ抵抗してみろ雑種」とか言ってそうな顔だよ」
「どうだていこうしてみろざっしゅ」
「言えって言ってないよね!?」
その後表情筋運動第1を何回かし、少し笑顔を見せるようになった。
その後十分程笑顔体操...もとい、表情筋エクササイズをしていたら少し笑えるように...なって...ないわ、うん。
まあ、これから少しずつ頑張っていけばいいと思うよ(白目)

それはそうと、今日も今日で1人従者を呼ぼうと思うよ!今日こそは魔王にふさわしい奴を作るか呼ぶかしよう!!絶対に!!
そして魔法陣を展開させ、魔力を注いで行ったのだが...何か嫌な予感がする。
「またごっそり魔力取られたな...なんか魔法陣から煙出てないか?あれ?これ大丈夫?」
煙当たった地面がなんか溶けてる?んですけど。これ大丈夫じゃないよね?絶対に呼んじゃいけないやつとかじゃないの?

そんなこと考えながらも結界魔法で床が溶けないようにするも。

「まじか!!結界魔法も溶けるのかよ!!」
やばい。後で怒られるぞ、やばいの出るぞ、絶対。もう魔力注いでないのに。
「とりあえず結界魔法強化して囲ったけど...」
またとんでもない奴が出てきてしまったかも知れない。
とりあえずステータスは....
名前.コドク(孤毒)
LV.9862
HP.2685156
MP.12561
STR.0
MATK.6452
DEF.56
FLEE.569488
LUCK.0
称号(万死を与えし者、死者の大魔術師エルダーリッチ骸骨の魔法使いスケルトンメイジ死の支配者オーバーロード、不死者、孤独者、嫌われ者、英雄、勇者、化け物、影人、死を送りし者、死神、毒毒、最も神に近い者、)
スキル(致死毒:LVMAX、毒のオーラ:レベルMAX、空間魔法:LVMAX、絶望のオーラ:LV8、p@#',g42あわ、g)
おいおい、待ってくれよ、いや真面目に。
こんなとんでもミックス呼んだ覚えねえよ、もうどうせならスライムとかで良いよ。
「やあ、君が救ってくれたんだね、ありがとう」
いきなりなんなんだ?救う??何を言ってるんだ?
「君は....新しい魔王かな?」
「えっと、あ、はい、そう見たいです。...あの、ステータス途中から見えなくなってるんですけg」
「いやあ、久しぶりに生き物と喋ったなあ、この結界魔法すごいね、体に張り付いてくるよ、それに呪いもいつの間にか解けてるし。こんなに自由に動けるのは久しぶりだ、さあ外に行こうよ、大丈夫変身して生身とおんなじ感じにするからさ、人から見たら普通に人間に見えるようにする、あ、この大鎌も置いとかないとね。今アイテムボックスにしまうから待っててね、それよりここはなんていう町なの?何千年ぶりの町だから心がぴょんぴょんしてるよ、早く準備して、さあさあ!」
どうやらこの人は人の話を聞くのが苦手らしい、初めて遊園地に来た子供みたいなはしゃぎっぷりだ、見た目骸骨のローブ羽織って大鎌もって床とか溶かす煙出してる奴がぴょんぴょん跳ねてるのはすごくシュールだ。
とりあえず、この人?のことをいろいろ聞かないと。
「えっと、コドク?さん?で良いんですかね?なんて呼べば良いのか分からなくて」
赤い眼光がギョロっとこっちに向いたかと思ったら一瞬で目の前に来た。術者なのに敬語使ってしまうくらい怖い。多分道端でばったり会ったりしたら失禁してしまいそう。てかしそうやばい、プルプルなる。
「君は魔王なんだからもう少し堂々としないとダメだよ??と言ってもそれも仕方ないか。そうだね、外に出る前に少し僕の話をしようか…」
そこで語られる話を僕は涙ながらに聞くことになるが...それは次のお話で。

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