魔王でもゴロゴロしたい!

ユキ

7.召喚って楽しいけど...

新しく今日から住むことになった家に帰ると従者が1人、出迎えてくれた。
「おかえりなさいませ。ユキ様、お疲れでしょう、お風呂の用意が出来ております。」
「ただいま!お風呂あるのー!やったー!ありがとうー!!」
お風呂というキーワードで一気にテンションが上がってしまった。なかなかこの従者は分かってるな、あれ?そういえば。
「えと、名前なんて呼べばいいのかな?」
「あ、自己紹介がまだでした!!申し訳ございません!」
「いや、聞かなかったこっちが悪いし大丈夫だよ。」
「そうでございますか?それでは改めまして。私はクトゥル・トルティルナと言います!覚えてくださられたら誠、幸福の極みでございます!!」
「トルティルナって言うと魔国の代官の1人じゃないか?」
「ご存知で!?ありがとうございます!!」
「じゃあ君はあのベルナの娘...?なの?」
「お父上の名前も覚えてもらえてたのですね!!はい!私ベルナ・トルティルナの一人娘でございます」
へー、あのオッチャン結婚してたのか、知らなかった。
「じゃあ、クトゥルすまないがお風呂に入らせて貰うよ」
「はい!お洋服お持ちしてまいります!」
今日はゆっくりと浸かって、新しいこと部屋でゴロゴロしよっと....まあ魔王城に戻らないといけないけどね。



お湯から上がり、ご飯も食べて、お母様にもあって、みつ首さんと散歩して。
「やっと戻ってこれた...」
部屋にやっと戻ってこれた。コレで召喚魔法?てきなのが出来る!
というのも、称号の魔王によって新しい仲間が作れる…またわ呼び出せるらしいのだー!こないだ知ったんだけどなかなか使う機会がなくてなー!たのしみ!!
ベルセポネ召喚?なにそれ?美味しいの?そんなの知らないですよ?興味ないですね?ハーデス?冥王様ですねはい。
「....とりあえず!1回使ってみよっ!」
ウッキウキな気分で使ってみた...が。
次の瞬間僕は倒れた。



次の日、目がさめると目の前には見知らぬ...いや、すごく見知った・・・・顔の配下・・がいた。
「おはよう、ますたー。」
やばいめちゃめちゃ知ってるぞこいつ。なんで目の前にいるんだ?
前世の自分が・・・・・・
「むしされた...」
「あ、ご、ごめん...」
「いや、いい。きにしてないし...」
これ絶対気にしてるやつだ。
とりあえず起き上がろうとするが立ち上がれずまたベッドに倒れてしまう。
力が入らない?なんでだ?
「ますたー。たぶん、わたしをつくったからまりょく、ない。」
そっか、魔力って生命力みたいなもんなんだね。そっかそっか...
んで作ったてことは昨日仕掛けたやつか?こんなにごっそり魔力減るとか知らなかったんだけど。
「えっと、なんて呼べばいいかな?作ったから僕がつけないといけないのかな?」
「ん、ますたー。なまえちょうだい。」
やっぱりか。うーん、なんて付けよう。
とりあえずステータス見てみようか、それから考えて見よう。
ステータス
名前.???(シャドーウォーカー)
LV.1
HP.100
MP.467
STR.56
MATK.180
DEF.5
FLEE.92
LUCK.568
称号(魔王の配下、アサシン、影を操りし者、影を歩む者)
スキル(影移動、影使い、虎視眈々、ディメンションブレイカー)
おっふ...強いのか弱いのかわかんねぇー...スキルも分かるのあるけどわかんないのもあるし。虎視眈々ってなに、ディメンションブレイカーってなに。めちゃめちゃかっこいいやん、羨ましい。
「ますたー?」
「え、あ、そうだな…うーん…じゃあ、シャーちゃん!」
そ、そんなに嫌だった?そんな睨まなくてもいいじゃん!少しふざけて見ただけじゃん!
「冗談だよ!ちゃんとつけるからそんなに睨まないでよ。」
「もうすこしでかげにかえるところでした。」
「ごめんって、ちゃんと考えてつけるからもう少し待って!」
「ん」
とは言ったもののあまり名前付けるの苦手なんだよなー、んー。
シャドーウォーカー...シャドー...ウォーカー...シャロ...ん!決めた!!
「よし決めた!!今日から君はシャロの助だ!!」
その後、3時間後の朝ご飯までシャロの助は影から戻ってこなかった...

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